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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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スペースX の IPO について

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① 日本の証券会社で買えます

楽天証券とSBI証券は5月27日、米Nasdaqへの上場を計画する米SpaceXをIPO銘柄として取り扱うと発表し、日本の個人投資家は両社を通じて新規公開株を公開価格で抽選により申し込めるようになりました。さらに米国みずほ証券が日本国内の幹事証券として参画し、みずほ証券・楽天証券・SBI証券の国内3社が個人投資家向けの募集を取り扱います。

ポイントは2つあります。楽天証券・SBI証券にとって米国株のIPOを取り扱うのは今回が初めてで、2社揃ってスペースXで”米国株IPOデビュー”を飾ることになります。それだけ証券業界にとっても異例の案件ということです。そして注意点として、SBI証券の案内では米国株式IPOはIPOチャレンジポイントの対象外とされており、国内IPOと同じ感覚でポイントを使えるとは考えないほうがよいです。

スケジュールは、ティッカーシンボル「SPCX」での上場を予定し、早ければ6月12日にも上場を計画していると報じられています。ただし2026年5月27日時点で、上場日・仮条件・申込期間・抽選日などの詳細はまだ未定です。

② なぜこんなに話題なのか:「史上最大」の数字

話題の核心は、その規模が文字通り桁違いだからです。上場時の企業評価額は1兆7500億ドルから2兆ドル、IPOによる資金調達額は750億ドルから800億ドル規模に達し、2019年に上場したサウジアラムコの約290億ドルを大きく上回り、史上最大のIPO案件となります。

この「2兆ドル」を日本円と日本経済で実感してみましょう。

比較対象 規模 スペースX(約319兆円)との比較
スペースX評価額 約319兆円(2兆ドル)
トヨタ自動車 時価総額 約40兆円前後 スペースXはトヨタ約8社分
日本のGDP(名目) 約600兆円 スペースX1社で日本経済の半分以上
日本への募集上限 約3200億円 トヨタ時価総額の約0.8%

イーロン・マスク氏が率いるスペースXはIPOにおける評価額の目標を2兆ドル(約319兆円)超に引き上げ、2兆ドル超ならエヌビディアなど5社を除きS&P500種の全銘柄を上回ります。これが実現すれば、メタやテスラを抜き、エヌビディア、アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾンに次ぐ世界第6位の上場企業となります。

日本での募集規模は、上限20億ドル(約3200億円)の株式を日本で販売する見込みで、米ドルでの取引となり、仮条件の決定と申し込み期間は6〜11月の間を予定しています。

なぜ高い評価額がつくのか(事業の中身): Starlinkはすでに「キャッシュカウ」と化しており、2025年の売上高は約106億ドル、EBITDAは58億ドル、利益率は54%、世界の加入者数は1000万人を突破しています。一方で、同社は昨年、売上高186億7400万ドルに対し純損失49億3700万ドルを計上したことがIPO申請書類から判明しています。つまり夢はあるが、まだ赤字の会社です。

③ 専門家・Xの声:「ITバブル1999年に酷似」という警告

専門家の評価は決して楽観一色ではありません。

IPO時の評価額が2兆ドルだとすれば、2040年の売上高1500億ドルの13倍、EBITDA950億ドルの21倍に相当し、いずれもマグニフィセントセブン7銘柄のバリュエーションに対して外れ値的な位置づけになると結論づけられています。あるアナリストはこう言っています。「今後14年間の収益成長を織り込んだとしても、スペースXの評価額は米国の時価総額上位企業に比べて割高で、成長ポテンシャルがどれだけ高くても評価額については納得できない」。

そして象徴的なのが、SpaceX、OpenAI、Anthropicと続くこのIPOブームが「ITバブル絶頂期」1999年と酷似しているのではないかという指摘です。1999年の熱狂のあとに何が起きたかを知っている世代なら、この言葉の重みが分かるはずです。

1999年〜2000年のドットコムバブルについて、正確な数字を確認します。個別企業の下落率と回復について追加確認します。

スペースXのIPOを語るとき、専門家が口を揃えて持ち出すのが「ドットコムバブル」です。これは決して古い昔話ではなく、今の状況と不気味なほど似ています。

ITバブル(ドットコムバブル)とは、1990年代後半から2000年ごろにかけてインターネット関連企業の株価が急激に上昇し、その後崩壊した現象で、「.com」と名前が付く企業への期待が過熱し、業績がほとんど出ていない企業の株価までが高騰しました。

数字で見ると熱狂ぶりがよく分かります。通信関連銘柄が多いナスダック総合指数は1996年には1000前後で推移していたのが、1998年9月に1500、1999年1月には2000を突破し、2000年3月10日に大天井5048.62をつけました。このピーク時点で、ナスダック総合指数は1年間で約100%上昇しており、多くのインターネット企業のPERは数百倍から数千倍に達し、中には収益がゼロの企業も高い株価を維持していました。

ここがスペースXとの共通点です。 当時も「夢」と「将来性」だけで、赤字や無収益の会社に莫大な値段がついていました。今回のスペースXも、前回お伝えした通り純損失約49億ドルの赤字企業に約319兆円の値段がつこうとしています。「実体より期待が先行する」構造が、そっくりなのです。

熱狂の代償は凄まじいものでした。

ナスダックは米ITバブルの崩壊を受けて急落し、下落率は2002年10月9日に77.9%に達しました。別の記録では、天井となった2000年3月10日から2002年10月10日までの2年7カ月の間で、ナスダック総合指数は5,132ポイントから1,108ポイントまで約5分の1になりました。

つまり、100万円が約22万円になったということです。指数全体でこれですから、個別の人気株はさらに悲惨でした。

崩壊の引き金もスペースXの状況と重なります。FRBは1999年6月から2000年5月にかけて政策金利を4.75%から6.5%へと引き上げ、この利上げにより企業は資金を借り入れることが難しくなり、市場に不安が広がりました。金利と決算がきっかけで、夢で膨らんだ株価が一気にしぼんだのです。経済全体で見ると、バブル崩壊によりアメリカ全体で約5兆ドルの市場価値が消滅したと言われています。

「指数」だと実感しにくいので、当時の代表的な企業の運命を5つ挙げます。生き残った会社と、消えた会社で明暗がくっきり分かれました。

# 企業 何が起きたか
1 Amazon 2000年のドットコム・バブル崩壊時には株価が90%以上下落する厳しい局面を迎えたが、ジェフ・ベゾス氏の指揮のもと、赤字を厭わない再投資戦略によって生き残った
2 Pets.com 時価総額約3億ドル・大幅な赤字。バブルの象徴とされ、上場からわずか約9ヶ月で廃業
3 Yahoo! 時価総額約1,280億ドル・収益の約238倍という極端な割高。崩壊で株価は数十分の一に
4 Priceline.com 時価総額約90億ドルで収益がほぼゼロ。株価は99%近く下落したが、のちに事業転換で復活
5 多数のITベンチャー 多くのIT関連ベンチャーは倒産に追い込まれ、2002年の米国IT関連失業者数は56万人に達した

この表が伝える一番大事な真実は、「正しい会社を選んでも、買う値段とタイミングを間違えれば大やけどする」ということです。 Amazonは今や世界的大企業ですが、それでも一度は9割下落しました。Amazon、eBay、Googleなど有力な一部のベンチャーを除き、利益を上げていない企業は株価が大きく落ち込み破綻に追い込まれました。

④ 回復までどのくらいかかったか——驚きの「15年」

ここが一番、視聴者の方に知っておいてほしい数字です。

ナスダックはその後いったん持ち直したものの、リーマン・ショックや欧州債務危機の発生などにより長期にわたって低迷し、2000年3月10日の高値を回復したのは2015年4月23日でした。

つまり、ピークで買ってしまった人が”含み損ゼロ”に戻るまで、約15年かかったのです。

⑤ 今回のスペースXとの共通点・相違点

観点 1999〜2000年 ITバブル 2026年 スペースX IPO
過熱の理由 「インターネット」という夢 「宇宙・AI・マスク」という夢
業績の裏付け 赤字・無収益企業が続出 純損失約49億ドルの赤字
バリュエーション PER数百〜数千倍 専門家が「割高」と指摘
金利環境 利上げが引き金に 高金利環境が継続
個人の参加熱 素人まで殺到 日本中で「買えるなら」と話題

ただし、フェアに違いも言っておきます。スペースXは無収益のPets.comとは違い、Starlinkという本物のキャッシュを生む事業を持っています。Amazon側に近い「生き残る会社」かもしれません。けれど——それでもAmazonは一度9割下げた。会社が立派でも、株価の暴落は別の話なのです。

⑥ かおるの結論

歴史は「同じことは繰り返さないが、よく似た韻を踏む」と言われます。1999年が教えてくれるのは、3つです。

ひとつ、夢の大きさと株価の安全性は別物だということ。ふたつ、たとえ正しい会社でも、高値で掴めば回復に15年かかることがあるということ。みっつ、バブルの最中に「今回は違う」という言葉が一番危ないということ。

 1999年の人たちも、自分がバブルの中にいるとは思っていませんでした。みんな「インターネットは未来だ、乗り遅れたくない」と本気で信じていた。今の「宇宙は未来だ」と、まったく同じ熱です。だからこそ、老後資金は夢に賭けない。少額の余裕資金で夢を見るのは自由ですが、生活と老後の土台は、毎年配当を振り込んでくれる地味な高配当株で固める。15年待てない年齢だからこそ、暴落しても配当が入り続ける仕組みが、いちばんの守りになります。


動画化のヒント: この内容は「【歴史は繰り返す】スペースXの熱狂、25年前と同じ匂いがします」のような切り口が刺さります。①の熱狂→②の暴落→④の「15年」をサムネの数字に使うと、宇宙の話題性で広く拾いつつ、かおるさんの「実体験で守る」ブランドと完璧に噛み合います。前回のスペースX解説と2本セット(チャンス編+警告編)にすると視聴維持率も伸びます。スライドPPTX版が必要なら作成します。

④ 当たる確率は?過去の大型IPO5事例で検証

まず大前提。IPOに当選すれば非常に高い確率で利益を得ることができるのは事実ですが、個人投資家がIPOに当選するのは至難の業です。スペースXは世界中の注目を集める「史上最大」案件。日本枠は約3200億円と限られ、当選倍率は通常の人気IPO以上に厳しくなると考えるのが自然です。体感的には「当たればラッキー、外れて当たり前」のレベルです。

そして「当たった=儲かる」でもありません。 過去の大型・話題IPOの”その後”を見てください。

  1. ARM(2023年) — 公開価格51ドルに対し上場初日終値63.59ドルと約25%上昇、翌日69ドルの最高値をつけたが、その後下落し10月20日には46.5ドルと最高値から約32.6%下落。初値で買った人は含み損です。
  2. メタ/Facebook(2012年) — IPO直後に公開価格38ドルを大きく割り込み、回復までに1年以上かかった有名な事例。
  3. サウジアラムコ(2019年) — 史上最大とされたIPOも、上場後は長期的に株価が低迷した時期があり「規模=株価上昇」ではないことを示しました。
  4. 多くの日本IPO(初値天井) — 上場後、多くのIPO株の株価は値下がりする傾向にあり、特に初値を付けた後すぐに大きく値下がりする「初値天井」と呼ばれる銘柄が多い。
  5. 半導体・AI関連株の決算反応 — 2025年7月にはAI投資を増やすと公表しても決算で高い期待を超えられなかった銘柄に市場は厳しく反応し、クアルコムやアームが大幅安となりました。期待が高いほど反動も大きいのです。

つまりIPO株が上場した後の動きは大きく分けて、①順調に上昇、②上場直後に高値→大きく下落して低迷、③下落後に下げ止まり再上昇、の3種類があり、話題株ほど②のリスクが高くなります。

⑤ 当たった場合の3つの見通し

シナリオ 内容
楽観的 上場初日に公開価格を大きく上回り、Starlink・宇宙インフラ独占への期待で株価が数年で2〜3倍に。早期当選者は大きな利益。
中立的 初値は公開価格を上回るが、ARMのように数週間〜数ヶ月で調整。1〜2年保有して期待半分・忍耐半分のリターン。
悲観的 「ITバブル1999年酷似」が的中。初値天井をつけたあと2兆ドルの割高評価が剥落し、公開価格割れの長期低迷。赤字企業ゆえ業績次第で大きく沈む。

⑥ ウォーレン・バフェット的に見る

実際にこういうIPOで資産を増やした人はいるのか?答えは「一部の早期当選者・短期売却者にはいた。ただし”再現性”はほぼない」です。当たるか外れるかは抽選、上がるか下がるかは市場次第。これは投資ではなく運の比重が大きいゲームです。

ウォーレン・バフェットはIPOをほぼ買いません。理由はシンプルで、IPOは「売り手(会社と既存株主)が一番高く売りたいタイミング」で出てくるものだから。情報も価格も売り手有利に設計されています。さらにバフェットは「自分が理解できないビジネス(能力の輪の外)には投資しない」「赤字で利益の裏付けのない企業の将来価値は読めない」という原則を持っています。純損失49億ドルを出し、評価額が割高だと専門家にすら言われる銘柄は、まさにその真逆です。

💡 夢のあるIPOほど熱狂しやすい。「史上最大」「マスク」「宇宙」の3つが揃えば、人は冷静さを失います。でも老後資金の核心は、当たるか分からない抽選ではなく、地道な高配当の積み上げ。スペースXに突っ込む3200億円より、毎月配当を生む1株の積み重ねのほうが、48歳からでも人生を変えます。買うなら、お小遣いの範囲・少額・余裕資金だけ。これが鉄則です。

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IPO後に大化けした企業と大損した企業の正確な数字を確認します。大損した企業の具体例を確認します。十分な情報が揃いました。動画台本としてまとめます。


スペースXのIPOを考えるうえで、過去の「天国と地獄」を10社ずつ見ておきましょう。同じIPOでも、ここまで運命が分かれます。

 IPOから大化けした企業10選

これは「上場時に買って持ち続けていたら、人生が変わった」会社たちです。

# 企業 ストーリー
1 Amazon 1997年上場。IPO価格はわずか数ドル(分割調整後)だったが、その後株価は急騰。一度はバブルで9割下げながらも、今や数百倍。IPO長期保有の最強事例
2 Apple 1980年上場。当初は一電機メーカー扱い。iPhoneで世界一の時価総額企業へ。上場来で数百倍
3 Microsoft 1986年上場。OS独占でPC時代を制覇。配当も出す成熟企業になり、長期保有者に莫大なリターン
4 Google(Alphabet) 2004年上場。検索広告で爆発的成長。SpaceXの初期VCであるGoogleは1,000億ドルのリターンを見込むほどの資金力を持つ巨人に
5 NVIDIA 1999年上場(まさにドットコム期)。ゲーム用半導体からAIの主役へ。バブルを生き延び、上場来で桁違いの上昇
6 Tesla 2010年上場、公開価格17ドル。EV・自動運転への期待で一時数十倍。マスク銘柄の代表
7 Netflix 2002年上場。DVD郵送→動画配信へ転換し、上場来で数百倍。事業転換の成功例
8 楽天 2000年に日本で上場。ネット通販の草分けとして急成長
9 キーエンス 日本を代表する高収益企業。長期で株価が大きく上昇し、優良成長株の象徴に
10 ファーストリテイリング(ユニクロ) 上場後、グローバル展開で株価が大きく伸びた日本の代表的成功例

この10社の共通点: ①本物の利益・キャッシュを生む事業を持っていた、②上場時はまだ「割安」または「適正」だった、③長期で持ち続けた人だけが果実を得た——という3点です。

IPOで大損した・失敗した企業10選

逆に「夢に殺された」会社たちです。これがスペースXを考えるうえで、より大事です。

# 企業 何が起きたか
1 Pets.com 時価総額約3億ドル・大幅な赤字でドットコムバブルの象徴に。上場から約9ヶ月で廃業
2 WeWork 当初470億ドル(約5兆円)と言われた評価額が、S-1の内容を巡り80%近く引き下げられ、2019年9月にIPO計画を断念。上場申請を撤回。のちに上場するも経営破綻
3 Webvan ネットスーパーの先駆け。巨額の物流投資が回収できず、上場から約1年半で破綻
4 Priceline.com 時価総額約90億ドルで収益がほぼゼロ。バブル崩壊で株価は99%近く下落(のちに事業転換で復活)
5 Peloton(ペロトン) 2019年に公開価格29ドルで上場したが、間もなく23ドルと2割超下回った。コロナ特需の反動でその後9割以上下落
6 Greenlane Holdings 公開価格17ドルで上場したが、株価は4ドルを割り込み、公開価格を約79%下回る水準に
7 Yahoo! 時価総額約1,280億ドル・収益の約238倍という極端な割高。崩壊で株価は数十分の一、最終的に事業売却
8 Robinhood 2021年上場。ミーム株ブームの象徴として上場直後に高値、その後大きく下落(後年回復)
9 Coinbase 2021年に華々しく上場するも、暗号資産市場の急落とともに公開価格を大きく割り込む時期が続いた
10 メルカリ・多数の日本IPO 国内でも初値高騰後に長期低迷する「初値天井」銘柄が続出。前回お伝えした通り多くのIPO株は上場後に値下がりする傾向がある

この10社の共通点: ①利益の裏付けが薄い、または赤字、②「夢」と「ストーリー」で評価額が膨らんでいた、③上場が”売り手が一番高く売りたいタイミング”だった——という3点です。

⚖️ 両者を分けたものは何か

天国組と地獄組を分けたのは、結局たった2つです。

ひとつは本物の利益があったか。Amazon・Appleは赤字期があっても、最終的にキャッシュを生む構造を持っていました。Pets.com・Webvanは夢だけでした。もうひとつは買った値段が適正だったか。NVIDIAでさえ、ドットコム期の高値で掴んだ人は回復まで長く苦しみました。よい会社でも、高く買えば負けるのです。

🤔 では、スペースXはどっち側か

正直に言えば、両方の要素を持っています。JPモルガンの推計では目標評価額は1兆7500億ドルで、Googleなど初期VCは巨額のリターンを見込み、初期VCは600億ドルの純利益を確保するとされます。Starlinkという本物のキャッシュ事業がある点は「天国組」寄りです。

一方で、前回お伝えした通り赤字企業であり、専門家には「割高」と指摘されている点は「地獄組」の危険信号と重なります。つまり、会社が生き残るかどうかと、IPOで買ったあなたが儲かるかどうかは、別の問題なのです。

この20社を並べて分かるのは、「大化け株を当てるのは、後から振り返れば簡単に見えて、その瞬間には誰にも分からない」ということです。1999年の人はNVIDIAとPets.comの区別がつきませんでした。だからプロでも分散するのです。スペースXがAmazonになるか、Pets.comになるか——その賭けに老後資金を張る必要はありません。当たるか分からない1社に賭けるより、毎年確実に配当をくれる74銘柄に分けておく。それが、48歳から始めた私がたどり着いた答えです。夢を見るなら、なくなっても困らないお小遣いの範囲で。

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