※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のどちらかを選ぶなら、私はどちらでも大きな間違いにはならないと考えています。中身はかなり重なっていて、違いは「アメリカ以外をどれだけ持つか」にほぼ集約されます。この記事では、2つの違いを私が調べ直した範囲で並べ、50代の私がどちらをどう持っているかを記録しました。どちらを買うべきかを示す記事ではありません。
筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の金融商品、特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。本記事は2026年10月時点のものです。記事内で挙げている商品名は、私の保有状況・検討状況の紹介であり、推奨ではありません。信託報酬やベンチマーク、組入比率は変わりますので、最新の内容は必ず交付目論見書でご確認ください。
この記事はもともと2025年4月に書いたものです
この記事は2025年4月1日に公開したものを読み返して書き直しています。書き直していちばん驚いたのは、当時私が書いていた信託報酬の数字が、もう古くなっていたことでした。
投資信託のコストは下がることがあります。ベンチマークの名前や組入比率も変わります。ですから、この記事に書いた数字も「私が2026年10月に確認した時点のもの」として読んでいただきたいです。買う前には必ず交付目論見書と月次レポートをご自身で見てください。
結論:私はどちらも「悪い選択ではない」と見ています
先に結論を書きます。私はこの2つを比べて、どちらかが優れているという結論を出していません。
理由は単純です。全世界株式のほうも、中身の半分以上はアメリカの会社です。つまり2つは別物というより、「アメリカだけを持つか、アメリカを多めに持ちながら他の国も入れるか」の違いだと私は理解しました。どちらを選んでも、保有している会社の多くは同じです。
そのうえで、私が自分のために選んだ基準は「下がったときに売らずにいられるか」でした。成績の予想ではなく、自分が続けられるかどうかです。
2つの違いを、私が確かめた範囲で並べます
下の表は私が自分の整理のために書いたものです。これは私の検討状況の紹介であり、どちらかの購入を推奨するものではありません。評価や星の数のような「おすすめ度」は、前の版に入っていましたが、私が決められることではないので外しました。
| 項目 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
|---|---|---|
| 連動する指数 | MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース) | S&P500指数(配当込み、円換算ベース) |
| 対象 | 日本を含む先進国と新興国 | アメリカの代表的な企業 |
| 信託報酬(年率・税込、2026年10月に確認) | 0.05775%以内 | 0.0814%以内 |
| アメリカの比率 | 半分以上(時価総額で変動) | すべてアメリカ |
| 新興国を含むか | 含む | 含まない |
| 為替の影響 | 複数の通貨に分かれる | 米ドルの動きをまとめて受ける |
いずれも「以内」と書かれているとおり上限の表示です。また、ここに書いた比率や指数の名称は変わることがあります。
信託報酬を調べ直したら、私が書いていた数字が古くなっていました
ここは正直に書いておきます。2025年4月に私が公開した版では、全世界株式のほうを「0.1133%程度」、米国株式のほうを「0.09372%程度」と書いていました。2026年10月に目論見書の内容を確認し直したところ、全世界株式は0.05775%以内、米国株式は0.0814%以内になっていました。
つまり、私が1年半前に書いた数字をそのまま信じていた方には、実際より高いコストをお伝えしてしまっていたことになります。申し訳ありませんでした。
この経験から私が学んだのは、コストの数字は記事ではなく一次資料で見るしかないということでした。運用会社のサイトにある交付目論見書には、必ず最新の料率が書かれています。私もそこを見るようにしています。
なお、この2つのコスト差は年率で0.02%台です。100万円を1年持ったときの差は数百円の水準になります。私はこの差だけで選ぶ理由にはしませんでした。
中身がどれだけ重なっているか
私が最初に意外に思ったのは、2つの上位の組入会社がほとんど同じだったことです。全世界株式のほうを買っても、私が名前を知っているアメリカの大きな会社が上のほうに並びます。
前の版では「オルカンの中身は約60%がアメリカ」と書いていましたが、この比率は各国の株式の時価総額で決まるため、毎月動きます。今回は具体的な数字を書かず「半分以上」という書き方に直しました。正確な比率を知りたいときは、運用会社が毎月出している月次レポートの国・地域別構成比を見ると載っています。
ここで私が大事だと思ったのは、比率が「自動で変わる」という点です。アメリカが縮んで別の国が伸びれば、全世界株式のほうは何もしなくても比率が入れ替わります。米国株式だけを持つ場合は、そのときに自分で持ち替えるかどうかを決めることになります。
別の運用会社の全世界株式との違いを聞かれることについて
「同じ指数に連動する全世界株式の商品が他社にもあるが、どちらがいいのか」とよく聞かれます。これも私には答えられない質問です。
ただ、確かめ方だけは書けます。同じ指数に連動する商品であれば、見るところは信託報酬、実質的なコスト(運用報告書に出てくる実質コスト)、純資産総額、そして指数との差(かい離)の4つです。基準価額の数字の大小は、1口あたりの値段の違いにすぎませんので、高いほうが割高だとか安いほうが買いやすいという意味ではありません。私も最初はここを勘違いしていました。
この4つは各社の月次レポートと運用報告書に書かれています。私は自分で見比べて決めるようにしています。どの会社の商品がよいという話は、私の立場では書けません。
50代の私が、どちらをどう持っているか
私は積立の中心を全世界株式のほうに置いています。米国株式のほうも持っていますが、割合は小さいままです。これは私の保有状況の紹介であり、同じ形をおすすめするものではありません。
こうしている理由は、アメリカに長く伸びない時期があったことを知っているからです。1966年から1980年代初めまで、アメリカの株価はほとんど上に行きませんでした。その16年という長さは、私がこれから持ち続けようとしている期間と同じくらいです。
私はウォーレン・バフェットのやり方を自分なりに真似しています。良い会社を割安なときに買って長く持つ、わからないものは買わない。どの国が次に伸びるかは私には分からないので、「分からない」ほうに合わせた形を選びました。
商品名を出している理由と、私が言えないこと
この記事では商品名をそのまま書いています。比較そのものが記事の中身なので、名前を伏せると意味がなくなってしまうからです。
そのうえで、はっきり書いておきたいことがあります。私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。ですから「どちらを買うべきか」「いま買い時か」といったことは書けませんし、書く資格がありません。この記事に書いたのは、私が自分で確かめた事実と、私がどう決めたかという記録だけです。
また、信託報酬は今回のように下がることがあり、ベンチマークの名称や組入比率も変わります。この記事の数字は2026年10月に私が確認した時点のものですので、お買いになる前には必ず交付目論見書と月次レポートで最新の内容をご自身でご確認ください。
私が自分に言い聞かせていること
最後にひとつだけ。私は「最強の商品を選ぶこと」より「いいと思えるものを続けること」のほうが効いたと感じています。
実際、私が投資を始められなかった時期に失っていたのは、商品選びの差ではなく、始めていなかった時間そのものでした。どちらを選ぶかで何か月も止まってしまうなら、少額でどちらかを始めて、持ってから考えるほうが私には合っていました。
金額は無理のない範囲にしています。生活費や、数年のうちに使うと決まっているお金は入れていません。50代から始めても、続けられる形にしておけば意味があると私は思っています。
繰り返しになりますが、この記事で挙げた商品は私の保有状況・検討状況の紹介であり、推奨ではありません。最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
あわせて読みたい関連記事
- オルカンとS&P500|円高で評価額が下がっても私が積立をやめないと決めた理由
- S&P500・NASDAQ100・FANG+を徹底比較|AIバブル崩壊で1000万円はいくら減るか
- 48歳から積立投資4年で1億円|へそくり2000万円をS&P500に入れた全記録と、全額解約した理由
投資信託の積立を私が置いている口座【PR】
※このセクションには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。当ブログ経由でお申し込みいただいても、あなたの費用が増えることはありません。
この2つのような投資信託は、どの会社の口座からでも同じ商品を買えます。私が毎月の積立を置いている口座を書いておきます。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る
・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
▶ 楽天証券のNISAページを見る
※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru
無料でお配りしているもの
高配当株で資産づくりを始めるなら、この4つが近道です。
- 【完全無料公開】高配当株・銘柄選びチェックリスト ― 会社選びの基準を1枚に整理しました。
- 【無料配布】高配当株ポートフォリオ管理シート ― 保有株と配当金を「見える化」して、続けられるようにするシートです。
- 【無料】高配当株 配当管理シート(CSV対応) ― SBI証券のCSVを読み込んで、配当金をまとめられるシートです。
- 私の保有している会社の一覧 ― 私が実際に持っている会社と、取得単価・評価損益を公開しています。
それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


コメント