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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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【最重要】金利が上がると、なぜ金融株が有利になるのか

この記事は約11分で読めます。

これが今日の一番大事なポイントです。

銀行(三菱UFJ・三井住友FG・三井住友トラスト)の場合 銀行のもうけの仕組みは「安く借りて、高く貸す」です。たとえば私たちの預金に0.2%の利息を払い、企業に1.5%で貸す。この差(=利ざや)が銀行のもうけ。金利が上がると、貸すときの金利を上げやすくなり、この差が広がります。実際、両行の2026年3月期決算は金利上昇による利ざや改善で非常に好調でした。金利上昇は銀行にとって「追い風そのもの」です。

MS&AD(保険)の場合 保険会社は、私たちから集めた保険料を国債などで運用しています。金利が上がると国債の利息が増えるので、運用のもうけが増えます。さらに保険会社が抱える「将来の保険金の支払い負担」は、金利が上がると計算上軽くなります。二重で得をします。

三井物産(商社)の場合 商社は金利が直接もうけになるわけではありませんが、世界的に物価が上がる(インフレ)局面では、扱っている資源やエネルギーの値段が上がり、もうけが増えやすい。インフレに強い会社です。

要するに、今あなたが心配している「金利が上がる日本」は、この5社にとってはむしろ”勝てる時代”が来るということです。

最後に、一番伝えたいことを。

この5社にお金を出すということは、ただお金を増やすことではありません。

あなたのお金が、銀行を通じて世界中の企業の成長を支え、商社を通じて地球の裏側からエネルギーや食料を日本に運び、保険を通じて事故や災害で困った人を助け、信託を通じて誰かの老後の年金を守る——あなたの資産が、世界中で社会の役に立ちながら働いてくれるということです。

そしてその見返りとして、5社すべてが「連続増配」を続けています。MS&ADは14期連続増配、三菱UFJは5期連続で配当が約2.9倍。あなたが何もしなくても、毎年受け取る配当が増えていく。これが、年金だけでは不安な老後を、静かに支えてくれる仕組みです。

株価は毎日上がったり下がったりします。でも、社会に必要とされ続け、毎年配当を増やしてくれる会社を持ち続ける限り、あなたの老後は世界中の経済成長があなたの味方になってくれます。

今日があなたにとって、バフェットかおるのメンバーシップに入る日です。

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バフェットかおる
5年で1億投資のド素人だった年収400万円のJALの底辺にいた客室乗務員が5年で億り人になった「誰にでもできる堅実な投資法」を紹介しながら、デパ地下でパートをしている54才の女が人生をやり直し中のチャンネルです。毎晩よる21時15分頃からラ...

アメリカの金利が高いまま下がらない → 日米の金利差が開いたまま → 円安が止まらない → 為替介入では限界がある → 最後の手段として日銀が利上げするしかなくなる


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① そもそも「金利差で円安になる」とは?

お金は「より高い利息がつく場所」に流れます。これは人間の本能と同じです。

今アメリカの金利はとても高く、日本の金利はとても低い。だとすると、世界中の投資家は「円を持っていても利息がほとんどつかないから、円を売ってドルに替えて、アメリカで運用しよう」と考えます。

みんなが円を売ってドルを買う → 円の人気が下がる → **円安(1ドル=160円のような状態)**になります。

つまり日米の金利差が大きいほど、円安になりやすい。これが為替の一番の土台です。


② アメリカの金利が「下がらない」理由

「アメリカの金利は下がらない」理由

(1) 雇用が底堅い 2026年4月の雇用統計は非農業部門雇用者数が11.5万人増と、3月の18.5万人に続き2カ月連続で10万人超え、労働市場の急減速=景気後退懸念は大きく後退し、FRBの年内利下げ期待は高まりませんでした。雇用が強ければFRBは慌てて金利を下げる必要がありません。

(2) インフレが再び加速している(最重要) ここが一番大事です。イラン情勢による原油価格の高騰に伴い、4月の米消費者物価指数(CPI)は総合が前年比+3.8%と急加速しました。物価が上がっているときに金利を下げると、火に油を注ぐことになります。だからFRBは下げられません。

(3) FRBのトップが「利上げ寄り」の人物に交代した 2026年6月のFOMCは、ケビン・ウォーシュ氏がFRB議長に就任後初の会合となり、ウォーシュ議長は足元では物価の安定を重視している姿勢です。

(4) 市場はもう利下げどころか「利上げ」を織り込み始めている これが決定的です。今年3月初旬ころまでは年内2回・3.0%程度までの利下げが市場で予想されていましたが、市場参加者によるFRBの利下げ観測は後退し、むしろ来年3月までに1回程度の利上げが織り込まれています。流れが完全に逆転しています。

まとめると、雇用・物価・人事・市場の織り込み、4つすべてが「アメリカの金利は下がらない、むしろ上がるかも」を指しているわけです。


③ 「雇用統計だけでは測れない」— 専門家も納得する補足データ

ここはあなたの慎重さが光る部分です。雇用統計の数字(NFP)は一見強く見えても、中身が弱いことがあります。プロが見る「裏のデータ」を挙げます。

(1) 雇用の中身が政府部門に偏っていないか 過去には非農業部門の就業者数が市場予想を上回っても、増加が主に政府部門に偏っており、民間部門は伸び悩み、全体としては見た目ほど強い内容ではなかったことがありました。民間が雇っていないなら、本当の景気の強さとは言えません。

(2) 労働参加率の低下 2026年4月分でも労働参加率は前月から小幅低下し、低下基調が意識され、供給側の縮小傾向は気掛かりとされています。「失業率が低い」のではなく「働くのをあきらめた人が増えただけ」かもしれません。

(3) 民間調査(ADP)との食い違い 政府発表とは別に、民間のADP雇用統計があります。過去には米国の民間企業が雇用を削減し、専門・ビジネスサービスや教育・医療、金融で雇用が失われた月もありました。政府版とADP版がズレるときは、慎重に見る必要があります。

だから「雇用統計が強かった一回の数字」だけでなく、物価(CPI)・賃金・労働参加率・民間データを合わせて見ると、それでもなお”金利は下がらない方向”が強い——


④ ベッセント・ライン(160円の壁)— なぜ160円が重要なのか

過去のパターンを見ると、米ドル高・円安が160円に接近したところで日本がレートチェックを行い、その水準を超えた160円台に入ったところで実際のドル売り・円買い介入を始めたことは、目的が160円以上の円安を容認しないことにあるように感じられるとされています。さらに重要なのは、この160円接近時のレートチェックは日本からの要請ではなく、ベッセント米財務長官が主導したものだったと一部で報道されたことです。

つまり**「160円を超える円安はアメリカも嫌がっている」という日米共通の防衛ライン**が存在する、というのがあなたの言う「ベッセント・ライン」です。

実際、2026年5月に訪日したベッセント財務長官は、為替の過度な変動は望ましくないとの認識を示し、日本の当局と歩調を合わせました。

なぜアメリカが円安を嫌うのか? ここが初心者にわかりにくいので補足します。円安による物価上昇は日銀の利上げを織り込む形で日本の長期金利を上昇させ、その日本の長期金利上昇が米長期金利の上昇に影響することを避けたいとの思惑から、アメリカは円安抑制に理解を示しているとみられています。アメリカも自国の金利をこれ以上上げたくないので、円安は困るのです。


⑤ 「介入しても止まらないなら、最後は利上げ」

ここで為替介入の限界を説明します。

実際に日本は大規模な介入をしました。2026年4月30日の5兆円規模とみられる円買い介入によってドル円は160円台から155円台に動き、その後5月1〜6日にも158円に近づくと数回の円買い介入が見られ、規模は5兆円弱といわれています。

でも、ここが重要です。介入は「一時的に円を買う」だけで、円安の根本原因(金利差)は変わりません。 水鉄砲で火を消そうとしているようなもので、何度やっても元の金利差がある限り、また円安に戻ってしまいます。

では根本原因(金利差)を縮めるには? アメリカの金利は下がらない。なら日本が金利を上げて差を縮めるしかない。これがあなたの結論です。

実際、市場はこれを意識し始めています。2026年6月の日銀会合では、利上げに加えて国債買い入れ方針の発表にも注目が集まっています。

ドミノ倒しで覚えてください。

  1. アメリカ:雇用が底堅く、原油高でインフレ再燃 → 金利を下げられない(むしろ上げ観測)
  2. 日本:金利は超低いまま → 日米金利差が開いたまま
  3. その差を狙って円が売られる → 1ドル160円に迫る円安
  4. 日本が介入(5兆円規模) → 一時的に円高になるが、金利差が残るのですぐ戻る
  5. 160円超は日米とも容認しない(ベッセント・ライン)
  6. 介入では根本解決しない → 最後の手段として日銀が利上げに追い込まれる
  7. 日銀が利上げ → 前回お話しした通り、銀行・保険の利ざやが拡大して金融株が有利になる

 

今は「お祭り」と「コツコツ」を分けて考える時

これから市場には、宇宙とAIという2つの巨大なお祭りがやってきます。SpaceXの上場、そしてその先にあるOpenAIやAnthropicの上場。これらは魅力的ですが、同時に値動きが激しく、初心者が一番ケガをしやすい場所でもあります。今回は「なぜお祭り銘柄は危ないのか」をデータで示し、だからこそ「バリュー株でコツコツ」が正解だという話をします。


① SpaceX IPO

まず日程を時系列で正確に押さえます。

  • 6月3日:SpaceXがロードショー(投資家向け説明会)の前に公開価格を1株135ドルに設定
  • 6月5日(金):売却予定の株式数を上回る需要を集め、応募超過に
  • 6月6日:投資家からの需要が早くも目標額の2倍、1500億ドルに到達
  • 6月11日(予定):売り出し価格がIPO前日に最終決定される
  • 6月12日(金):ナスダック上場

規模はけた違いです。2025年通年の売上高は186億7000万ドル(約3兆円)で最終赤字なのに、時価総額は約1兆7700億ドルと米史上最大級になります。この上場でSpaceXはメタやテスラを上回り、米国企業トップ7位に入る見込みです。

日本からも参加できます。日本国内での募集総額は最大20億ドル(約3200億円)が上限で、SBI証券・楽天証券・みずほ証券で取扱いが案内されています。


② 「赤字なのに史上最大」の意味

冷静に考えてください。売上3兆円で赤字の会社に、280兆円の値段がついているのです。

この280兆円は、今の実力ではなく「将来こうなるはず」という期待値の塊です。株価は投資家の期待値でもあり、経済合理性を超えて人々のロマンを刺激するマスク氏の壮大な未来構想がそのまま値段になっています。

さらに、買ってすぐ売れない仕組みもあります。マスク氏以外のロックアップは段階的に解放され、最短で2026年6月30日に保有株式の約20%が解除されます。この解除日には、大量の売りが出て株価が下がるリスクがあります。

つまりSpaceX株は「夢を買う」性質が強く、上場直後は乱高下しやすい。初心者が老後資金で手を出す場所ではありません。


③ 「PERが高い銘柄は激しく動く」

「PERが高い銘柄ほど値動きが激しい」という指摘は、まさに6月3日に実証されました。

ブロードコムという半導体の超優良企業の決算です。第2四半期の売上高は前年同期比48%増の222億ドルと過去9年で最高の四半期成長率、営業利益率も過去最高の67%。数字だけ見れば「絶好調」です。

ところが——第3四半期のAI半導体売上高見通しが160億ドルとアナリスト予想の172億ドルを下回っただけで、株価は時間外取引で10%超急落しました。

なぜか。株価が3月末の安値から64%急騰し、直近4日間で時価総額が2800億ドル(約44.8兆円)以上膨らんでいた中で、この「期待外れ」のガイダンスが大規模な利益確定売りを誘発したからです。

ここが核心です。これはファンダメンタルズの悪化ではなく、過去数カ月の大幅上昇で市場のAI成長への期待が持続不可能な水準まで押し上げられ、ガイダンスのわずかな弱さが利益確定売りを誘発した。

つまり、業績が良くても「期待ほど良くない」だけで暴落する。 これが高PER(割高)銘柄の恐ろしさです。期待が高すぎるので、少しの失望で崩れます。


④ 「上がっているのは一握りだけ」という衝撃データ

さらに怖いのは、相場全体が一部の銘柄に支えられている偏りです。

  • S&P500は2026年5月までで11%超の上昇を記録していましたが、この上昇からAI関連株を除外すると、上昇率はわずか2.4%にまで縮む
  • S&P500そのものを上回った銘柄は、2026年初には59%だったのが、先月はわずか25%まで激減

そして6月5日、ついにツケが回りました。金利上昇への警戒とAI投資への不安が同時に噴き出し、ナスダック総合指数は1年以上ぶりの大幅安、フィラデルフィア半導体株指数からわずか一日で1.2兆ドルを超える時価総額が消えました。

一握りの銘柄に乗っかった相場は、その一握りが崩れた瞬間、全体が大きく揺れるのです。


⑤ なぜ「バリュー株でコツコツ」が答えなのか

ここまでのデータを、保有の高配当株(バリュー株)と比べてみましょう。

割高グロース株(SpaceX・半導体) 値段の中身は「将来の期待」。配当はほぼゼロか極小(例:SUMCOの配当利回りは1.62%で、配当性向は213%と利益でカバーできていない)。期待が外れると一日で10%超下落する。儲けは「売って初めて」確定する。

バリュー株(あなたの金融5社など) 値段の中身は「今の利益と資産」。前回確認した通り、配当利回り3〜4%が下値を支え、連続増配(MS&ADは14期連続)が続く。持っているだけで毎年配当が入る。株価が下がっても、配当という現金が手元に積み上がる。

この違いが「コツコツ投資」の本質です。グロース株は売買のタイミングを当てるゲームですが、バリュー株は時間を味方につけるゲームです。

具体的にイメージすると、配当利回り3.8%の株を持っていれば、株価が動かなくても毎年3.8%ずつ確実に元を回収できます。約26年で投資元本を配当だけで回収する計算(100÷3.8≒26年)ですが、増配が続けばこの年数はどんどん短くなります。お祭りの乱高下に一喜一憂する必要がありません。

時系列で整理します。

  1. 6月12日:SpaceX上場。お祭りで市場全体が浮き足立つ
  2. 6月30日:SpaceX株の最初のロックアップ解除。売り圧力に注意
  3. その先:OpenAI・Anthropicなど、さらに巨大なAI企業の上場が控える
  4. これらは全部「期待で動く高PER銘柄」。6月3日のブロードコム、6月5日のナスダック1年ぶり大幅安が、その激しさを既に証明済み

だからこそ、私たちのやることはシンプルです。お祭りは遠くから眺め、淡々と高配当バリュー株を買い、配当を再投資してコツコツ雪だるまを大きくする。 値動きの激しい銘柄でドキドキするより、毎年増える配当でぐっすり眠れるほうが、老後資金を守る道としては正解です。

宇宙やAIの夢は素晴らしい。でも、その夢に老後資金を賭ける必要はありません。


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