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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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キオクシアの財務分析

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① 会社の健康診断(財務の安全性)

有報の数字で見ると、実はこの1年で劇的に体質改善しています。

  • 自己資本比率:2024年3月期の15.7% → 2026年3月期は37.9%。2年で倍以上に回復
  • 利益剰余金:ずっとマイナス(2024年は▲4631億円)だったのが、初めてプラス3670億円に転換。過去の赤字の傷がようやく癒えた状態
  • 有利子負債:まだ1.25兆円と重く、有利子負債比率89.6%。借金体質は残っています
  • 流動比率:有報から計算すると流動資産1兆6178億円÷流動負債1兆980億円=約147%。前年の約82%から大幅改善ですが、まだ余裕たっぷりとは言えません

診断結果は「大病から回復中。ただし借金はまだ多い」です。

② 稼ぐ力(収益力)

ここが今のキオクシアの最大の魅力であり、最大の論点です。

2026年3月期は売上2兆3376億円(前期比+37%)、営業利益8704億円、純利益5545億円、営業利益率37.2%・ROE39.6%。営業CFも6165億円でフリーCFがプラス4000億円。AI向けデータセンターのNAND需要で、文句なしの絶好調です。

ただし過去を見ると、2020年・2023年・2024年は赤字。2024年3月期は営業赤字2527億円です。つまり「メモリ市況が良ければ爆益、悪ければ大赤字」という典型的なシクリカル(市況)企業。稼ぐ力は本物ですが、安定して稼ぐ力とは別物です。

③ 大川智宏さんの「割安」の理由

根拠はほぼ一点、予想PERの低さです。予想PERは7.41倍。日経平均の平均が16〜17倍前後、AI関連株には数十倍がゴロゴロある中で、これだけ利益が伸びている会社が7倍台なら「利益に対して株価が安い」という理屈です。

実際、予想PERは7.5倍前後で、過去には30倍を超えた局面もあったことや、一部のAI株が80倍超であることを踏まえれば、むしろ割安水準にあるという見方が成り立つと報じられています。強気派の材料としては、2026年分のNAND生産能力はすでに完売と伝えられ、データセンター・エンタープライズ向けSSDが売上の約6割を占めるまでに拡大している点も挙げられます。楽天証券の今中アナリストも2027年3月期の予想PERは6.2倍で、今の株価は実力以上に売られすぎとの見方です。

④ でも、市場が「割安」と評価しない理由

ここが大川さんの見方と市場の綱引きです。

  • 「PER1ケタ台はかつての海運株や資源株など市況株に近い」と指摘され、市場では10倍超えは難しいとの声が多い。海運株(かおるさんの視聴者さんなら日本郵船の配当バブルを覚えているはず)と同じで、「利益がピークだからPERが低く見える」だけかもしれないという警戒です
  • 現在の巨額利益が市況ピークに伴う一時的なものなら、現在のPERはむしろ割高と評価される可能性すらある
  • 直近の急落自体は米SOX指数の下落と、メモリーを共同開発するパートナー絡みの材料、中国競合の上場など外部要因が引き金で、6月22日の上場来高値11万2700円からほぼ半値です

つまり「割安」か否かは、PER 7.4倍という数字ではなく「この利益が続くかどうか」の一点にかかっています。大川さんは「AI需要は構造的だから続く=割安」、慎重派は「メモリは市況だから続かない=割安に見える罠」。どちらも筋は通っていて、プロの間でも見立てが割れているのが実態です。

⑤ 投資基準に照らすと

基準 キオクシア 判定
配当利回り ≥3.75% 0%(上場以来無配、初還元は自社株買い2百万円のみ)
PBR ≤2倍 20.3倍
自己資本比率 ≥50% 37.9%
流動比率 ≥200% 約147%

4項目すべて不合格。つまり「割安かどうかはプロでも意見が割れる成長株だけど、高配当株投資家の土俵の銘柄ではない」——「土俵の外の勝負はしない」という哲学で考えると「大川さんが間違っている」ではなく「見ている物差しが違う」

注意点:バフェットかおるは高配当株投資家です。

▼ 私が使っている証券口座(以下の公式リンクからどうぞ)
・SBI証券
SBI証券

・楽天証券
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⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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