こんにちは、バフェットかおるです。
今回は、高須幹弥さんのYouTube動画の内容を題材に、相場が荒れたときに投資家がどう構えるべきかを考えてみたいと思います。動画では「クレイジーモンキー証券チーフエコノミスト・ミキクラ氏」というキャラクターが、半ば自虐的に「株はもう下がらない」と語る形式になっていますが、その裏にある相場の論点はとても示唆に富んでいます。
いま市場で起きていること
動画の冒頭で語られていたのは、足元の急落の状況です。半導体株の急落をきっかけに、米国市場ではSOX指数が大きく下落、S&P500も下げ、その影響が日本株にも波及してきた——という流れでした。
加えて、米国の5月雇用統計が市場予想を大きく上回り、非農業部門雇用者数は予想の8万人に対して実際は約17.2万人、失業率は4.3%で安定。米経済の強さが改めて確認されたことで、FRBが利下げしにくく、むしろ利上げ観測すら出てきている、という指摘がありました。
さらにSpaceXの上場(約12兆円規模の資金調達)に向けて、既存株を売って資金を移す動きがあるのでは、という話も出ていました。
「株はもう下がらない」論のロジック
動画の主張をかみ砕くと、こういう理屈です。
政府が消費税減税・補助金・ガソリン代や電気代の支援などでお金をばらまけば、インフレが加速して現金の価値が目減りしていく。一方で、そのお金は最終的に企業や資産家に集まり、株式市場に流れ込む。だから株・土地・金といった実物資産を持っている人だけが資産を守れる——という流れです。
ここは投資家にとって馴染みのある「インフレ下では現金より資産」という考え方そのものですね。
ここで立ち止まって考えたいこと
ただし動画自体も、ちゃんと逃げ道を用意しています。「下がることもあるし、大暴落しないとは言っていない」「投資はあくまで自己責任」と繰り返している点です。
つまり「絶対に下がらない」という断定は、エンタメ的な誇張表現として受け取るべきもの。鵜呑みにするのは危険です。期待値が高すぎる相場ほど、ちょっとしたきっかけで調整が入りやすいのも事実です。
- 景気敏感株とディフェンシブ株を分散して、相場の波を平準化する
- 半導体やAI関連のようにボラティリティの大きいセクターは値動きが激しい前提で持つ
- 短期の上げ下げで売らず、配当を受け取りながら長期で保有する
こうした「分散」と「長期」の構えがあれば、今回のような急落でも慌てずにいられます。「株はもう下がらない」と信じ込むのではなく、「下がってもいいように準備しておく」——これが本当の意味で生き残る投資家の姿勢だと、私は思っています。
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