※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
読者の方から「TOPIXをETFで買うなら、どれを選べばいいですか」というご質問をいただきました。1306と1308、それに1489を挙げていらっしゃったので、自分でも調べ直してみました。
先に書いておきます。この記事は特定の商品をおすすめするものではありません。私が各社の公式ページとJPXの銘柄情報で数字を確認し、自分はどう考えてどうしたかを書いたものです。
もうひとつ大事な点を先に。1489はTOPIXに連動する商品ではありません。正式名称は「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」で、連動する指数が1306・1308とは別のものです。同じ土俵で比べられないので、そこを分けて書きます。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年10月時点で私が確認したもので、変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
3つの商品は何に連動しているのか
まず、それぞれが何の指数に連動する商品なのかを並べます。ここが違うと、比べる意味が変わってきます。
| コード | 正式名称 | 運用会社 | 連動する指数 |
|---|---|---|---|
| 1306 | NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 | 野村アセットマネジメント | TOPIX(配当込み) |
| 1308 | 上場インデックスファンドTOPIX | アモーヴァ・アセットマネジメント | TOPIX(東証株価指数) |
| 1489 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 | 野村アセットマネジメント | 日経平均高配当株50指数(トータルリターン) |
※2026年10月時点で各運用会社の商品ページとJPXの銘柄情報で確認しました。
1308の運用会社は、以前は日興アセットマネジメントという社名でしたが、現在はアモーヴァ・アセットマネジメントです。私も調べ直して初めて知りました。
信託報酬・純資産・分配金を並べた表(2026年10月時点)
| 項目 | 1306 | 1308 | 1489 |
|---|---|---|---|
| 信託報酬(年率・税込) | 0.0538%(段階料率) | 0.052%(段階料率) | 0.308% |
| 純資産総額 | 約35兆円 | 約15.8兆円 | 約5,455億円 |
| 分配金の回数 | 年1回(7月10日) | 年1回(7月8日) | 年4回(1・4・7・10月の各7日) |
| 直近1年の分配金利回り | 1.82% | 確認できず | 2.66% |
※1306と1489は野村アセットマネジメントのNEXT FUNDSの商品ページ(2026年10月2日基準、利回りは10月1日基準)、1308はJPXの銘柄情報と運用会社ページで私が確認しました。1308の分配金利回りは、同じ基準日のものを私が確認できなかったので空欄にしています。数字は日々変わります。
1306と1308の違いを、私はこう見ました
同じTOPIXに連動しているので、値動きはほぼ同じです。それでも違う点があります。
信託報酬はほぼ横並びでした
0.0538%と0.052%で、差は0.0018%です。1,000万円を1年持ったときの差は180円ほどの計算になります。私には判断の決め手にならない差でした。
どちらも段階料率で、純資産が増えるほど料率が下がる仕組みです。ですので、この順番は今後入れ替わることもあります。
純資産は1306のほうが大きい
約35兆円と約15.8兆円で、1306のほうが2倍ほど大きいです。純資産が大きいと売買が成立しやすく、買値と売値の差(スプレッド)も小さくなりやすいと言われています。まとまった金額を一度に動かす場合は、ここを見る方が多いようです。
分配金はどちらも年1回
1306は7月10日、1308は7月8日で、どちらも年1回です。以前の記事で私は1306を年2回と書いていましたが、調べ直したら年1回でした。訂正します。
日銀がETFを売り始めた話
1306については「日銀がたくさん持っているので、売却が始まると値が下がるのではないか」というご心配をよく聞きます。私も気になって調べました。
- 日本銀行は2025年9月19日の金融政策決定会合で、保有するETFとJ-REITを市場で売却することを決めました
- ETFの売却ペースは簿価ベースで年3,300億円程度。2025年3月末時点の時価に換算すると年6,200億円程度と説明されています
- 実際の売却は、日本経済新聞の報道では2026年1月が53億円でした
この数字を見て私が思ったのは、保有残高に対してかなりゆっくりしたペースだということでした。売却が終わるまでに相当な年数がかかると報じられています。
ただし、売却のペースや方針が将来どうなるかは私にはわかりません。「心配いりません」と言い切るつもりもありません。私は、このペースなら自分の持ち方には影響しないだろうと判断した、というところまでです。
1489は何が違うのか
1489は、日経平均高配当株50指数に連動する商品です。日経平均株価の構成銘柄のうち、配当利回りの高い50社を選んで組み入れる指数です。
| 項目 | 1306(TOPIX) | 1489(日経平均高配当株50) |
|---|---|---|
| 組み入れ会社数 | TOPIX全体(東証プライム・スタンダード・グロースの内国普通株式) | 50社 |
| 選び方 | 市場全体をそのまま | 日経平均の中から配当利回りの高い順に50社 |
| 信託報酬 | 年0.0538% | 年0.308% |
| 分配金利回り(直近1年) | 1.82% | 2.66% |
| 分配回数 | 年1回 | 年4回 |
利回りは1489のほうが高いですが、信託報酬も6倍ほど高く、50社に絞っているぶん値動きの振れも大きくなります。また、配当利回りが高い会社が集まるため、業種の偏りも出やすいと私は理解しています。
ETFと投資信託、どちらで持つかという別の論点
同じTOPIXに連動する商品は、投資信託の形でもあります。ETFと投資信託では、持ち方がかなり違いました。
| 項目 | ETF(1306・1308など) | TOPIX連動の投資信託 |
|---|---|---|
| 分配金 | 現金で口座に入るので、再投資は自分でする | ファンドの中で自動的に再投資される商品が多い |
| 買い方 | 株と同じように市場で売買。価格は常に動く | 金額を指定して買える。基準価額は1日1回 |
| 毎月の自動積立 | 設定できない証券会社もある | 設定しやすい |
| NISAのつみたて投資枠 | 対象外の商品が多い | 対象の商品がある |
分配金を自分で再投資する手間を考えると、コツコツ積み立てていくなら投資信託のほうが楽だと私は思いました。逆に、まとまった金額を自分のタイミングで入れたいならETFのほうが扱いやすいと感じます。
※NISAの対象商品や自動積立の可否は証券会社や商品によって違います。実際に使う前に、ご自身の口座で確認していただくのが確実です。
ウォーレン・バフェットのやり方を調べてみると
私は自分の投資を、ウォーレン・バフェットのやり方を真似しているつもりでやっています。それで、インデックスについて彼が何と書いていたかを確認しました。
2013年のバークシャー・ハサウェイの株主への手紙で、自分の遺言で遺族のために置く信託について、資金の90%をS&P500に連動する低コストのインデックスファンドに、10%を短期の米国債に置くよう指示した、と書いています。これは出典を確認できました。
ただし、これは米国の株式についての指示で、TOPIXの商品のどれを選ぶかという話ではありません。「ウォーレン・バフェットなら1306を選ぶはず」というようなことは、私には言えません。出典を確認できない発言は、この記事では引用していません。
私が真似しているのは、わからないものは買わない、良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、というところです。
私はどうしたか
私の保有の紹介として書きます。私のお金の置き方は、日本の高配当株を約75社と、米国のETFをいくつか、という形です。
TOPIXに連動する1306も1308も、私は持っていません。選ばなかった理由はひとつで、私が自分で決めた「配当を受け取りながら持つ」という形に、利回り1.8%では合わなかったからです。
TOPIXは市場全体をそのまま持つ形なので、配当を多く出す会社も、配当を出さない会社も、赤字の会社も入っています。それが分散の強みでもあり、私の目的には合わない理由でもありました。
これは私の目的に対する話で、1306や1308が良くないという意味ではまったくありません。日本株全体に一度に乗りたい方には、素直な形だと私は思っています。
もし私がTOPIXのETFを選ぶなら、どこを見るか
- 信託報酬の差は0.002%ほどでした。私はここでは決めません
- 純資産が大きいほうが売買しやすいと言われているので、大きい金額を動かすなら純資産を見ます
- 分配金はどちらも年1回です。受け取る時期で選ぶ余地はほとんどありません
- コツコツ積み立てたいなら、ETFより投資信託のほうが手間が少ないと思いました
まとめ
- 1306と1308は同じTOPIXに連動する商品で、値動きはほぼ同じです
- 2026年10月時点の信託報酬は1306が0.0538%、1308が0.052%。どちらも段階料率なので、今後入れ替わることもあります
- 純資産は1306が約35兆円、1308が約15.8兆円。分配金はどちらも年1回です
- 1489はTOPIXではなく日経平均高配当株50指数に連動する商品で、信託報酬0.308%、分配金は年4回、直近1年の利回りは2.66%でした
- 私はどちらのTOPIX ETFも持っていません。配当を受け取りながら持つという自分の形に合わなかったからです
この記事は特定の商品をおすすめするものではありません。数字は2026年10月時点で私が確認したもので、変わります。実際に買う前には、必ずご自身で各運用会社の最新の資料をご確認ください。なお、出典を確認できない発言は引用していません。
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ETFは1口の単位で買うので、1306なら数千円から試せます。私が使っているのは次の2つで、どちらも日本株を1株(単元未満株)から買えるので、ETFと個別の会社を同じ口座で並べて見られました。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
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