幸福な老後のための「3つの資本」とは?「お金はあるけど孤独」が一番の地獄。50代・60代が直面する残酷な現実と「幸福の3つの資本」月10万円稼ぐスキルは「資産3,000万円」に匹敵する。新NISA×人的資本で老後の不安をゼロにする方法

「老後資金、本当に足りるだろうか?」私の悩みは、いつもこの「お金」のことに集中しています。しかし、人生の後半戦を生きる高齢期に入り物忘れが増えている今「お金だけあっても、幸せな老後は手に入らない」という現実が残酷なほど身に迫っています

ここで、興味深い「人生のポートフォリオ」の考え方を紹介させてください。       橘玲さんの書籍『幸福の「資本」論』という書籍で提唱されている**「幸福の3つの資本」**という考え方です。

ベストセラー『幸福の「資本」論』(橘玲氏)

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幸福の「資本」論 あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
橘 玲 | 2017年06月16日頃発売 | 「ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない」「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの資本の意味と、その組み合わせによって生まれる8つの人生パ...

人が幸せを感じるための土台は、実は以下の3つの要素(資本)で構成されています。

  1. 金融資産(自由):お金、株、不動産など経済的自立です。人や企業、国に頼らなくても自立できると自由にいきることができます。

  2. 人的資本(自己実現):働く力、スキル、健康は、自分の価値といってもいい、自分の力でできる可能性です。

  3. 社会資本(幸福):家族、友人、地域との繋がりで、社会への関わりや貢献で生きがいを感じられます。

これらは、50代・60代の私たちにとって大切な資本になっていきます

  • 金融資産は「自由」のため

    お金があれば、「嫌なこと」をしなくて済みます。嫌いな上司と離れることもでき、我慢する会社で働く必要はなく、満員電車に乗らなくていい自由ができます。お金は美容整形で悩みを解決したり、選択の自由をくれます。これはNISAで増やスことが可能ですし、若ければ時間が味方についてくれます。複利効果が活かされます

  • 人的資本は「自己実現」のため

    自分の力で、人の役に立てることで「誰かの役に立っている」という実感です。定年後に急に老け込む人が多いのは、仕事という「人的資本」を失い、社会での役割(自己実現)を見失うからです。自分の力でなにかできる喜びは生きるつらさを紛らわせてくれます。料理ができたり写真を撮る事が上手なら稼げることができます。

  • 社会資本は「幸福」のため

    これが最も重要です。人は一人では幸せを感じられません。お金持ちでも孤独な人が不幸なのは、この「繋がり」がないからです。友達、家族、働く仲間、同じ考え方の人の集まりなど

私たち50代・60代の最大のリスクは何か?

それは、定年退職と同時に「人的資本(仕事)」と「社会資本(職場の人間関係)」を同時に失い、**「手元にあるのは退職金(金融資産)だけ。でも、やることがない、話し相手もいない」**という状態になることです。

投資の世界では「卵を一つのカゴに盛るな(分散投資せよ)」と言われますが、人生も同じです。この3つの中の2つがあれば幸せと橘玲さんは伝えています

「お金(金融資産)」だけに全振りするのは、実はとてもリスクが高い生き方なのです。

では、どうすればいいのか?答えはシンプルです。

「金融資産」を育てながら、細く長く働いて「人的資本」を維持し、そこから生まれる緩やかな繋がりで「社会資本」を保つ。

これが、橘玲さんの書籍にある「最強の人生ポートフォリオ」**です。

「老後資金の作り方」は、単にお金を増やすだけではありません。

この「3つの資本」をバランスよく整え、**「お金の不安がなく、役割があり、繋がりがある」**という、究極の勝ち組老後を手に入れるための具体的な戦略です。

それでは、まずは土台となる「お金(金融資産)」と「働く力(人的資本)」をどう組み合わせるか、数字で見ていきましょう。 

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老後資金の作り方「3つの収入」で不安を消す方法

日本では、以下の図式が多くの人に当てはまります。

「お金の不安 ≒ 将来の不安 ≒ 老後の不安」

これを逆から考えてみましょう。

「老後の不安」さえなくせば、「将来の不安」がなくなり、結果として「お金の不安」も消えるということです。

老後の不安を解消できれば、人生におけるお金の悩みの7~8割は解決すると言っても過言ではありません。

そこで今回は、老後資金作りの「超基本」について改めて解説します。


全ては「生活費」の把握から始まる

「一体、老後のためにいくら貯めれば良いのか?」

多くの人が抱くこの疑問ですが、全ての出発点は**「生活費」**にあります。

もし無計画に老後へ突入してしまった場合、選択肢は一つしかありません。

  • その時点で持っている「収入」と「資産」の範囲内で暮らす

これだけです。

しかし、現役世代(20代~50代前半)のうちから計画を立てれば、選択肢は広がります。

  • 「理想の生活費」から逆算して行動する

これができるのが、現役世代の特権です。

あなたの老後の生活費はいくら必要でしょうか?

月20万円? 月30万円? それとも40万円?

ここをしっかりと把握する必要があります。

ポイントは、**「リアルなデータをもとに考える」**ことです。

「なんとなくこのくらいかな」と想像で決めるはだめで

 家計簿アプリなどの実績データをもとに考える事が大事

想像だけのシミュレーションでは、不安は消えません。あくまで想像だからです。

今の生活費が月35万円だとした場合、そこから老後の生活を具体的にイメージして調整します。

  • 子どもが独立するから、食費や教育費がこれだけ減る

  • 住宅ローン完済で、住居費負担がなくなる

  • 車を手放すので、維持費が浮く

  • 逆に、時間にゆとりができる分、趣味の予算を増やしたい

このように足し引きをして、「老後の理想の生活費」を算出しましょう。


理想の生活費を「3つの収入」で支える

仮に、算出した理想の生活費が「月30万円」だったとします。

これを1つの財布で賄うのではなく、**「3つの収入源」**で補うように設計します。

イメージは以下の通りです。

  1. 労働収入:月10万円

  2. 年金収入:月15万円

  3. 資産収入:月5万円(※配当金や取り崩しなど)

この**「③ 資産収入」**を生み出す元手こそが、私たちが準備すべき「老後資金」です。

例えば、65歳から90歳までの25年間、月5万円の不足を資産で補うなら、

年間60万円 × 25年 = 1,500万円

これが必要な老後資金の総額となります。

「労働」や「公的年金」で足りない部分を、投資や貯蓄で準備していく。これが老後資金作りの本質です。


① 労働収入について(人的資本)

「65歳を過ぎてまで働きたくない」という方もいるでしょう。

その場合は、③の資産収入を多く確保し、完全な経済的自由(FIRE)を目指せば問題ありません。

一方で、「少しは働いてもいい」と思えるなら、働くことを強くおすすめします。

なぜなら、人的資本(働く力)の効果は絶大だからです。

配当利回り4%の高配当株で「月10万円(年120万円)」の不労所得を得ようとすると、元本が3,000万円も必要になります。

逆に言えば、「月10万円稼ぐスキル」には、3,000万円の資産と同じ価値があるということです。

「好き」で「得意」な仕事で月10万円稼げるなら、やらない手はありません。

現役のうちから副業などを通じて、老後も続けられるスキルやマインドを育てておきましょう。働くことは、お金だけでなく社会との繋がり(社会的資本)ももたらしてくれます。


② 年金収入について

ご自身の年金受給額は、「ねんきんネット」で試算できます。

参考までに、会社員の平均的な受給額は月10~15万円程度です。

年金を増やしたい場合の戦略はいくつかあります。

  • 給料の高い会社へ転職する

  • 企業年金のある会社へ転職する

  • iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用する

  • 受給開始年齢を繰り下げる(繰り下げ受給)

特に注意したいのが、今の職場で企業型DC(確定拠出年金)に加入している方です。

私は運用先を「定期預金」のままにしていました。全然増えていなくて退職直前に、全米にスイッチングしたことで資産が2.5倍近く増えました。

「株式」で運用するかどうかで、将来受け取れる金額は大きく変わります。

確定拠出年金だけで1,000万円、2,000万円を作っている人も実際にいます。「年金を増やすチャンス」を逃さないようにしましょう。ただし確定拠出年金やiDeCoは出口で課税されるので出口戦略が難しいです。投資するならNISAを優先しましょう。


③ 資産収入について

ここが自助努力の要です。

老後資金の「貯め方」と「使い方」には様々な方法があります。

【貯め方】

  • 貯金のみ

  • 保険(※手数料が高いため、おすすめしません)

  • インデックス投資や高配当株投資

【使い方】

  • 運用をやめて、現金を取り崩す

  • 運用を続けながら、定率(年4%など)で取り崩す

  • 元本は取り崩さず、配当金だけを使う

私のおすすめは、

「インデックス投資・高配当株投資で資産を作り、新NISAをフル活用する」

という方法です。

新NISAの「1人あたり1,800万円」という非課税枠は非常に強力です。

この枠を使いこなせば、生活に困らないレベルの老後資金は誰でも準備可能です。


まとめ

老後資金の準備は、以下のステップで進めましょう。

  1. 現在の生活費を正確に把握する(家計簿をつける)

  2. 老後の「理想の生活費」を算出する

  3. その生活費を「3つの収入(労働・年金・資産)」で賄う計画を立てる

  4. 長く働けるスキル(人的資本)を今のうちから育てる

  5. 公的年金の受給額を確認し、増やせる制度は利用する

  6. 足りない部分は「新NISA」を活用し、インデックスや高配当株で準備する

もし、十分な資金が準備できなかったり、働けなくなったりした場合はどうすればいいか?

答えはシンプルです。「生活費(生活水準)を下げる」。これしかありません。

だからこそ、**「自分にとっての幸せな生活費はいくらか?」**を知っておくことが、最強の防衛策になります。

老後資金を作るための最強のツールが**「新NISA」**です。

国が用意してくれたこの非課税制度を使わない手はありません。

しかし、新NISAを始めるには**「証券口座」が必須です。 銀行の窓口で開設すると高い手数料のボッタクリ商品(投資信託など)を勧められる可能性があるため、必ず「ネット証券」**を選んでください。

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