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こんにちは、バフェットかおるです。
先に結論を書きます。資産を持っている人のほうが有利になりやすいのは、本人の努力や才能の差ではなく、仕組みのほうに理由があると私は受け止めています。この記事では、その仕組みを5つに分けて整理しました。
仕組みがわかれば、そのうちのいくつかは、50代の私にも同じ方向で使えるものでした。使えないもの(法人や不動産の融資)と、いまから使えるもの(NISA、iDeCo、時間と複利)を分けて書いています。
なお、税金や融資の条件は個人の状況で大きく変わります。この記事の数字はあくまで一般的に紹介されている例で、具体的な判断は税理士や税務署、金融機関にご確認ください。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。制度や税率は2026年10月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
仕組み①:r>g——資本の利回りが給料の伸びを上回ってきた
フランスの経済学者トマ・ピケティが『21世紀の資本』で示した考え方です。
- r=資本収益率。資産運用で得られるリターン
- g=経済成長率。労働で得られる給料の伸び
18世紀まで遡って調べると、歴史的な平均はおおよそ次のようになるとされています。
- r(資産運用):年平均 約5%
- g(経済成長):年平均 約1〜2%
1億円と年収500万円を並べてみる
1億円を持っているAさんが年5%で運用すると、1年目に500万円、2年目は525万円、3年目は551万円と増えていきます。これが100万円なら、年5%で5万円です。
一方、年収500万円のBさんの給料が毎年2%ずつ増えると、1年目500万円、2年目510万円、3年目520万円。働いて給料を増やす側からは、なかなか追いつけない形になっています。
私の受け止め:配当収入は、この r のいちばんわかりやすい例だと思っています。だから私は、まず資本の側に自分のお金を置くことにしました。金額は小さくても、置く場所を変えることはできました。
仕組み②:税金の決まり方が、持っている人に有利に働く
日本は累進課税で、収入が多いほど税率が上がります。
- 所得195万円未満 → 税率5%
- 所得4,000万円超 → 税率45%
これだけ見ると、お金持ちほど多く払うように見えます。ただ実際には、資産管理のための法人を持っている方が多いとされています。
個人と法人に分けた場合の例
年収1,800万円を個人だけで申告すると所得税は約440万円。これを個人と法人に半分ずつ分けた場合の例として、次の数字が紹介されています。
- 個人分の税:約140万円
- 法人分の税:約210万円
- 合計:約350万円
差は約90万円です。さらに法人では、飲食代や家賃、車両費などを経費に入れられる場合があります。会社員の立場では使えない手が、合法的に用意されているということです。
ここは条件次第で結果が大きく変わるところなので、数字は例として受け取っていただいて、具体的な判断は税理士や税務署にご相談ください。
私の受け止め:これを不公平だと嘆いても私の手取りは増えませんでした。それより、私の立場で使える枠を使い切るほうが早いと考えました。NISA、iDeCo、ふるさと納税は、どれも私にも使える制度です。
仕組み③:借入(レバレッジ)を使えるのは、すでに持っている人から
レバレッジは「てこの原理」のことで、いちばんわかりやすいのは融資を使った不動産投資です。よく紹介されるのは、次のような計算例です。
- 5,000万円のアパート
- 年間家賃収入:800万円
- 年間返済:350万円
- 年間諸経費:150万円
- 差し引き:年300万円
自己資金200万円で買えたとすれば、毎年300万円が残るという計算になります。
ただ、これは空室も金利上昇も修繕費もない前提の計算です。実際には家賃が下がることもあり、返済は必ず続きます。私はこの数字をそのまま期待できるものとは受け止めていません。
そもそも借りられるかどうかの差
貯金がない状態で銀行に融資を相談しても、まず通りません。一方で、1億円の資産を持っている人には、銀行のほうから声がかかります。
つまりレバレッジを使うには、最初に自己資金が必要だということです。
私の受け止め:私がいま使えるレバレッジは「時間」のほうだと考えました。借入は使いませんが、複利が働く時間は私にもあります。だから高配当株を少しずつ積み上げる形にしました。
仕組み④:資産が増えると、借入の条件そのものが良くなる
普通のゲームは序盤がやさしくて終盤が難しくなりますが、お金の世界は逆だと感じています。最初がいちばんきつくて、増えるほど条件がやさしくなります。
たとえば不動産ローンの金利です。
| 借り手 | 金利の目安 |
|---|---|
| 一般の個人 | 3〜4% |
| 資産を持っている人 | 0.8〜1% |
同じ5,000万円を借りても、総支払額で1,400万円以上の差が出てきます。
これはお金だけの話ではありません。実績のある会社には、優秀な人も集まります。持っているほど良い条件と良い人が集まってくる、この雪だるまのような動きが差を広げ続けているのだと思います。
私の受け止め:条件が良くなるのは資産が増えたあとなので、順番としては先に積み上げるしかありませんでした。50代から始めた私でも、この順番自体は同じでした。
仕組み⑤:売っても値段が残るものを買えるようになる
5つ目は「何を買うか」の違いです。
私たちは現金を、使えば消えるものと交換しています。食費、光熱費、消耗品。必要な支出ですが、使えば残りません。
一方で、売ったときに買った値段に近い金額が戻ることがあるものと交換している場合があります。都心のマンション、知られたブランドの時計、美術品、バッグなど。これらは必ず値上がりするわけではありませんが、現金が形を変えて残っているという点が違います。
簿記の言い方にすると、こうなります。
- 使って消える買い物:費用 / 現金
- 形が残る買い物:資産 / 現金
私の生活の規模で考えると
高級マンションや美術品は、私には手が届きません。ただ考え方としては、高配当株を買うのも同じだと思っています。現金を、配当を生む資産に変えているだけです。
毎月入ってくる配当や分配金は、お金が働いた分だと感じます。だから私は、高配当株で自分年金を作る形にこだわっています。
私の受け止め:生活に必要なお金を削ってまで、ということではありません。ただ、残った分をどこに向けるかは自分で決められるところでした。
まとめ:5つのうち、私がいまから使えたもの
| 仕組み | 私の場合 |
|---|---|
| r>g | 使える。資本(会社・配当)の側に置く |
| 税金の優遇 | 使える。NISA・iDeCo・ふるさと納税の枠を使い切る |
| レバレッジ(借入) | 使っていない。まず自己資金を積み上げる |
| 条件の改善 | あとから効いてくる。先に積み上げるしかない |
| 資産になるもの | 使える。消費より、配当を生むものへ |
5つのうち3つは、私の立場でもそのまま使えるものでした。残りの2つは、順番が来るまで待つことにしました。
50代から始めた私が言えるのは、遅すぎるとは感じなかった、ということだけです。どうするかは、人それぞれの事情で違っていいのだと思います。
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この記事の5つのうち、私がいちばん早く手をつけられたのは①のrでした。預金に置いていたお金を、配当を出している会社に少しずつ移していく。やったことはそれだけです。私が使っているのは次の2つで、どちらも1株(単元未満株)から買えるので、自己資金が小さいうちから動けました。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。
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