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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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日経平均6万円台とAI相場|2026年5月時点の3つのリスクと私の高配当株の決め事

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1億円への道
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こんにちは、バフェットかおるです。

先に結論を書きます。2026年5月時点で日経平均は6万2000円台から6万3000円あたりにいて、上昇率だけを見ると韓国や台湾に大きく負けています。ただ、その「地味さ」は日本がダメだという意味ではなく、少数の半導体の会社に頼りきっていない指数だから、という側面が大きいと私は受け止めました。

そして私自身は、AI関連や半導体の会社を個別に買ってはいません。先のことを自分で読み切れないからです。私がやっているのは、割安なまま放置されている財務の安定した会社を、配当を受け取りながら持ち続けることだけです。

以下は、エコノミストのエミン氏の市場解説を私なりに整理したもので、数字はすべて2026年5月時点のものです。その後の相場は動いていますので、いまの数字は各社の開示や公式の統計でご確認ください。相場の先行きを当てる記事ではありません。

※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年5月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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日経平均は6万円台後半、次のステージをうかがう位置に(2026年5月時点)

日経平均はこれまで「1万円ごとのステージ」を一段ずつ上がってきて、2026年5月の時点では7万円ゾーンの入口あたりにいました。この4営業日ほどは、6万2000円台後半から6万3000円のあたりを行ったり来たりしています。

エミン氏の見方では、ポイントはこの先の支えられ方だそうです。

  • 大きな売りが入って6万1000円を下回れば、ここまでの上昇は一時的だった可能性
  • 6万1000円あたりで買いが入って支えられれば、次のゾーンに入ったと見られる

過去を振り返ると、5万1000円あたりが強いサポートライン(下値を支える線)として働いていました。イラン情勢の不安で下げた場面でも、何度もこの水準で買いが入って跳ね返しています。

こうした形は上に行きやすいパターンだとエミン氏は話していましたが、これはあくまで一つの見方です。私は半年後の水準を当てられるとは思っていませんし、この記事も予想として書いているものではありません。

韓国82%、台湾42%、日本23%──上昇率の中身を見る

同じ時期の主な指数の上昇率は、次のようになっていました。

指数 上昇率 中身
韓国(コスピ) 約82% サムスン電子とSKハイニックスの2社の比重が大きい
台湾(TAIEX) 約42% TSMC1社で指数全体の3割以上
日本(日経平均) 約23% 銀行・商社・自動車・食品など昔ながらの産業の比重が高い

コスピの82%は「メモリー2社が強い」という意味

韓国のコスピは、サムスン電子とSKハイニックスという2社だけで指数のかなりの部分を占めています。どちらも半導体メモリーをつくる会社です。AI向けのデータセンター投資が急に増え、メモリーがよく売れたことで、この2社の勢いだけで指数が82%上がって見えている、という説明でした。

言いかえると、82%は「韓国経済全体が好調」という意味ではないことになります。私が気になったのは、次の3点です。

  • 2社が崩れると指数全体が崩れる……上がるときも下がるときも同じで、分散が効いていない指数は脆くなります。
  • メモリーは波が激しい業界……好況と不況を繰り返すシクリカル(市況産業)の代表格で、各社が増産すれば値崩れする歴史を何度も繰り返してきました。いまの高値がずっと続く前提では、私は買えません。
  • AI投資への依存……データセンター投資が冷え込めば、メモリー需要も一緒に冷え込みます。

これは韓国だけの話ではなく、人気のある少数の会社に資金が集まっているという意味では、いまの世界の市場に共通する注意点だと私は受け止めました。

TAIEXの42%は「TSMC1社」で持ち上がっている

台湾のTAIEXも、TSMC(台湾積体電路製造)という1社だけで指数全体の3割以上を占めています。AIの頭脳になる最先端の半導体を受託生産する、世界最大のファウンドリ(半導体製造専門の会社)です。エヌビディアのAI向けチップも、アップルなど大手のチップも、その多くがTSMCの工場でつくられています。

注文が殺到してTSMCの業績と株価が急上昇し、その勢いでTAIEX全体が42%上がって見えている、というわけです。エミン氏は「TSMCだけで出したら台湾はもう少し高いパフォーマンスになりそう」とも話していました。

台湾に固有のリスクとして、中国との地政学的な緊張があります。業績とは関係なく株価が大きく揺れることがあり、世界の最先端チップの生産が1か所に集まっていること自体が、世界中が気にしているリスクでもあります。

日経平均の23%は「薄まっている」結果

韓国82%、台湾42%と並べると、日経平均の23%は見劣りします。でも、その一番下という事実そのものに意味があると私は思いました。

日経平均にも、半導体製造装置の東京エレクトロンや、半導体素材のメーカー、メモリー関連など、AIの流れに乗っている会社はあります。ただ、指数全体では銀行、商社、自動車、食品といった、AIブームと直接関係のない会社がたくさん含まれています。

だから、AI関連が頑張っても指数全体の上昇率はおとなしくなる。これが23%という数字の正体だという説明です。エミン氏も「日本でも半導体関連や製造装置、半導体素材だけを集めた指数をつくれば、たぶん韓国株並みに伸びている」と話していました。日本の半導体の会社が弱いのではなく、指数の中で薄まっているだけ、ということになります。

同じ数字を、2通りに読んでみる

この23%という数字には、見方が2つあると思います。

  • 弱さの表れという見方……日本市場はAIの流れの主役になりきれておらず、成長分野への資金の集まり方が韓国・台湾ほど力強くない。
  • 分散の表れという見方……少数の会社に頼りきっていないので、指数の柱が1本ではない。上がるときは地味でも、人気の集まった会社が崩れたときに、崩れ方は比較的おだやかになりやすい。

どちらが正しいと決めつけるつもりはありません。ただ、持ち続けることを前提にしている私には、2つ目の見方のほうが心強く感じられました。ちなみに、同じ時期のアメリカのナスダックは日本よりさらに下だったそうです。

いまの相場は「ハード(モノ)」の側で起きている

エミン氏の説明でわかりやすかったのは、ここです。AIのソフトやモデルをつくっている会社は、すごい技術を持っていてもまだ儲かっていません。設備に大きなお金を使っていて、借金を抱えている会社もあります。

一方で、モノをつくって納める会社は、注文が来て納品すればその分がしっかり利益になります。AIが将来どうなるかとは別に、いまお金が入ってくる形です。

ゴールドラッシュで儲かったのは金を掘る人ではなく、ツルハシやジーンズを売った人だった──というのと同じ構図です。

ITバブルのときも、光ファイバーをつくる会社などインフラ側が潤いました。いまその再現が起きている、という整理です。私はこの領域の先行きを自分で読み切れないので、ここを個別に買うことはしていません。

この相場に針を刺す可能性がある3つのリスク

エミン氏は、この株高を止めかねないものとして3つを挙げていました。どれも「必ずこうなる」という話ではなく、見ておきたい材料として受け止めています。

リスク1|アメリカのインフレ

アメリカの物価上昇率は3.8%までジャンプしました。原因はイラン情勢です。原油が上がると、石油由来のものがすべて値上がりします。日本でも、プラスチックや塗料の原料になるナフサの不足が起きていて、家を建てるコストにも影響が出てきています。

物価が上がると、アメリカは金利を下げにくくなります。新しいFRB議長が就任しても、インフレの間は利下げが難しい。金融が引き締め気味のままになる、というのが1つ目です。

金利とは(用語の整理)

金利は、お金を借りるときのレンタル代のことです。車を借りればレンタル代を払うのと同じで、銀行からお金を借りれば、借りた分に利息を足して返します。その割合が金利です。

  • 金利が高い……借りるのが高くつくので、お金を借りる人が減る
  • 金利が低い……借りやすくなるので、お金が市場に回りやすい

いまの相場という風船をふくらませているのは、安く借りられるお金でした。インフレのせいで金利が下がらず高いままだと、株を買うためのお金も減っていきます。ふくらんだ風船に針が近づいているような状態、というのがこの話の意味です。

リスク2|原油価格(WTI)

原油価格はチャートの形が三角持ち合いになっていて、上に抜けるか下に抜けるかがはっきりしつつある、という状況でした。上に抜けて1バレル120ドルまで行くようなら相場は大きく調整する、というのがエミン氏の見方です。

ただ、大事なのは「バブル=今すぐ崩壊」ではないということだと思います。ITバブルのときも1997年から指摘されていましたが、株価は2000年まで上がり続けました。いまが97年なのか99年の夏なのか、それは誰にもわかりません。

だから私は、無理に向かい合うことはしないけれど、いつか弾けたときに大きくやられない置き方にしておく、と決めました。ウォーレン・バフェットもいま現金の比率を高くしています。ただ私には時間の余裕がそこまでないので、割安で財務の安定した会社を持って、配当を受け取りながら待つ形を選びました。

リスク3|日本の長期金利の上昇

3つ目は日本の10年金利です。すでに2.6%台まで上がってきました。これが3%台に行ったら、エミン氏は「アルマゲドン」という強い言葉を使っていました。日本だけでなくアメリカの株も一度止まる可能性がある、という見立てです。

円キャリートレードのしくみ

世界には、日本の安い金利で円を借りて海外の資産に投資している人がたくさんいます。これを円キャリートレードと呼びます。

  • かつて……金利0%で円を借りてアメリカ国債で4%の利回り。差がまるまる残りました
  • いま……借りるコストが2.6%に上がり、差が小さくなっています
  • もし日本が3%になったら……借入コスト3%+為替ヘッジコスト1%で4%。アメリカ国債の利回りと並び、わざわざ海外に出す意味が薄くなります

そうなると、海外に出ていたお金が日本へ戻ってきます。だから海外のメディアも日銀の動きに注目している、という話でした。

出遅れている会社に順番が回ってくる、という見方

市場には、お金が高いところから安いところへ移っていく習性があります。これを循環物色(バリューシフト)と呼びます。

AI関連はすでにかなり高いところまで買われていて、一方のTOPIXやスタンダード市場には、中身が悪くないのに上がっていない会社が多く残っていました。水が高いところから低いところへ流れるように、お金も動いていく。そう考えると、出遅れている会社に順番が回ってくるのは自然な流れだ、と言えそうです。

私が会社を選ぶときの目安は、配当利回り3.75%以上、PBR2倍以下、自己資本比率50%以上、流動比率200%以上です。これは、割安で財務がしっかりした会社を選ぶための自分用のふるいです。

いまTOPIXやスタンダードに眠っている会社には、この目安に当てはまるものが多くありました。私が「ここを見ている」と言えるのは勘ではなく、ふだんから自分の目安で選んでいる種類の会社が、ちょうど割安に放置されているからです。エミン氏も「割安で下がる余地が少ない会社が日本のスタンダードや中小型にたくさんある」と話していました。

すでに高く買われた会社は、何かあれば大きく下げます。もともと安く放置されている会社は、そもそも下がりしろが小さい。人気がなくて割安なときに買って、人気が戻るのを待つ。これはウォーレン・バフェットのやり方を私なりに真似しているだけです。だから、配当を受け取りながら待てる高配当株のやり方と相性がよい、と思っています。

グロース株・中小型株に目が向きはじめた

最後に、明るい材料も1つ。いまの市場は2つに分かれています。

  • AI関連……かなり割高だけれど、お金が集中している
  • 中小型株・グロース株……安くて業績は悪くないのに、これまで上がっていなかった

この時点では東証グロース250が上がってきて、年初からのパフォーマンスで日経平均をわずかに上回っていました。アメリカでも中小型株の指数ラッセル2000が上がってきています。一方でTOPIXやスタンダード市場は、良い会社が多いのになかなか上がらず、一番おとなしい状況でした。

まとめ|2026年5月時点で私が確かめたこと

  • 日経平均は6万円台後半で、次のゾーンをうかがう位置にいた
  • 上昇率では韓国82%・台湾42%に負けているが、その主役はメモリーやファウンドリの少数の会社だった
  • いまの相場はモノをつくる側で起きている。ゴールドラッシュのツルハシ屋が儲かる構図
  • 見ておきたいリスクは、アメリカのインフレ、原油120ドル、日本の長期金利3%の3つ
  • 私はAIも半導体も個別には買わず、割安で財務の安定した会社を配当を受け取りながら持つことにした

相場は元気でも、足元にはいくつものリスクが残っています。にぎわっている会社を高いところから買わない。これが私自身の決め事です。

この記事は、エコノミスト・エミン氏の市場解説を私なりに整理したものです。数字は2026年5月時点のもので、その後は変わっています。

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当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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