2024年最新版!NISA人気銘柄ランキングと、その落とし穴。

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この記事は、2024年3月の最新!NISA人気銘柄ランキングを解説しています。

この記事を読むと、人気銘柄としてランキングされる企業が投資した方がいい企業とはいえないことがわかります。

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2024年NISA人気ランキング

2024年も引き続き、新NISAの利用者が増えています。

このことは、多くの投資家がどの銘柄を選ぶべきか、日々模索しているといってもいいでしょう。

最新のZAi ONLINEの「NISA国内株式・投資信託 買付・保有残高ランキング」を基に、どの銘柄が人気なのか、そして隠されたリスクについて分析します。

参考:https://diamond.jp/zai

人気銘柄ランキング

1位 日本電信電話(NTT)

2位 日本たばこ産業

3位 KDDI

4位 三菱商事

5位 三菱UFJフィナンシャル・グループ

6位 トヨタ自動車

7位 イオン

8位 アステラス製薬

9位 イオンモール

10位 三菱重工業

人気のある理由

ランキング上位の銘柄が選ばれる主な理由を説明します。

大企業であること

これらの銘柄は、すべて広く認知されている大企業で、多くの投資家が「大企業は安心」という理由で投資の対象として選んでいます。

最近の株価上昇

三菱商事、三菱UFJフィナンシャル・グループ、トヨタ自動車、三菱重工業など、特に株価が大きく上昇している銘柄がランキングに名を連ねています。

これが、さらなる購入意欲を掻き立てているのです。

高配当や優待が魅力

日本たばこ産業やイオンモールなど、配当利回りが高い銘柄や、優待の魅力がある銘柄も人気です。

投資家にとって、これらは持続的な収入源となり得るため、非常に魅力的です。

投資のリスク

投資人気ランキングの銘柄には、注意が必要です。

過大評価された企業を購入しても、企業としての実力がなければ、投資する理由になりません。

倒産したJALが良い例で、大きな会社で有名であっても、ROEが低い場合は注意が必要です。

日本航空(JAL)の事例

投資判断において企業の規模や知名度だけでなく、財務指標を慎重に評価する重要性を教えてくれました。

JALはかつて日本を代表する航空会社であり、極めて高いブランド価値を持っていましたが、2010年に、会社更生法の適用を申請しました。

この倒産が驚かれたのは、JALが長年にわたり安定した運営を続けていると広く認識されていたからです。

しかし本当のJALは、経営状況の悪化と燃料コストの高騰、経営陣の戦略的失敗によって過剰な債務と収益性の低い路線の維持に固執しました。

これにより、リターン・オン・エクイティ(ROE)が低下し続け、企業としての持続可能性が失われていたのです。

日本航空(JAL)の教訓

大企業であっても、経営の健全性と財務指標を常にチェックする必要があります。

特にROEは、企業が株主から預かった資本をどれだけ効率的に利益にできているかを示す重要な指標です。

ROEが低いということは、企業が資本を有効に活用していない可能性があるため、投資のリスクが高くなる可能性があります。

投資する企業を選ぶ時には、単に企業の規模や市場での地位だけでなく、財務健全性や利益率などの定量的なデータを基に判断することが求められます。

JALのように、一見安定している大企業でも内部の問題が表面化すれば、重大な損失を招くことになりかねません。

まとめ

新NISAの人気銘柄ランキングを参考にすることは一つの方法ですが、必ずしも「投資すべき銘柄」であるとは限りません。

広く分散されたインデックスファンドのように、リスク分散とコストパフォーマンスを重視した投資が、長期的に賢明です。

今回の分析を通じて、NISAの人気銘柄ランキングとその背後に潜むリスクについての理解を深めることができましたが、次回の記事では、さらに具体的な銘柄を見ていきます。

厳選した推薦銘柄2選を紹介し、それぞれの銘柄がなぜ投資のチャンスなのかを詳しく解説します。

市場の変動は予測が難しいものですが、適切な情報と洞察に基づく選択は、投資の成功につながります。

最後に投資は自己責任です。多くに分散し、余剰資金で行うことをお勧めします。

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