皆さん、こんばんは。バフェットかおるです。
今日は毎月5万円コツコツ積み立てているのに、「全然増えないなぁ…」と感じている方にデータで安心していただきたいと思っています
実はそれ、普通のことなんです。失敗でも何でもありません。
今日お伝えしたいのは、**「資産が1000万円を超えると、景色がガラッと変わる」**ということ。
なぜか。年率6%で運用できた場合、1000万円が1年で生み出す運用益は60万円。年率6%にした理由は、最近の日本のインフレ率が3%であることと、SP500の長期の成長は暴落や回復を繰り返しながら、長期で見れば年率9%なので9−3で6にしました
つまり、私たちが1年かけて積み立てる60万円と、資産が勝手に生み出す60万円が、横に並ぶんです。
ここから投資は、「自分だけで資産を増やすゲーム」から、「資産が後ろから押してくれるゲーム」に変わります。
① 投資は最初が一番しんどい。増えない理由は「元本」
最初にお金が増えないのは、当たり前なんです。
S&P500や全世界株式で投資しているのに増えない…と感じている方。投資が間違っているわけでも、商品が悪いわけでもありません。
まだ資産のエンジンが小さいだけなんです。
同じ年率6%・20年間でも、元本でこんなに違います。
- 元本100万円 → 約321万円(利益 +221万円)
- 元本500万円 → 約1,604万円(利益 +1,100万円)
- 元本1,000万円 → 約3,207万円(利益 +2,207万円)
- 元本3,000万円 → 約9,621万円(利益 +6,621万円)
同じ利回り、同じ期間。でも元本が大きいほど、増える金額はまったくの別物。
1,000万円を超えると、元本よりも運用益のほうが大きくなってくるんですね。
複利は「3つの掛け算」
複利って、利回りだけの話でも、時間だけの話でもありません。
元本 × 利回り × 時間。この3つの掛け算です。
昔の銀行をイメージしてください。利息(利回り6%)はみんな同じ。でも預けているお金(元本)が多いほど、つく利息が多いですよね。
- 100万円預けたら → 年6万円の利息
- 1,000万円預けたら → 年60万円の利息
- 3,000万円預けたら → 年180万円の利息
同じ利率でも、預金額が少ないうちは利息も雀の涙。だから最初の数年で「全然増えない」と感じるのは当たり前なんです。
バフェットの相棒チャーリー・マンガーも、こう言っています。**「最初の1,000万円が一番しんどい」**と。そして節約オタクふゆこさんと、元野村證券のサブさんも1000万円から資産が増えだしたと言っています。
資産形成は、前半と後半で役割が変わります。前半は準備期間、自分が資産を育てる。後半は回収期間、資産が自分を助けてくれる。
最初は自分が押す。後半は資産が後ろから押してくれる。そんなイメージです。
② 複利の爆発ラインは「運用益が積立額に並ぶとき」
では、複利が爆発するラインって、具体的にどこなのか。
**「運用益が、自分の年間積立額に並ぶ瞬間」*と言われていることもあります
毎月5万円の人なら、年間積立額は60万円。資産が1,000万円になって年率6%で回ると、資産が生み出す運用益も60万円。
自分の積み立てと、資産の働きが並ぶ。 これが大きな分岐点です。
積立額ごとに、景色が変わるラインを見ていきましょう(年率6%想定)。
- 毎月5万円 → 資産1,000万円で景色が変わる
- 毎月10万円 → 資産2,000万円で景色が変わる
- 毎月15万円 → 資産3,000万円で景色が変わる
毎月5万円だと、どれくらいかかる?
毎月5万円・年率6%で見ていきましょう。前半は地味、でも後半がすごい
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5年後 … 約349万円(利益 +49万円)
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10年後 … 約819万円(利益 +219万円)
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11年強 … 約1,000万円突破!
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20年後 … 約2,310万円
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30年後 … 約5,023万円
最初の5年の利益は約49万円。でも、20年目から30年目の10年間では、約2,700万円も増えるんです。
これが複利の怖さであり、強さです。
『運用益が積立額に並ぶとき』——これは私が、複利の効果を一番わかりやすくお伝えするための”目印”で。バフェットの相棒チャーリー・マンガーも『最初のまとまったお金を貯めるのが一番つらい』と言っています。まさにこのラインを超えると、雪だるまが転がり始めるんですね」
多くの人は最初の5年で「思ったより増えないな」と判断して、降りてしまう。でも本当は、複利が効き始める前に降りているだけかもしれません。これが長期投資で一番もったいないところ。
複利は「子どもの成長」に似ています。生まれてから数年は、毎日見ていると変化に気づきにくい。というか 気づいた時には、反抗期だったり、親の痛い所を一番指摘するくらい賢くなっていたり、危険なこともしらないうちにやっている、生んだ直後は一日が長くて永遠に寝不足と、母乳、おむつ替えがあると思っていたのに、いずれ私がおむつを替えてもらう時がくる ある時から一気に大きくなる その「ぐんと伸びる時期」が来るまで、焦らず見守り続ける必要があるんです。
③ 株式長期投資のすごい効果
ジェレミー・シーゲルの名著『株式投資(Stocks for the Long Run)』に、こんな有名なグラフがあります。
1801年に1ドルを投資していたら、各資産は2021年にいくらになっていたか。
- 株式 … 約5,400万ドル
- 長期国債 … 約50,206ドル
- 短期国債 … 約5,677ドル
- 金(ゴールド) … 約94ドル
- インフレ(物価上昇) … 約23ドル
見てください。株式は1ドルが5,400万ドルになっているんです。文字通り、桁が違います。
一方で、安全と思われがちな金(ゴールド)は約94ドル。物価の上昇(インフレ)に至っては約23ドル。つまりお金をそのまま現金で持っていたら、価値は物価に追いつくのがやっとだったということです。
長期で見れば、株式が最も高いリターンを生む——これがこのグラフがはっきり示していることです。
もちろん、一直線に上がったわけではありません。世界恐慌、第二次世界大戦、オイルショック、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショック…。「もう株は終わりだ」と何度も言われてきた。それを全部乗り越えて市場にい続けた人だけが、この成長を手にできたわけです。
※ 実際に220年も握り続けるのは現実的ではありません。あくまで「複利と長期投資の力がこれほどある」という例として見てください。
このグラフは、**「株が一番強い」だけじゃなく「金や現金では資産が育たない」**という対比まで見せられるのが強みです。
ここで世界の長期データを見てみましょう。
UBSの「グローバル・インベストメント・リターン・イヤーブック2025」によると、1900年に米国株に1ドル投資していたら、2024年末には名目で約10万7,000ドルになっていました。
1ドルが10万ドル。約10万倍です。
もちろん一直線ではありません。世界恐慌、第二次世界大戦、オイルショック、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショック…。「もう株は終わりだ」と何度も言われてきた。それを全部乗り越えた人だけが、この10万倍を手にできたわけです。
※ 実際に124年も握り続けるのは現実的ではありません。あくまで「複利と長期投資の力がこれほどある」という例です。
現金にもリスクがある
現金は安心に見えます。生活防衛費や近いうちに使うお金は、現金で置いておくべきです。ここで一つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。私自身は過去に、本来は生活防衛費として残しておくべきお金まで投資に回してしまった時期がありました。私の場合はたまたま大きな問題にはなりませんでしたが、それは家計に別の支えがあったからにすぎません。もし一家の大黒柱の方が生活費まで投資に回してしまうと、突発的な出費に対応できず、暴落時に泣く泣く売る原因になります。だからこそ「使うお金」と「育てるお金」はきっちり分けてください。私の失敗を、どうか真似しないでくださいね。
長く使わないお金まで全部現金で眠らせるのは、別のリスク。お金を守るとは「減らさないこと」だけじゃない。将来の物価上昇に負けないことも、立派な守りです。
「暴落を待つ」のは正解か?
バンガードの分析によると、一括投資とドルコスト平均法を比べると、過去のおよそ3分の2のケースで一括投資のほうが有利でした。理由は単純、株式市場は長期では上がる期間のほうが多かったから。
「もっと下がったら買おう」→ でも相場は上がっていく → 下がると怖くて買えない → また上がって「あの時買っとけば」…。この繰り返しにハマる人、多いんです。
一番難しいのは、底を当てることじゃなくて**「始める決断」**。だからこそ毎月積み立ては強い。タイミングを当てに行かなくていいんです。何もしないことがリスクということです。
④ 個別株投資 vs インデックス投資
「株が長期で強いなら、有名企業を買えばいいんじゃない?」
でも私は、初心者ほど個別株の一点勝負は避けたほうがいいと思っています。
理由はシンプル。世界経済は成長しても、すべての企業が生き残るわけじゃないから。
ベッセンビンダー教授(米アリゾナ州立大学)の有名な研究があります。
1926年以降の米国株、約2万5,000社以上を調べたところ、衝撃的なことがわかりました。
米国株の約58%は、その一生を通じて、わずか1ヶ月物の米国債(ほぼ現金)にすら勝てなかったんです。それどころか、中央値の銘柄は、生涯リターンがマイナス(約−3.7%)だった。
では、株式市場全体の富は、いったいどこから生まれたのか。
答えは——わずか上位約4%の企業(約1,092社)が、米国株市場の純粋な富のすべてを生み出していたんです。残りの96%は、全部合わせても、ほぼ現金と同じリターンにしかならなかった。
さらに極端な事実があります。エクソンモービル、アップル、マイクロソフト、ゼネラル・エレクトリック、IBMのたった5社だけで、富の創造全体の約10%を占めていた。ほんの一握りの企業が、全体を引っ張っていたんですね。
世界に広げて見ると、もっと極端です。1991年〜2020年の世界の株式約6万4,000社のうち、純粋な富を生み出したのは上位わずか2.4%の企業だけでした。
ここで一番伝えたいのは、こういうことです。
「世界経済が成長する」のは本当です。でも、その成長を生むのは、ほんの一握りの企業だけ。残りの大多数は、現金とほぼ変わらないか、むしろ負けてしまう。
この一握りを事前に当てて、しかも売らずに持ち続ける——できますか? かなり難しいですよね。
当たりの木を当てに行かなくても、森ごと持てば、その一握りの大当たり企業も自動的に手の中に入る。これがインデックスの最大の強みです。だから高配当株投資は分散が大事です
インデックスは「森を持つ」発想
個別株は1本の木。当てに行く。枯れるかもしれない。
インデックスは森全体。当てなくていい。新しい木がどんどん育ってくれる。
昔の勝ち組が沈み、新しい勝ち組が出てくる。その入れ替わりを自分で当てなくていいのが、インデックスの良さなんです。
好きな企業を応援する投資は楽しいですし、素晴らしい。でも老後資金や家族の将来を支えるお金の中心に置くなら、私はインデックスが強いと思っています。
私がおすすめするのは、eMaxis slim S&P500かオルカンかTOPIXです
⑤ 投資信託の複利効果と、暴落時の本当の見え方
「投資信託って、本当に複利なの?」と思う人がいると聞きました
銀行預金と投資信託はまったくの別物です。
銀行預金(年0.3%くらい)は、約束されているので複利的と言えます。
一方、株式メインの投資信託は、20%増えたり、30%減ったり。**厳密には複利ではなく、「複利的効果」**なんです。
複利的効果とは、利益を市場に残し続けることで、次の上昇の元本が大きくなる効果。
たとえば100万円が120万円になった時。120万円で売れば利益は20万円で終わり。でも残してさらに10%上がれば、12万円が乗る。差は2万円。
この2万円が、10年・20年・30年と続くと、どんどん積み上がって、指数関数的に増えていく。
暴落は「何の時間」か
ただし複利的効果は魔法ではありません。大きな元本で上がるということは、下落局面では大きな元本で下がるということ。痛みも大きい。
資産の増え方は、飛行機の上昇に似ています。離陸して高度を上げていく途中も、気流で機体はガタガタ揺れますよね。でも、揺れたからといって飛行機から飛び降りる人はいません。揺れは「落ちる」サインじゃなく、「進んでいる」途中の現象です。
暴落が来ると、多くの人は「もう墜落だ、降りよう」と慌てます。でも長期投資家にとっては、目的地に向かう途中の揺れに過ぎない。むしろ安い高度で多くの座席を買い込めるバーゲンの時間なんです。だから
資産形成は、富士山に登るようなものにもにています。山頂(ゴール)に向かう道は一本調子の上り坂じゃありません。途中で下って、また上って、谷を越えながら、少しずつ高いところを目指していく。
暴落が来ると、多くの人は「こんなに下ったらもう頂上は無理だ、引き返そう」と思う。でも経験者は知っています。その下り坂のあとに、また大きく登る道が待っていることを。下りは、次の登りの助走なんです。
大事なのは、資産額だけを見るんじゃなくて、保有数(口数)を見ることです。資産額が増えた減ったは気にしなくていいんです。
基準価格1万円なら、毎月5万円で5口。でも5,000円に下がれば10口買える。見た目は苦しいけど、中身では将来の上昇を受け取る口数が増えているんです。
一番つらいのは、下落だけ受け取って、回復を受け取らないこと。
必要なのは、暴落を予測する力じゃなくて、暴落時にも続けられる設計です。
暴落に強い、お金の分け方
- 生活防衛費 … 現金で守る
- 数年以内に使うお金 … 無理に投資しない
- 10年以上使わないお金 … 市場に置き続ける
⑥ 50代60代こそ「退屈な投資」が大事
「もう若くないから投資は遅い」とよく聞かれます。でも、必ずしもそうじゃありません。
- 20代 … 時間はある、でも元本は小さい
- 50代60代 … 時間は20代ほどないけど、退職金や遺産などまとまった元本がある
退職金や、コツコツ貯めてきた貯金。50代60代は、最初から大きなエンジンで投資を始められるんです。
- 毎月5万円・30年 → 元本1,800万円が約5,023万円
- 初期500万円+毎月5万円・20年 → 元本1,700万円が約3,914万円
- 初期1,000万円+毎月5万円・20年 → 元本2,200万円が約5,518万円
つまり、年齢よりも「元本 × 時間」が効く。
人生100年時代。60歳で投資をやめる必要も、65歳で全部現金化する必要もありません。
使うお金と、育てるお金を分ける。 これで年齢に関係なく、現実的に投資が続けられます。
複利を味方につけるのに必要なのは、すごい才能でも、相場を読む力でもありません。
たった1つ。「退屈な投資を、退屈なまま続けること」。
低コストのインデックスを買う。積み立て設定をする。暴落しても続ける。たまに資産配分を確認する。
地味だから続く。地味だから、長期で市場にい続けられる。シンプル・イズ・ベストです。
コロコロ方針を変える人は、波が怖くてすぐ船を降りてしまう。投資しない期間が増えて、なかなか目的地にたどり着けない。
長期投資家は、大きな潮の流れに乗って遠くまで行く。船から降りなければ、目的地には近づいていくんです。
今日経平均株価が最高値と7万円に行きそうなのに資産額が増えていなくても焦らなくていい、でも止まらないこと。
毎月積み立てて増えないのは、失敗じゃない。まだ複利のエンジンが大きくなっていないだけ。
運用益が積立額に並び始めるライン。ここから一気に爆増していきます。
今日の積み立ては、今日のためだけじゃない。10年後、20年後の自分を助ける一手です。老後に孤独でお金もない自分になるのを防ぐためです
今は地味でいい。でもその地味な一手が、未来の自分の大きな味方になります。
焦らず、でも力強く育てていきましょう。
まだ証券口座がない方へ|SBI証券・楽天証券の口座開設
複利のエンジンを育てる第一歩は、証券口座の開設です。私自身が使っていて、手数料が低く資産を最大化できたのが、ネット証券大手のSBI証券と楽天証券です。どちらも口座開設・維持は無料で、低コストのインデックス投資や新NISAにも対応しています。
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