2026年4月に入り、緊迫する中東情勢の中で**商船三井(MOL)**やフランスの海運大手の船舶が相次いでホルムズ海峡を通過したというニュースは、エネルギー安定供給の観点から非常に大きな注目を集めています。
1. 日本:商船三井(MOL)のLNG船が通過
2026年2月下旬から続いているイラン情勢の悪化により、ホルムズ海峡は事実上の封鎖状態にありましたが、4月3日に商船三井に関連する船舶が「日本関係の船舶として紛争発生後初めて」通過に成功したことが報じられました。
-
船舶名: 「ソハールLNG(Sohar LNG)」(パナマ船籍、商船三井が共同保有)
-
状況: 乗組員の安全を確認した上で通過。具体的な交渉過程については非公表ですが、オマーン関連のルートを使用したとみられています。
-
重要性: 日本の原油輸入の約9割、LNGの一部がこの海峡に依存しているため、この「1隻目の通過」は供給網回復への大きな一歩として市場でも好感されています。なお、翌4日には2隻目の通過も確認されています。
1. 船舶と乗組員について
「ソハールLNG(Sohar LNG)」の乗組員
-
人数と国籍: 通常、このクラスの大型LNG船には25名〜30名程度が乗船しています。国籍は、船長や機関長などの高級士官に日本人が数名、実務を担う部員にフィリピン人やインド人が選ばれるのが商船三井の標準的な構成です。
-
日本人の有無: 商船三井は今回の通過にあたり「乗組員の特定や日本人の有無」を公式には伏せていますが、中東情勢悪化時にペルシャ湾内にいた日本関係船全体では24名の日本人が確認されており、その一部がこの船に乗っていた可能性は極めて高いです。
-
食事内容: 船内には専属の調理師(コック)がおり、1日3食提供されます。日本人が乗る船では、炊きたての白米、味噌汁、焼き魚といった和食が中心ですが、多国籍なクルーに合わせてカレーやステーキなども出ます。長期航海でも飽きないよう、日曜は豪華なメニューにするなど工夫されています。
-
給料と勤務体系: * サイクル: 一般的に4〜6ヶ月乗船し、その後2〜3ヶ月の休暇を取る交代制です。
-
年収: 若手でも600万円以上、船長クラスになると1,500万円〜2,000万円を超えることも珍しくありません。有事の際は「危険手当」が加算される場合もあります。
-
2. 積み荷の価値と日本への貢献度
注意点として、この船は「石油」ではなく**「LNG(液化天然ガス)」**を運んでいます。
-
積載量: 約16.5万立方メートル(重さにして約7.5万トン)。
-
総価格: 2026年4月現在のスポット価格(約20ドル/mmBtu)で計算すると、1隻分で約120億〜130億円相当の価値があります。
-
日本の必要量の何%か: 日本の年間LNG輸入量(約7,000万トン)から換算すると、この1隻で**日本全体の約0.1%(日数にして約9〜10時間分)**のガスを賄える計算です。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、発電所の燃料が数時間切れるだけで大停電のリスクがあるため、この「1隻」が届く意味は絶大です。
-
商船三井の利益: 船会社は「荷物の中身の売買」ではなく、船を貸し出す「運賃(チャーター料)」で稼ぎます。通常1日あたり数百万円〜1,000万円程度の利益を生みますが、今回はリスクを負っての航行のため、特別契約による追加収益がある可能性もあります。
3. 日本の運航状況と今後の予定
通常時の運航数
平時、ホルムズ海峡を通過する日本関連の船舶は1日平均で2〜3隻(年間で約1,000隻)にのぼります。これらが絶え間なく来ることで、日本のエネルギー(原油の9割、LNGの2割強)が維持されています。
4月4日の「2隻目」と他社の動向
-
次の予定: ペルシャ湾内には依然として約40隻以上の日本関係船が待機しています。
-
他社の動向: **日本郵船(NYK)や川崎汽船(K-Line)**は、現時点では慎重な姿勢を崩しておらず、多くを喜望峰(アフリカ南端)経由に迂回させています。商船三井が今回、オマーンとの共同保有船という特殊な立場を利用して「風穴」を開けた形ですが、他社がこれに続くかは、今回の通過に対するイラン側の反応次第となります。
1. 通過した「2隻目」
商船三井が保有する**「Green Sanvi(グリーン・サンビ)」というLPG(液化石油ガス)船**
-
船舶名: Green Sanvi(パナマ船籍)
-
通過日時: 2026年4月3日(金)
-
特徴: 1隻目の「ソハールLNG」がオマーンとの共同保有船という「政治的な配慮」が働きやすい船だったのに対し、この「グリーン・サンビ」は商船三井が単独に近い形で関与する船です。
-
通過のシグナル: この船はAIS(船舶自動識別装置)の目的地欄に**「India ship India crew(インドの船、インド人の乗組員)」**と表示し、イランと友好関係にあるインドとの関連を強調することで、イラン当局の追及を回避したと報じられています。
2. 乗組員と船内生活について
-
乗組員と日本人の有無:
-
「Green Sanvi」は表示の通り、実務を担う部員の多くがインド人で構成されています。
-
ただし、商船三井の管理船であるため、船長や機関長などのシニア士官に日本人が乗務している可能性は依然としてありますが、安全上の理由から会社側は公表を控えています。
-
-
食事と給料:
-
食事: インド人クルーが多いため、船内では本格的な**カレー(ベジタリアン対応含む)**やチャパティなどが日常的に提供されています。
-
稼ぎ: 一般的な外航船員(インド人部員)の月収は数十万円〜ですが、こうした紛争海域を通る際は**「危険手当(War Risk Bonus)」として、基本給の100%(実質2倍)**が日割りで加算されるのが国際的な慣例です。
-
3. 積み荷の価値と日本へのインパクト
「Green Sanvi」は石油ではなく、タクシーの燃料や家庭用プロパンガスの原料となるLPGを運んでいます。
-
積載量と価格: 約4.5万トン〜5万トンのLPGを積載可能です。現在の市況では、1隻あたりの貨物価値は約40億〜50億円にのぼります。
-
日本の必要量の何%か: 日本のLPG年間輸入量は約1,000万トンです。この1隻で**日本全体の約0.5%(約2日分)**の需要を賄える計算になります。
-
商船三井の利益: 同社にとっては、滞留していた船が動き出すことで、1日あたり数千万円かかる待機コストが解消され、ようやく運賃収入(チャーター料)が確定することになります。
4. 今後の予定と他社の動向
-
次の予定: ペルシャ湾内には、商船三井、日本郵船、川崎汽船を合わせて約45隻の日本関係船が依然として足止めされています。
-
他社の動き:
-
日本郵船(NYK): 慎重な姿勢を崩していませんが、商船三井の成功例を見て、AISの表示を工夫(「No link to Israel/US」などと明記)して通過を試みる準備に入ったと噂されています。
-
今後の焦点: イラン側が「個別の工夫(インド船のふりをする等)」をどこまで黙認するか、あるいは正式な「通行料」の支払いを全隻に要求し始めるかが、来週以降のマーケットの注目点です。
-
2. フランス:CMA CGMによる「意思表示」
フランスの海運大手CMA CGMの船舶も、西側諸国の大型船として紛争後初めて海峡を通過しました。
-
船舶名: 「CMA CGM Kribi」(マルタ船籍)
-
通過の工夫: 報道によると、同船は船舶自動識別装置(AIS)の目的地欄に**「OWNER FRANCE(所有者はフランス)」**と入力し、イラン当局に対して政治的立場や国籍を明示することで安全を確保したとされています。
-
マクロン大統領の姿勢: 武力による海峡解放には慎重な姿勢を見せつつ、外交努力による通航の確保を優先する方針を打ち出しています。
3. 他の国々の事例
海峡の「実質的な封鎖」といわれる状況下でも、一部の国々は独自のルートや交渉で通航を続けています。
| 国・地域 | 主な動向 |
| 中国 | **COSCO(中遠海運)**の大型コンテナ船2隻が3月末に通過。イラン側から「優先的な通航権」を与えられていると報じられています。 |
| オマーン | 自国に関連するタンカー3隻が4月初旬に通過。地理的な利害関係からイラン側と独自の調整を行っている模様です。 |
| インド・ギリシャ | インド船籍のガスタンカーや、ギリシャ船籍の原油タンカーも散発的に通過が確認されており、国ごとの個別交渉が行われていることが推察されます。 |
今回の商船三井のニュースは、止まっていたエネルギー輸送が「交渉次第で動き出す」というシグナルになりました。
-
エネルギー価格: 供給途絶リスクがわずかに和らぎ、急騰していた原油・天然ガス先物価格に一定の落ち着きが見られます。
-
海運株への影響: 商船三井をはじめとする海運大手の株価には、リスクプレミアムの変動と、代替ルート(喜望峰経由)によるコスト増のバランスが複雑に影響しています。
依然としてリスクは高い状態ですが、日本企業がこの難局で実利的な通航を確保したことは、日本のエネルギーセキュリティにおいて非常に意義のあるニュースと言えるでしょう。
「一律の料金」ではなく、国や企業との「親密度」によってランク付けされた不透明な課金システムが運用されています。
1. 国別の推定支払い額(1隻あたりの想定)
イラン側(革命防衛隊:IRGC)は、船舶を「友好国」「中立国」「敵対国」に分類し、価格を変えていると報じられています。
| 国・地域 | 推定料金(1隻・片道) | 備考 |
| 中国・ロシア | 0円 〜 格安 | 戦略的パートナーとして「護衛」名目で無料、または事務手数料のみと噂されています。 |
| インド・オマーン | 数百万円 〜 数千万円 | 友好国枠。外交ルートでの調整により、直接的な「通行料」を回避している例もあります。 |
| フランス・ギリシャ | 約3億円(200万ドル) | 「中立だが西側」という扱い。今回のCMA CGMなどは、この基準額を支払った可能性が高いです。 |
| 日本(商船三井など) | 約3億円(200万ドル) | 日本は制裁参加国であるため、当初は拒否されましたが、民間経由でこの基準額を提示したとみられます。 |
-
原油タンカーの場合: 1隻あたりの固定額ではなく、原油1バレルにつき約1ドル(1隻で2億円〜3億円)という従量制の交渉も行われています。
2. どうやってお金を渡しているのか?(支払い方法)
米ドルの銀行送金を使うと、米国の経済制裁(OFAC規制)に触れて企業が世界から追放されるため、**「足がつかない方法」**が徹底されています。
-
中国人民元(CNY): 最も一般的な方法です。イランが中国から物資を輸入する際の決済にそのまま使えるため、イラン側も歓迎しています。
-
暗号資産(仮想通貨): テザー(USDT)などのステーブルコイン(米ドル連動型)が多用されています。ウォレット間送金のため、銀行システムを介さず数分で完了します。
-
第三国経由の「コンサル料」: 直接「通行料」と書かず、ドバイやシンガポールの仲介会社に対し「航路安全コンサルティング料」などの名目で支払い、そこからイラン側に流れる仕組みです。
3. 交渉は「誰」がやっているのか?
日本の場合
-
政府: 公式には「イランの不当な課金には反対」という立場を崩していません(国際法違反になるため)。
-
実務: 商船三井などの運航担当チーム、または**専門の仲介エージェント(ロンドンやドバイの紛争専門家)**が、イラン革命防衛隊に近い窓口と水面下で交渉します。
-
今回: 商船三井の1隻目はオマーンとの共同保有だったため、オマーン政府系の海運会社がイランとの橋渡し役(窓口)になったのが成功の鍵と言われています。
諸外国の場合
-
フランス: マクロン政権が外交ルートで「人道支援やエネルギー安定」を名目に接触しつつ、実務はCMA CGMの危機管理部門が担当。
-
中国・インド: **政府(外務省)**が直接イラン当局とトップダウンで交渉し、「我が国の船には手を出すな」という政治的合意(免除措置)を取り付けています。
-
ギリシャ: 船主(海運王たち)が個人的なネットワークや仲介者を使って個別に交渉するスタイルが主流です。
この「通行料」は、海運会社にとっては**「追加コスト(経費)」**ですが、運べなくなるリスクよりはマシという判断です。
-
コスト転嫁: この3億円/隻のコストが、将来的にガソリン価格や電気代にどう上乗せされるか(インフレ要因)。
-
人民元経済圏の拡大: ドルを介さない決済がこれほど大規模に行われることは、中長期的な「ドル一強」体制への揺さぶりになります。
三菱商事、三井物産、丸紅といった総合商社は、今回のような海峡通過の交渉において、表舞台には出ないものの、「影の主役」として極めて重要な役割を果たしています。
政府が「不関与」を貫き、船会社が「安全第一」で動く中、商社がどのような立場で関わっているのか、具体的に解説します。
1. 商社は「荷主(貨物の持ち主)」としての最強の当事者
船会社(商船三井など)は「運ぶ」のが仕事ですが、その中身(LNGや石油)を所有し、莫大な代金を支払っているのは商社です。
-
経済的インセンティブ: 船が1ヶ月止まれば、数千億円規模の資金が「海の上で塩漬け」になります。三菱商事や三井物産は、原料が入らないことで自社の化学プラントが操業停止に追い込まれる(三菱ケミカルや三井化学など)リスクも抱えており、「何が何でも通す」ための調整に最も必死な立場です。
-
「隠れた交渉」の窓口: 商社はテヘラン(イラン)、マスカット(オマーン)、ドバイ(UAE)などに数十年前から拠点を持ち、現地の有力者や政府高官と太いパイプを持っています。政府が公式に話せない相手(イラン革命防衛隊に近い企業など)に対し、「実務的な相談」を持ちかけられるのは、商社の現地駐在員です。
2. 具体的な関与の仕方は?
商社が直接「通行料」を支払うというよりは、以下のような形で「道」を作っています。
① 「国籍」のロンダリング(カムフラージュ)支援
今回の「Green Sanvi」が「インドの船・インド人の乗組員」という信号を出して通過した際、その**「インド側との調整」**に商社のネットワークが使われた可能性が高いです。商社はインドにも巨大な利権を持っており、イラン・インド・日本の三者間をビジネスの力でつなぐことができます。
② 共同事業(ジョイントベンチャー)の活用
1隻目の「ソハールLNG」は、商船三井とオマーン政府の共同保有ですが、こうした枠組みをそもそも作り上げ、維持しているのが商社(特に三菱商事や三井物産)です。イランと仲の良いオマーンを「窓口」に立てる戦略は、商社が得意とするスキームです。
③ 「見えないお金」の処理
政府が払えない「通行料」や、跳ね上がった「保険料」を、最終的な**「エネルギー価格(チャーター料や貨物代金)」にこっそり上乗せして処理**する仕組みを作っているのも商社です。
3. なぜ名前が出ないのか?
商社が「交渉に関わっている」と公に認めてしまうと、以下のリスクがあるからです。
-
米国からの制裁リスク: 米トランプ政権がイランへの圧力を強める中、日本企業がイラン側に「協力(支払いなど)」したと見なされると、ドル決済を差し止められる致命的なリスクがあります。
-
株主への説明: 投資家に対し、「有事の追加コスト」をどう説明するかは非常にデリケートな問題です。
現在、三菱商事などの株価が堅調なのは、単に資源価格が上がっているからだけではありません。**「地政学リスクをビジネスの力で突破できる数少ないプレーヤー」として、マーケットがその実務能力(危機管理能力)**を評価している側面もあります。
商社は**「政府ができない外交」と「船会社ができない実務」の隙間を埋める存在**です。今回の通過成功は、商社が現地で積み上げてきた「信頼(という名のネットワーク)」と「資金力」が、日本のエネルギー供給網を首の皮一枚でつなぎ止めた結果といえるでしょう。
他社の動きとして、現在は三菱商事・三井物産がリードしていますが、丸紅や住友商事も、自社の得意なルート(中立国経由)を使って、次の船舶通過に向けた「根回し」を急ピッチで進めているはずです。
2026年4月のこの歴史的な「突破口」は、単なる一企業の成功にとどまらず、今後の日本の国運を左右する大きなパラダイムシフト(前提条件の変化)を意味しています。
1. 政治:日本の「資源外交」の独自化
今回の商船三井の成功は、米国主導の制裁体制と、日本のエネルギー確保という「実利」の間に、日本が独自の道を見つけ始めたことを示唆しています。
-
「官民分離」の常態化: 政府は「不関与」を貫きつつ、民間(商社・船会社)が水面下で調整する「二重外交」が日本の勝ち筋となります。
-
イラン・オマーンのプレゼンス拡大: 日本にとって中東の窓口としてオマーンの重要性がさらに高まり、外交リソースが集中します。
-
多極化の進展: 中国人民元や暗号資産での決済が拡大することで、米ドルによる金融制裁の効力が相対的に弱まる「脱ドル化」の動きが加速します。
2. 経済:「悪いインフレ」の定着と供給制約
「通れるようになった」とはいえ、そこには莫大な「通行料(コスト)」が乗っています。
-
エネルギーコストの底上げ: 1隻あたり3億円規模の追加コスト(通行料・保険料)は、最終的に電気代・ガス代・ガソリン代に転嫁されます。これは家計を圧迫し、消費を冷やす「悪いインフレ」の要因です。
-
サプライチェーンの再構築: ホルムズ海峡を通る「最短ルート」が常にリスクに晒されるため、日本企業はよりコストの高い「アフリカ迂回ルート」や「備蓄の積み増し」を余儀なくされ、企業の収益構造が恒久的に圧迫されます。
3. 金融・保険:リスクプレミアムの常態化
これまで「万が一」だった地政学リスクが、金融市場の「前提」に組み込まれます。
-
戦時保険の標準化: ロンドン市場などの船舶保険料が高止まりし、海運業界の固定費を押し上げます。
-
コモディティ(商品)市場のボラティリティ: 原油やLNGの先物価格は、イラン当局者の「一言」やAIS(船舶識別装置)の信号一つで乱高下する、極めて投機性の高い市場へと変貌します。
4. 株価:セクター別「勝者と敗者」
投資戦略において、銘柄選別の基準が大きく変わります。
| セクター | 影響 | 注目点 |
| 海運(商船三井など) | 中立〜プラス | コスト増は痛手だが、運賃(運賃指標)の高騰がそれを上回る。特に「危機管理能力」が高い企業の評価が上がる。 |
| 総合商社 | プラス | 資源高と物流網の支配力により、最強の防衛株・成長株として君臨。独自の交渉力が「無形資産」として評価される。 |
| 電力・ガス・製造業 | マイナス | 燃料コスト増を価格転嫁しきれない場合、業績を大きく圧迫。特にエネルギー多消費型の鉄鋼・化学などは厳しい。 |
| 防衛関連 | プラス | 日本のエネルギーセキュリティ確保のため、護衛艦の増強や海上保安庁の予算拡大が期待され、関連株に資金が入る。 |
5. 為替:円安の「底抜け」リスク
今回の出来事は、構造的な円安要因を強化します。
-
貿易赤字の拡大: 通行料を含んだ高価なエネルギーを輸入し続けることは、日本から外貨(ドルや元)が流出し続けることを意味します。
-
「資源国通貨」へのシフト: 日本円が「安全資産」とされた時代は終わり、エネルギーを持つ国(米ドル、豪ドルなど)との格差がさらに鮮明になります。1ドル=160円台が「天井」ではなく「床(新基準)」になる懸念があります。
バフェットかおるさんのように、日本の高配当株やインデックスを主軸にされている場合、**「地政学リスクをコストとして計算に入れているか」**が重要になります。
今回の商船三井の成功は短期的には「投資」の材料ですが、中長期的には「日本のエネルギーコストが一段階上がった」という厳しい現実の始まりでもあります。商社株のような「インフレに強い資産」をポートフォリオの核に据えつつ、海運株のボラティリティを上手く取り込む柔軟さが、2026年以降の相場を生き抜く鍵になりそうです
🔽これから投資を始めるなら この2つを作っておけば間違いありません! 私もメインで愛用しています😊
✅ SBI証券 は、日本の個別株や米国株をやるならココが!手数料も安くて最強です。


コメント