【初心者向け】ゴールドの基本と「3つの使い道」について解説。

今日は「超初心者向け ゴールドの基本と3つの使い道」についてお話ししていきます。

最近、ゴールドに注目が集まっていますよね。実際に日経新聞でもこんな記事が出ていました。

2025年3月3日現在、金価格は上昇傾向にあります。ニューヨーク金先物(中心限月)は2,877.40ドルで、前日比28.90ドル(+1.01%)上昇しました。国内の金小売り価格は1グラムあたり15,338円となっています

この価格上昇の背景には、以下の要因があります

  1. 地政学的リスクの高まり:中東情勢の緊迫化により、金は資金の逃避先としての需要が高まっています

  2. 中央銀行の需要:ゴールドマン・サックスは、中央銀行の継続的な需要が金価格を押し上げると予測しています

  3. 投資家の関心:地政学的リスクや経済の不確実性から、投資家の金への関心が高まっています。

専門家の見解:

  • ゴールドマン・サックスは2025年末の金価格を1オンス3,100ドルと予想しており、これは以前の予想から上方修正されています

  • 一部のアナリストは、政策の不確実性が高まれば、金価格が1オンス3,300ドルまで上昇する可能性があると指摘しています

しかし、投資家は以下の点に注意する必要があります:

  1. 金利の影響:金は利息を生まない資産であるため、金利上昇は金価格にマイナスの影響を与える可能性があります

  2. 市場の変動性:地政学的状況や経済政策の変更により、金価格は急激に変動する可能性があります。

  3. 長期的な見通し:短期的な価格上昇に惑わされず、長期的な投資戦略の一部として金を検討することが重要です。

経済アナリストや投資のインフルエンサーの中には「ゴールドの時代が来る!」なんて言っている人もいます。
そんな話を聞いて、「ゴールド、ちょっと気になるな」と思っている人も多いんじゃないでしょうか?

そこで今日は
ゴールドの基本5つ
ゴールドの3つの使い道
この2点について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます

ゴールドに関する知識は、資産形成を考えるなら必須科目
「自分もゴールドを買ったほうがいいのかな?」と気になっている方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

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ゴールドの基本5つ

まずは、ゴールドの基本から
ゴールドには、次の5つの特徴があります。

1️⃣ 価値がゼロにならない
2️⃣ インフレに強い
3️⃣ インカムはない
4️⃣ ボラティリティ(値動き)が大きい
5️⃣ 有事(戦争や経済危機)に強い

では、一つずつ解説していきますね

1️⃣ 価値がゼロにならない

ゴールドは実物資産なので、そのもの自体に価値があります。
例えば、宝飾品や工芸品、通貨など、さまざまな用途がありますよね。

一方で、株式は会社が倒産すると価値ゼロになってしまうことも…。
紙くずになってしまうリスクがあるんです。

ゴールドは歴史的にも人類共通の通貨として認められてきました。
これまでに採掘された金の総量は、オリンピック公式プール約4杯分
さらに、地中に埋まっている埋蔵量はプール1杯分ほどと言われています。
希少価値が高いからこそ、価値がゼロになることはないんですね。

2️⃣ インフレに強い

ゴールドは、インフレ(物価上昇)に強い資産です。

なぜかというと、お金は国がいくらでも発行できるから。
例えば、日本の1円玉の製造コストは17円
完全に「錬金術」ですよね…(笑)。

お金の量が増えすぎると、その価値は下がってしまう
つまり、同じ100円では、10年後にはおにぎりが買えなくなる可能性があるんです。

でも、ゴールドは簡単に増やせません。だからこそ、長期的に価値を維持しやすいんですね。

3️⃣ インカムはない

「インカム」とは、**インカムゲイン(配当や利子)**のこと。
銀行にお金を預ければ、少しですが利息がつきますよね。
株を買えば、配当金をもらえることもあります。

でも、ゴールドは持っていても何も生み出さないんです。

投資の神様ウォーレン・バフェットも、こんなことを言っています。
👉 「ゴールドは何も生み出さないから投資しない」

つまり、ゴールドは「持っているだけで利益が増える資産ではない」ということですね。

4️⃣ ボラティリティ(値動き)が大きい

「ボラ」って聞くと、お魚を想像しちゃうかもしれませんが…(笑)、
投資の世界で「ボラ」とは**ボラティリティ(値動きの激しさ)**のこと。

ゴールドは安全な資産と思われがちですが、実は株式と同じくらい値動きが激しいんです。

例えば、1年間で30%も上下することも珍しくありません。
値動きが大きい資産を持つと、資産価値の変動が激しくなるので、その点は要注意ですね。

5️⃣ 有事に強い

戦争や経済危機など、「有事」の際にゴールドの価格は上昇しやすいです。

例えば、1980年ごろには、

  • イラン革命(1979年)
  • オイルショック(1979年)
  • ソ連のアフガニスタン侵攻(1979年)

こうした混乱が続いた結果、ゴールドの価格は短期間で4倍になりました。

つまり、「世界が混乱するときこそ、ゴールドは価値を発揮する」んですね。

ゴールドの3つの使い道

さて、ここまでゴールドの基本を見てきました。
では、ゴールドを実際にどう活用するのか?
使い道は、大きく3つあります。

1️⃣ 投機(短期トレード)
2️⃣ 投資(長期ポートフォリオ)
3️⃣ 保険(アルマゲドン対策)

1️⃣ 投機としてのゴールド

簡単に言えば、「値動きを狙って短期売買する」という使い方です。

ゴールドは値動きが激しいので、安いときに買って、高いときに売ることができれば利益が出ます。
ただし、投機はギャンブル的な側面もあるため、上手く立ち回れないと損をするリスクも高いです。

個人的には、99%の人にはオススメしません
特に初心者の方は、投機目的でゴールドを買うのはやめておいた方がいいでしょう。

2️⃣ 投資としてのゴールド

こちらはポートフォリオに組み入れて長期保有する方法です。

例えば
株式60%・債券30%・ゴールド10%
このように分散投資することで、資産全体のリスクを抑えることができます。

ただし、私は株式+現金のシンプルなポートフォリオが好みなので、ゴールドはあまり組み入れていません。

3️⃣ 保険としてのゴールド

万が一の「アルマゲドン対策」として、ゴールドを現物で保有する方法です。

「戦争や金融崩壊が起きたら、ゴールドを持って海外へ脱出する」
こう考える人もいますが、現実的にはリスクが極めて低いため、私は買っていません。

まとめ

ゴールドの基本5つ
✅ 価値がゼロにならない
✅ インフレに強い
✅ インカムはない
✅ ボラティリティが高い
✅ 有事に強い

ゴールドの使い道3つ
✅ 投機(短期売買)→ オススメしない
✅ 投資(長期保有)→ 5〜10%ならOK
✅ 保険(アルマゲドン対策)→ 基本的には不要

以上、参考になれば嬉しいです

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