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先に結論を書きます。私の基本は「買ったら売らない」です。配当金をもらい続けることが目的なので、配当が出ている限り手放す理由がないと私は考えています。
ただ、何があっても売らないと決めているわけではありません。この記事では、私が売却を考えると決めている5つの場面を、自分の決め方の紹介として書いておきます。読んでくださる方に同じようにしてほしいという話ではありません。
私はウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良い会社を割安なときに買って長く持つこと、決算を自分で見ること、わからないものは買わないことを続けています。売り方についても、その延長で自分なりの線を決めています。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入や売却を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。出典を確認できない発言は引用していません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
高配当株の持ち方は2つに分かれると私は考えています
ひとくちに高配当株といっても、持ち方が大きく2つに分かれると私は思っています。
- 安く買って高く売る持ち方|配当利回りが高いのは株価が下がりすぎているサインでもある、という考え方から、割安なところで買って株価が戻ったら売る。配当はおまけで、売却益が主な狙いになります。
- 配当をもらい続ける持ち方|売ることを前提にしない持ち方です。買った会社が自分のかわりに働いてくれて、毎年配当という形で返してくれる。私が好きなのはこちらでした。
ニワトリを売ってしまったら、金のタマゴは産んでもらえません。配当が出続ける限り手放す理由はない、というのが私の出発点です。
条件1|減配や無配に向かいそうだと感じたとき
私の目的は配当をもらい続けることなので、その配当が出なくなるなら保有する理由が根本から崩れます。
私が怖いと感じるのは、無配になった瞬間よりもその前兆です。段階で書くと、減配しそう・減配した・連続で減配した・無配になった、という流れになります。
被害を小さくしたいなら「減配しそう」の段階で動くのがいちばん早いのですが、そのあとの段階ではすでに株価も下がっていて間に合わないことが多いです。
それでも私自身は、連続減配や無配になってもすぐには売らないことが多いです。V字で立ち直る会社も世の中にはありますし、1社や2社が無配になっても困らないように、最初から会社数を分けて持つようにしているからです。
条件2|買った理由(自分の仮説)が外れたとき
会社を買うときには、なぜこの会社なのかという理由が私にはあります。その理由が崩れたときは売却を考えます。たとえばこういう場合です。
- 海外展開がうまくいくと思って買ったのに、うまくいかなかった
- 競合が少ない安定した商売だと思っていたのに、強い新規参入が来た
- 中期経営計画の達成を期待していたのに、毎年未達が続いている
こういうときは、感情ではなく「自分が立てた仮説が外れた」という事実として受け止めて、売却を考えるようにしています。
いつが売り時ですかと聞かれても、私にはわかりません。売り時は「自分がなぜ買ったか」とセットになっているものだと私は思っています。
条件3|組織ぐるみの不正が発覚したとき
組織ぐるみの不正が発覚した会社は、私は売ると決めています。利益が出ていても損が出ていても関係なく、そこは機械的に線を引いています。
信用できないと感じた会社の株主で居続ける理由が、私には見つかりません。株主も顧客も自分の儲けのための道具だと考えているように見える経営陣の会社が、長く株主に報いてくれるとは私には思えない、というだけの話です。これは分析というより、私の個人的な割り切りです。
条件4|明らかに良いと思える乗り換え先が見つかったとき
A社よりB社のほうが明らかに良いと自分で判断できたときは、乗り換えを考えます。
個人で出せるお金には限りがあるので、限られたお金をより良いと思える場所に移す判断は、私にも必要になります。
ただ、これは「なんとなく別の会社が気になった」という話ではありません。決算を自分で読んで、はっきり説明できる根拠があるときに限る、と決めています。
条件5|配当の何十年分も値上がりしたとき
たとえば配当50円の会社を、株価1,000円(配当利回り5%)で買ったとします。その後に株価が3,000円になったとしたら、含み益は配当に換算しておよそ40年分になります。
この場面で利益を確定するのは、私には筋の通った選択に見えます。
もっとも、そこまで株価が上がっているということは業績も伸びている場合が多く、そうなると増配も見込めます。結果として売らなくてよかったということも少なくありません。売るにしても持ち続けるにしても、ありがたい悩みだと思っています。
会社が育つには時間がかかる、と私が思っていること
明日いきなり売上が倍になる会社はありません。新しいサービスが一度に10個生まれることもありません。
これは悪い話ではなく、だからこそ長く持つ意味があると私は受け止めています。株価は毎日動きますが、それが会社の実態をそのまま映しているとは限りません。
私は5年・10年の単位で業績を見続けるようにしています。そのほうが自分には合っていました。
景気の循環と、含み損が増える時期の受け止め方
景気が良いときに強気で買って、悪いときに怖くなって売る。それは高く買って安く売ることになってしまいます。
高配当株の買い方は、私の場合は逆張りに近いです。景気が悪いときほど、良い会社が割安になっていることがありました。
含み損がふくらむ場面でも、私は「財務が固い会社を安く買えているだけ」と受け止めるようにしています。そう思えるかどうかで、持ち続けられるかが変わると感じています。
まとめ|私が売却を考えると決めている5つの場面
- 減配や無配に向かいそうだと感じたとき
- 買った理由(自分の仮説)が外れたとき
- 組織ぐるみの不正が発覚したとき
- 明らかに良いと思える乗り換え先が見つかったとき
- 配当の何十年分も値上がりしたとき
動けば動くほど手数料と判断の回数が増えていく、というのが私の実感です。売買の回数は少ないほうが自分には合っていました。
含み益も配当も、いまのところ地道に増えています。引き続きこのやり方で、自分の口座をゆっくり育てていきます。
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