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私が自分のお金で投資するとき、外すことに決めた投資先が5つあります。ファンドラップ、毎月分配型の投資信託、ターゲットイヤー型の投資信託、新興国株式の投資信託、そして「今すぐ始めないと乗り遅れる」という焦りから選ぶ投資先です。理由は2つだけで、毎年払う手数料が高いこと、そして中身を自分で確かめられないことです。私はウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良い会社を割安なときに買って長く持つようにしているので、この2つが引っかかる商品は買わないと決めました。
私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。この記事は私が公表資料を読んで考えた記録で、特定の商品の売買を勧めるものではありません。記事中の数字は2026年10月時点で確認できた公表資料にもとづきます。
この記事の内容は、YouTubeの動画でもお話ししています。
私が投資先を外すときに確かめている2つのこと
新しいNISAが始まってから、50代・60代で投資を始めたという方の話をよく聞くようになりました。私も50代です。手元にある程度のお金があって、それを活かしたいと思うのは自然なことだと思います。
ただ、私が銀行や証券会社の窓口で受けた説明を思い出すと、丁寧に対応してもらうほど、自分で判断するための材料が減っていく感じがありました。
そこで私は、商品を見るときに2つだけ確かめることにしました。1つは、毎年いくら払うのかという手数料です。もう1つは、自分のお金が最終的にどの会社に行くのかを、自分で追えるかどうかです。
この2つが満たせない商品は、私には向かないと判断しました。以下の5つは、その基準で外したものです。
1. ファンドラップ|毎年1.4〜1.7%の手数料が20年積み上がる
ファンドラップは、金融機関にお金を預けて、資産の組み合わせを任せるサービスです。プロに任せられるので安心、という説明を受けることがあります。
金融庁が2023年4月に公表した「資産運用業高度化プログレスレポート2023」には、販売会社の公表資料をもとに集めたファンドラップの手数料がまとめられています。そこに載っている手数料の総額、つまり運用を任せる分の手数料と、組み入れられる投資信託の信託報酬を合わせた水準は、コースによって年1.41%から1.74%でした。
仮に1,000万円を年1.6%で預けたとすると、1年で16万円、20年なら単純計算で320万円です。100万円でも1年で1.6万円、20年で32万円になります。運用がうまくいった年も、そうでない年も、この手数料は先に引かれます。
同じ資料では、ファンドラップについて「コース別のリスク・リターン水準や過去のパフォーマンスが一般に開示されていない」とも指摘されていました。私が確かめたい2つ目のこと、つまり中身を自分で追えるかどうかが、ここで止まってしまいました。
窓口で言われたのは「プロが分散投資しますので、ご自身で判断する必要はありません」という言葉でした。私はこの「判断する必要はありません」が、自分には合わないと思いました。
2. 毎月分配型の投資信託|分配金に元本の払い戻しが混ざる
毎月お金が入ってくるのは、たしかに気持ちが落ち着きます。年金のように受け取れますよ、という説明もされます。
ただ、投資信託の分配金には2種類あります。運用で出た利益から払われる普通分配金と、自分が預けたお金がそのまま戻ってくる元本払戻金(特別分配金)です。元本払戻金に税金がかからないのは、そもそも利益ではないからです。
つまり、毎月受け取っている金額のうち、どれだけが本当の利益で、どれだけが自分の元本の払い戻しなのかは、運用報告書を開いて確かめないとわかりません。私はそれを毎月続ける自信がなかったので、この形は選びませんでした。
私は代わりに、会社が稼いだ利益から出る配当金を受け取る形にしています。配当金なら、その会社の決算短信を自分で開いて、いくら稼いでいくら配ったのかを確かめられます。
3. ターゲットイヤー型の投資信託|中身の入れ替えを自分で決められない
ターゲットイヤー型は、目標の年に近づくにつれて、株式の比率を自動的に下げていく投資信託です。
考え方はわかりやすいのですが、私が気になったのは、いつ、どれだけ比率を変えるのかを自分で決められないところです。私は会社が安くなった年こそ買い増したいと思っているので、年齢だけで株式を減らされるのは、自分の考え方と合いませんでした。
それに、同じ目標年を名前につけた商品でも、会社によって中身の変え方はまったく違います。名前だけで選べるものではないと思いました。
窓口で言われたのは「年齢に合わせたリスク管理を自動で行いますので、安心してお任せください」という言葉でした。
4. 新興国株式の投資信託|値動きの幅に自分が耐えられない
成長が期待される国に投資する、という話は魅力的に聞こえます。私も一度は考えました。
ただ、新興国の株式は1年のうちに大きく下がることがあります。どれくらいの幅で動くのかは指数や期間の取り方で変わるので、私は自分で説明できない数字は置かないことにしました。
かわりに私が確かめたのは、自分の側の条件です。私は60代、70代になっても配当金を受け取り続けたいと思っています。大きく下がったあと、回復を待てる年数が自分にどれだけ残っているのか。そう考えると、値動きの幅が大きいものを資産の中心に置くのは、私には合わないと判断しました。
それに、新興国の会社は、私が決算を自分で読める会社がほとんどありません。わからないものは買わない。ウォーレン・バフェットのやり方を真似するうえで、私がいちばん大事にしているところです。
5.「今すぐ始めないと」という焦りから選ぶ投資先
5つ目は商品の名前ではありません。焦りから選んでしまう、という選び方そのものです。
「今だけ」「残り枠がわずか」「これから伸びる国です」。こういう言葉が出てきたとき、私は一度その場を離れることにしました。窓口でその日のうちに決めてしまったものは、あとから見返すとだいたい手数料の高いものでした。
いまは、気になった商品があったら目論見書と運用報告書を自分で開いて、1週間置いてから決めることにしています。1週間待って消えてしまう機会なら、もともと私には縁がなかったのだと思うようにしました。
外した代わりに私が決めたこと
5つを外した代わりに、私が選んだのは次の3つです。
1つ目は、自分で決算を開ける日本の会社を、配当金を目的に持つこと。2つ目は、毎年払う手数料をできるだけ小さくすること。3つ目は、買ったら売らないと決めて、下がった年も配当金を受け取り続けることです。
これが正解だとは思っていません。私がこう考えて、こう決めたという記録です。
まとめ
私が自分のお金から外したのは、ファンドラップ、毎月分配型の投資信託、ターゲットイヤー型の投資信託、新興国株式の投資信託、そして焦りから選ぶ投資先の5つです。
基準にしたのは2つだけでした。毎年いくら手数料を払うのか。そして、自分のお金の行き先を自分で追えるのか。ファンドラップの手数料は、金融庁が2023年4月に公表した資料では年1.41%から1.74%でした。
この記事は私の考えの記録で、特定の商品の売買を勧めるものではありません。実際の判断は、目論見書と運用報告書をご自身で確かめたうえで、ご自身の責任でお願いします。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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