今日は、私のポートフォリオにも入っている2つの「日本の生活と社会を支える銘柄」をご紹介します。
アサンテ(6073)とショーボンドホールディングス(1414)。
どちらも今、株価が下がっています。 でも、私はこの下落を「むしろチャンス」と見ています。
なぜなら、この2社が手がけている仕事は、日本がある限り絶対に必要な仕事だからです。
「シロアリ駆除」と「橋やトンネルの補修」――地味です。本当に地味です。 でも、地味な仕事ほど、長く・確実に・配当を生み出してくれるんです。
今日は、なぜこの2社が5年・10年と持ち続けて配当をもらいながら、株価上昇も狙える銘柄なのか。 初心者の方にも「あ、そういうことか!」とわかるように、ゆっくり解説していきますね。
第1章:アサンテ(6073)――シロアリから日本の家を守る会社
◆ どんな会社?
アサンテは、シロアリ駆除・予防の業界最大手です。
「シロアリ駆除なんて、地味すぎる…」と思いましたか? でも、考えてみてください。
- 日本の住宅は、約6割が木造です。
- 木造住宅の寿命を縮める最大の敵が、シロアリです。
- シロアリの被害は、放置すると家の土台が腐り、地震で倒壊するリスクが上がります。
つまりアサンテは、**「日本の家を守る、目に見えない見張り役」**なんです。
◆ 稼げる仕組み(初心者でもわかる)
アサンテのビジネスは、**「5年に1度、必ずお客様が戻ってくる」**仕組みになっています。
- シロアリ予防の薬剤は、効果が約5年で切れる
- 5年後、お客様に「また点検しませんか?」と連絡
- 多くのお客様がリピート契約
40万軒以上の施工実績があるので、毎年「再施工タイミング」のお客様が自動的に発生する仕組み。これはストック型ビジネスに近いんですね。
しかも、シロアリ駆除以外にも:
- 湿気対策(床下換気扇など)
- 耐震補強工事(地震対策)
- 基礎補修
- 太陽光発電
と、家のメンテナンスをまるごと請け負うことができる。一度信頼を得たお客様から、長くお仕事をもらえる構造です。
◆ 財務の安定性(四季報データより)
ここが大事です。アサンテの財務を見てください。
| 項目 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 69.9% | 超優良(50%以上が目安) |
| 有利子負債 | 2,397百万円 | 総資産13,876百万円に対し軽微 |
| 利益剰余金 | 11,562百万円 | 過去の利益をしっかり蓄積 |
| ROE | 6.4% | 安定的 |
借金がほとんどなく、自分のお金で経営している超健全会社です。
◆ 配当の履歴
- 年間配当62円を維持(中間31円+期末31円)
- 現在株価1,329円 → 配当利回り 4.67%
- 利回り3.75%以上という私の基準をしっかりクリア
第2章:ショーボンドホールディングス(1414)――日本の橋とトンネルを治す会社
◆ どんな会社?
ショーボンドは、コンクリート構造物の補修・補強の業界最大手です。
何を治しているか?
- 橋(特に高速道路の橋梁)
- トンネル
- 港湾施設
- 鉄道インフラ
これらは全部、コンクリートでできています。コンクリートは、作った瞬間から劣化が始まるんです。
◆ なぜ「絶対に必要」なのか?
日本の高度経済成長期(1960〜70年代)に作られた橋やトンネルが、今、一斉に「寿命50年」を迎えています。
国土交通省のデータでは:
- 建設後50年以上の橋梁の割合は、2030年に約55%
- トンネルも同様に老朽化が進行
これを放置すると、2012年の笹子トンネル天井板崩落事故のような悲劇が起きます。
だから国は、絶対にインフラ補修にお金を出し続けるんです。
◆ 国策の追い風(ここ重要!)
2025年6月、政府は**「第1次国土強靭化実施中期計画」**を閣議決定しました。
2026年度からの5年間でおおむね20兆円強程度の事業規模が想定されています。
つまり、ショーボンドの仕事は、国が法律で「お金を出す」と決めた市場なんです。これ以上の安定はありません。
◆ 稼げる仕組み
ショーボンドの強さは「造らない建設会社」というポジション。
- 新築のビルやマンションは作らない
- ひたすら既存インフラを治すことに特化
- だから景気の波の影響を受けにくい
- 公共工事中心 → 発注主は国・高速道路会社・自治体(取りっぱぐれなし)
◆ 財務の安定性(四季報データより)
| 項目 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 83.2% | 超優良(驚異の水準) |
| 有利子負債 | 0円 | 完全無借金経営 |
| 利益剰余金 | 82,067百万円 | 圧倒的な内部留保 |
| ROE | 14.5% | 高収益体質 |
借金ゼロ・自己資本比率83%・ROE14.5%――この3つが揃う会社は、東証プライムでも本当にひと握りです。
◆ 配当の履歴(しっかり増配)
過去5年の1株配当の推移を見てください:
- 2021年6月期:26.4円
- 2022年6月期:29.5円
- 2023年6月期:31.8円
- 2024年6月期:34.8円
- 2025年6月期:43.9円
- 2026年6月期予想:45.5円
5年で配当が約1.7倍。きれいな増配トレンドです。 現在の予想配当利回りは3.59%。
第3章:今、株価が下がっている7つの理由(そして長期では解消できる理由)
ここからが本題です。両社とも素晴らしい会社なのに、なぜ今、株価が下がっているのか? 7つの理由を1つずつ見ていきましょう。
【理由1】半導体・AI株への資金集中
今の日経平均は、半導体・AI関連株が主導して史上最高値を更新しています。 投資家のお金が、こうした「派手な成長株」に集中してしまい、地味なディフェンシブ株(生活インフラ系)からお金が抜けているんです。
→ 長期での解消: AIブームには必ず調整局面が来ます。そのとき投資家は「やっぱり安定配当」に戻ってきます。バブル相場の歴史を見れば明らかです。
【理由2】アサンテの業績下方修正(2026年3月期)
アサンテは3月17日に業績修正を発表。26年3月期の連結経常利益を従来予想の13.1億円→7.8億円に40.5%下方修正し、一転して32.8%減益見通しとなった。
これが直近の下落の最大の原因です。
下方修正の理由は:
- 不安定な天候・気温が白蟻の活動に影響
- 消費者マインド改善の遅れ
- 広告宣伝費・人件費・システム投資の先行負担
→ 長期での解消: 天候はあくまで一時要因。シロアリは絶対にいなくなりません。むしろ温暖化でシロアリの活動範囲は広がっています。広告投資は将来の顧客獲得につながる「種まき」です。
【理由3】ショーボンドの中間期売上減
ショーボンドの2026年6月期中間期は、売上高が6.0%減の428.64億円、営業利益が4.7%減の100.87億円となりました。
ただし――受注高は4.9%増と好調でした。
→ 長期での解消: 売上が一時的に減っただけで、受注はむしろ増えている。これは「これから売上になる仕事の貯金」が増えているということ。来期以降に売上として現れます。
【理由4】公共工事の発注タイミングのズレ
ショーボンドの顧客は国・高速道路会社・自治体。これらは予算の都合で発注時期が偏ることがあります。今は「端境期」に当たっています。
→ 長期での解消: 国土強靭化に20兆円超が投入されることが決定済み。発注は「いつか」ではなく「必ず」来ます。
【理由5】建設業界全体への懸念(人件費・資材高騰)
建設業界は今、人手不足と資材高騰のダブルパンチ。市場全体が「建設セクター」を売っている雰囲気があります。
→ 長期での解消: ショーボンドは自己資本比率83%・無借金なので、コスト増を価格転嫁する体力があります。むしろ、体力のない中小ライバル会社が脱落すれば、ショーボンドのシェアは上がります。
【理由6】株式分割による需給の混乱
ショーボンドは2025年12月末に1→4の株式分割を実施。分割直後は、心理的に売りが出やすい時期です。
→ 長期での解消: 分割は1株を買いやすくする企業の前向きな施策。新NISA枠で買いやすくなり、個人投資家の長期需要が増えていきます。
【理由7】「地味な銘柄」への注目度低下
SNSやYouTubeで話題になるのは半導体・AI・テスラ…。アサンテやショーボンドは、誰も話題にしません。だから新規の買い手が少なく、株価が伸び悩みます。
→ 長期での解消: これこそが逆チャンス。みんなが見向きもしないときに仕込むのが、配当株投資の王道です。私は元JALのCAでしたが、JAL破綻のときに学んだのは「みんなが熱狂しているときが一番危ない」ということでした。
第4章:なぜこの2社を「5年・10年」持ち続けるべきか
◆ アサンテを長期保有する3つの根拠
- 日本に木造住宅がある限り、シロアリは絶対に存在し続ける
- 5年サイクルのストック型ビジネスで再施工収益が読める
- 配当性向に余裕があり、減配リスクが低い
◆ ショーボンドを長期保有する3つの根拠
- 日本のインフラ老朽化は今から本格化する20〜30年のテーマ
- 国が法律で予算をつけ続ける市場
- **無借金・自己資本比率83%・ROE14.5%**という最強の財務
◆ 配当を受け取りながら待つ強さ
仮に株価がしばらく横ばいでも:
- アサンテ:年4.67%の配当(10年で元本の約47%回収)
- ショーボンド:年3.59%の配当+増配トレンド(10年で元本の40%以上回収+増配分)
待っているだけで、お金が振り込まれてくるんです。これが高配当株の力です。
みなさん、よく聞いてください。
株価が下がっているときに、怖くて売る人と、冷静に買い増す人――10年後、お財布の中身がまったく違ってきます。
アサンテとショーボンド、どちらも「派手じゃない、けれど日本に絶対必要な仕事」をしている会社です。
私自身、JAL破綻で全てを失った経験があります。 だからこそ、派手な成長株ではなく、地味でも確実に配当をくれる会社を選び続けてきました。
派手な銘柄に飛びつくのではなく、日本人の生活そのものを支える会社を、コツコツ持ち続けること。
今日があなたにとって、バフェットかおるのメンバーシップに入る日です。
バフェットかおるYouTubeチャンネルメンバーシップでは、こうした個別銘柄の分析や、私のポートフォリオの実情を、もっと深くお話ししています。
それでは、また夜9時のライブ配信でお会いしましょう。
最後に
一つだけ、大切なことをお伝えさせてください。
このチャンネルは、ウォーレン・バフェットのように、長期で分散して、配当金を受け取りながら、株価の値上がりも目指す、安心安全の投資チャンネルです。
「安いところで買って、上がったら売り抜ける」という短期的な投機は、このチャンネルでは扱っていません。
なぜかというと、私は「投機家」ではなく「投資家」でありたいからです。やすくなっているところで投資して上がったら売り抜ける投資とは違います
投資家は社会貢献と同じなんで
自分が汗水たらして働いた大切なお金を、成長する企業に託す。その企業は、世界中で人々の役に立つ仕事をして、社会を豊かにしてくれる。そして預けたお礼として銀行に預けたら金利がつくように企業からお礼の配当金が出る
人類は農業革命で飢えから解放され、産業革命で生活が便利になり、IT革命で世界中がつながりました。そのたびに、企業を信じてお金を託した投資家がいた。
そして今、AI革命、ロボット革命、宇宙革命が始まっています。この止まらない成長は、これからも続いていきます。
この成長の波に乗るために、今からコツコツ仕組みを作りましょう インフレに負けない老後を迎える準備のための仕組みをつくりましょうということで
インフレでお金の価値は毎年少しずつ減っていきます。年金だけでは足りない時代が来ています。だからこそ、配当金という「第二のお給料」を作る仕組みが必要なんです。
そして、その仕組みを作るための種銭(たねせん)は、労働です。
地味ですよ でも、これが本当の投資の姿だと思っています。
短期間で一気に資産を増やす方法をお探しの方には、このチャンネルは合わないかもしれません。でも、5年後、10年後、20年後に「あの時始めてよかった」と思える投資を一緒にやっていきたい方には、きっとお役に立てると思います。
一緒に、ゆっくり豊かになっていきましょう。
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