この記事では、フィンエアーのキャビンアテンダントになるための条件を書いています。
フィンエアーの歴史や受賞歴も書いているので、フィンエアーのキャビンアテンダントになりたい人は、面接対策に役立ててください。
この記事を読むと、フィンエアーのことに加えて、給与や福利厚生についても知ることができます。
この記事は、2021年以前の情報も含まれているので、詳細はフィンエアーの公式ホームページをご覧ください。フィンエアーの客室乗務員 |フィンエアー (finnair.com)
フィンエアーとは
フィンエアーの歴史
フィンエアー(Finnair)は、1923年に設立され、フィンランドを代表する航空会社で、創業当初は郵便輸送をしていましたが、その後、旅客便の運航に進出し、現在世界45ヶ国、141路線に就航しています。
フィンエアーは安全性を最優先に考えており、高い安全基準を持つ航空会社として有名で、乗客の安全を確保するために、定期的な整備と厳格な安全対策を実施しています。
またフィンエアーは世界的な航空アライアンス「ワンワールド」の初期メンバーで、ワンワールド加盟会社とコードシェアや乗り継ぎ、地上サービスなどで連携しており、日本路線ではJAL(日本航空)、ブリティッシュ・エアウェイズと共同事業を展開しています。
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港を拠点に、ヨーロッパとアジアの間を結ぶ重要なハブ空港となっており、地理的な利点から、ヨーロッパとアジアの中間に位置し、便利な乗り継ぎ拠点となっていて、世界各地へのスムーズな乗り継ぎが可能です。
フィンエアーの受賞歴
- スカイトラックス・ワールドエアラインアワード
- ベストエアライン北ヨーロッパ部門:複数回受賞
- ヨーロッパ最優秀エアラインカビンスタッフ部門:複数回受賞
- ベストエコノミークラスシート部門:受賞
- ワールドトラベルアワード
- ヨーロッパ最優秀エアライン部門:複数回受賞
- ヨーロッパ最優秀ビジネスクラスシート部門:受賞
- スカイトラックス パフォーマンス賞
- ヨーロッパ地域のエアライン:受賞
これらの受賞歴は、フィンエアーの高品質なサービス、安全性、おもてなしの質を反映しています。
フィンエアーの特徴
フィンエアーは、北欧の美しい自然やデザインを象徴する「ノーザン・ブルー」と呼ばれる独自のブランドイメージを持っていて、フィンランドの文化やデザインが反映された洗練されたインテリアで快適な空間を提供しています。
持続可能な環境への取り組みを行っており、CO2排出削減や燃料効率の向上などの取り組みを行い、環境負荷を最小限に抑えることに注力しています。
キャビンアテンダントは、フレンドリーで、機内食は、フィンランド料理やフィンランドのデザインを取り入れたメニュを用意しているので、フィンランドの伝統的なお菓子やコーヒーを楽しむことができます。
また、2023年度フィンエアーの戦略的目標は、「2030年までに2,000万人の乗客を目指す」ことです。
フィンエアーのキャビンアテンダントになるための条件とは
出典:フィンエアーHP
日本人がフライトするのは、東京、名古屋、大阪、福岡からヘルシンキへの往復便で、日本人はチーフキャビンアテンダントに昇格はできません。
身長
160㎝
体重
採用条件に記載はありませんが、身長に応じて適切であることが必要です。
学歴
高等学校卒業以上。
フィンエアーは高卒で入社できるので大学在学中に応募し、入社してから休職して大学を卒業することが可能です。
年齢
高等学校を卒業していれば、年齢の制限はありません。
視力
正常な色覚と両眼を使用した遠隔視力が矯正レンズの有無にかかわらず、0.7以上であること。
聴覚
通常の聴覚があること。
泳力
泳力テストがあります。
40m泳げることが必要で、泳法は自由でタイム制限はありません。
英語力
英語に堪能で、さらにフィンランド語が話すことができると高く評価されます。
つまり英語以外の言語力がある人は有利になります。
以下の点数は、英語力の目安にしてください。
TOEIC
800点以上
TOEFL
iBT: 80点以上
英検
2級以上
見た目
目に見えるタトゥー、ピアス、または歯のジュエリーは不可です。
その他
- 少なくとも1年のホスピタリティまたはカスタマーサービスの経験があること。(2021年の2年から変更になりました。)
- 一般的な健康状態であること。(長期的な病気や継続的で再発性の病気でないこと、投薬中でないこと、向精神薬の雇用前検査あり。)
- 美しい日本語の読み書きや会話ができること。
- 英語読み書き及び会話が堪能であること。
- 日本文化に関する知識があること。
- 指示を理解し、従う能力と意欲がある。
- 前向きでチャレンジ精神がある。
フィンエアーのキャビンアテンダントの給与と福利厚生
出典:フィンエアーHP
フルタイムのキャビンアテンダントは、月に110時間フライトし、パートタイムの場合は、月に45〜90時間のフライトです。
給与
平均的に月35万円なので、手取りで25万円~30万円です。
以下の額は、2021年以前の情報で現在の額とは違う可能性があり、パーディアムを含んだ額なので、月収とは違います。詳しい内容はフィンエアーの公式HPをご覧ください。https://company.finnair.com/en/careers/cabin-crew?view
新人キャビンアテンダント
月2,500ユーロ~3,000ユーロ(32万円から40万円)
入社3年目のキャビンアテンダント
月3,000ユーロ~3,500ユーロ(40万円~45万円)
入社5年目のキャビンアテンダント
月3,500ユーロ~4,000ユーロ(45万円~52万円)
福利厚生
- 医療保険:医療費は会社負担です。
- 従業員割引:無料のチケットが12枚もらえ、友人割引として8枚のチケットが支給されています。
- 住宅手当:フィンランド政府から6割が支給されています。
- 休職制度:有給休暇以外に、夏休みが1ヶ月、冬休みが1週間とヨーロッパならでなの良さがあります。
最後に
出典:フィンエアー
フィンエアーの英会話面接では、回答までの時間が2分しかなく、回答時間は1分30秒と制限があり、焦ってしまうかもしれませんが、笑顔で落ち着いて対応することが大事です。
フィンエアーのキャビンアテンダントになるためには、英語力の向上が必要ですが、目標を達成する努力によって、自分に英語という武器が備わります。
フィンエアーの魅力を理解し、文化や価値観を勉強することで、高品質なサービスを提供するフィンエアーで、誇りをもって働くことができます。
挑戦と成長の道は容易ではありませんが、諦めずに努力を続けることで、フィンエアーのキャビンアテンダントとして、世界中の乗客に魅力的なサービスを提供するこができます。
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