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2024年1月2日に羽田空港で起きた衝突事故について、運輸安全委員会が公表している調査の経過報告で確認できることだけを整理しました。原因については、2025年12月25日に公表された第2回の経過報告の時点でも調査が続いていて、結論は出ていません。この記事をリライトするにあたって、以前ここに書いていた管制官のミスを前提にした記述と、脱出に要した時間の数字は取り下げました。公表されている資料で確かめられなかったからです。亡くなられた方のご遺族に、心からお悔やみを申し上げます。
この記事は私自身の記録で、特定の会社や金融商品の推奨ではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。記載の数字は2026年10月時点のものです。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。事故の経緯や原因については、運輸安全委員会が公表する調査報告書が唯一の根拠になりますので、最新の内容はそちらをご確認ください。
運輸安全委員会の経過報告で確認できる事故の概要
経過報告によると、事故が起きたのは2024年1月2日の17時47分ごろ、東京国際空港(羽田空港)のC滑走路上です。関係したのは、海上保安庁所属のボンバルディア式DHC-8-315型(JA722A)と、日本航空所属のエアバス式A350-941型(JA13XJ)の2機でした。
日本航空機には、乗客367名と、機長のほか乗組員11名が乗っていました。衝突のあと機体は火災になりましたが、乗っていた方は全員が非常脱出しています。
亡くなられた方と、負傷された方
海上保安庁機では、乗組員5名が亡くなり、機長が重傷を負われました。日本航空機では、脱出の際に乗客1名が重傷、4名が軽傷を負われ、ほかに乗客12名が体調不良などで医師の診察を受けたと報告されています。
この数字は、運輸安全委員会が公表した第2回の経過報告に書かれているものです。亡くなられた方や被害に遭われた方について、私が何かを論じる立場にはありません。ここでは、公表されている内容をそのまま書き写すだけにとどめます。
原因はまだ調査中で、結論は出ていません
一番お伝えしたいのはここです。2025年12月25日に公表された第2回の経過報告でも、運輸安全委員会は「引き続き本航空事故の原因等の事故調査を進める」としています。つまり、現時点で原因が確定したわけではありません。
経過報告には、複数の要因が重なって起きたと考えられるという記述がありますが、それぞれの要因の重みや、最終的な原因の認定はこれからです。報道や解説で見かける説明も、この調査が終わるまでは途中の見方だということになります。
「管制のミスが原因」と書かないことにしました
以前のこの記事には、管制官が滑走路の状況を把握できていなかったという書き方が入っていました。今回それを削りました。公表されている経過報告には、そう断定する記述がありません。私が確かめられないことを、自分の記事で原因として書いてしまっていたことになります。
事故の原因を調べるのは運輸安全委員会の仕事で、その結論は報告書という形で出ます。誰かの過失として先に名指ししてしまうと、調査の意味がなくなりますし、その立場の方を傷つけます。ここは直さなければいけないところだったと思っています。
脱出にかかった時間の数字を取り下げました
以前は、脱出が着陸後18分で完了したと書いていました。運輸安全委員会の経過報告には、全員が非常脱出したという記述はありますが、所要時間は示されていません。出どころを自分で確かめられなかったので、数字そのものを落としました。
この手の数字は、短ければ短いほど印象的に見えるので、つい残したくなります。ただ、裏が取れない数字を自分の記事に置いておくのは、読んでくださる方に対して誠実ではないと考えました。
客室乗務員の訓練について、私が知っていること
ここから先は、公表資料ではなく私自身の経験です。客室乗務員は、非常脱出の訓練を毎年繰り返します。使えない扉があることを前提にした手順も、煙が出ている状況の手順も、繰り返し身体に入れます。乗務前の打ち合わせでも、その日の機材でどの扉を誰が担当するかを必ず確認します。
訓練で何度も繰り返す理由は、頭で考える余裕がない場面のためです。実際に何かが起きたとき、新しく考えて動くのはとても難しいので、考えずに動ける形にしておくしかありません。この事故について報じられた内容を見て、私は訓練の意味をあらためて考えました。
ただ、この事故で現場にいた方々が何をどう判断されたのかは、私には分かりません。経過報告に書かれている範囲を越えて、推測で書くことはしません。
空の仕事を離れてから、考えるようになったこと
この仕事をしていた頃、自分が乗務する便で何かが起きるかもしれないという前提は、どこかに置いてありました。離れてから思うのは、あの前提と一緒に暮らしていたのだということです。
私が50代になってから考えるようになったのは、働けない期間が来たときに何が残っているか、ということでした。空の仕事は、体調でも、路線の都合でも、思いどおりにならないことがあります。だから、働いて得たものの置き場所を分けておくことにしました。これは私の選び方なので、同じようにするのが良いとは申し上げません。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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