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2026年2月24日時点で、私の保有資産は157,767,936円、年間の配当金は税引き前で5,085,388円になりました。税引き後で月に約34万円です。元手はJALで30年働いて貯めた2,000万円で、始めたのは48歳のときです。この記事は、そこから8年間に何をして何が起きたかの記録です。同じことをすれば同じ結果になる、という話ではありません。
私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。この記事は私の投資経験の記録であって、特定の会社や商品をおすすめするものではありません。数字は2026年2月24日時点のものです。投資には元本が減るおそれがあり、将来の結果を保証するものではありません。ここに書いた保有は私の状況の紹介であり、推奨ではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
この記事の内容は、YouTubeの動画でもお話ししています。
2018年から2026年までの記録
私は特別な人間ではありません。JALで30年働いた元航空会社員で、年収は400万円でした。パソコンはメールしかできませんでしたし、投資は完全な素人でした。教えてくれる人も、株仲間もいませんでした。
2018年|48歳、くも膜下出血で倒れたあとに始めた
投資を始めたきっかけは、48歳でくも膜下出血で倒れたことでした。働けない体になることが怖くて、YouTubeと本で勉強しました。そこで、投資はギャンブルではないと知りました。
最初に入れた金額は大きくありません。当時の旧NISAのつみたて枠が月33,333円だったので、それをS&P500の投資信託に入れていました。つみたてNISAは、金融庁が対象商品を決めている制度です。難しいことは分かりませんでしたが、「アメリカの会社全体に投資する」という考え方だけは理解できました。
2020年|コロナショック。それでも売らなかった
資産が半値近くになりました。SNSは毎日「売れ」という雰囲気でした。私は闘病と治療で手いっぱいで、SNSに振り回される余裕がありませんでした。だから「この会社がなくなるわけじゃない」と思って、ただ持ち続けました。
このころに、貯めていた2,000万円の大半を追加で入れました。一番大きかったのは、退職金の500万円をコロナ禍の安い時期に入れられたことです。山崎元さんの本を読んで、早く始めるほど複利が効くと知ったからでした。
2022年|資産1億円に到達
指数が戻って上がり、同時に円安も進み、追加で入れた分も乗って、2,000万円が1億円を超えました。
ひとつ正直に書いておきます。元の原稿には「S&P500が2.6倍になり、1ドル100円から160円まで円安が進んだ」と書いていましたが、2022年前半の時点でそこまで円安は進んでいませんでした。2,000万円が1億円になった内訳を、指数の上昇と為替だけで説明することはできません。追加の入金が入っているぶんが大きいので、ここは「追加入金と指数の上昇と円安が重なった」という書き方に直しました。
2022年後半|大腸がんⅢ、余命5年の宣告
最初は「使おう」と思いました。でも、余命を過ぎて生きている人がたくさんいることを知って、「もしかしたら長生きしてしまうかもしれない」と考えました。長生きするほうのリスクに備えるため、2,000万円の税金を払ってS&P500を全部売り、高配当株投資に切り替えることを決めました。
手術と治療が落ち着いてから全部使おうとしたのですが、旅行に行ける体力がありませんでした。家の近所を歩くことさえできず、家の中でトイレや家事を自分でするのが精一杯でした。
2026年|157,767,936円
あれから4年。がんはまだ体の中にあります。でも資産は1億5,700万円台になり、配当金は税引き後で月約34万円になりました。
2025年10月から2026年2月までの4か月で変わった数字
| 項目 | 2025年10月19日 | 2026年2月24日 | 変化 |
| 保有資産額 | 131,466,940円 | 157,767,936円 | +26,300,996円 |
| 購入額(元本) | 106,588,882円 | 103,360,625円 | ▲3,228,257円 |
| 含み益 | +24,878,058円 | +54,407,310円 | +29,529,252円 |
| 損益率 | +23.34% | +52.64% | +29.30pt |
| 配当利回り(元本に対して) | 4.48% | 4.92% | +0.44pt |
| 年間配当金(税引き前) | 4,771,172円 | 5,085,388円 | +314,216円 |
元本はむしろ少し減っています。入れ替え(リバランス)で一部を売ったためです。つまり、大きく買い足したから増えたのではなく、持っている会社の価値が上がった結果です。
年間の配当金は税引き前で5,085,388円、月に割ると約42万円です。税引き後では月に約34万円が、寝ている間も口座に入ってきます。体が動かない日でも入ってくるというのが、私が高配当株に切り替えた理由そのものです。
4か月で増えた理由を4つに分けて考えた
1. 日米の株式市場が上がり続けた(これが一番大きい)
| 指数 | 2023年 | 2024年 | 2025年(概算) |
| 日経平均 | +28.2% | +19.2% | 約+15〜20% |
| TOPIX | +25.1% | +17.7% | 約+12〜18% |
| S&P500 | +24.2% | +23.3% | 約+20% |
2023年と2024年の数字は公表されている年間の騰落率と合っています。2025年は概算です。3年続けて日米ともに二桁の上昇でした。これは私の腕ではなく、相場がそうだったということです。
2. 日本の高配当株への入れ替えと追加入金
米国ETFの比率を下げて、日本の高配当株を増やしました。配当金のうち米国ETFから来ている分は約26%です。
3. 受け取った配当金を、また買うのに使った
配当金で株数を増やし、増えた株数がまた配当を増やす。これが4年積み重なってきました。
4. 売らなかった
コロナショックのときも、その後の下げのときも売りませんでした。持ち続けていたから、上がった局面に居合わせることができました。逆の年もあり得たということは、忘れないようにしています。
雪だるまの芯は、働いて作ったお金だった
正直な話をします。4か月で2,600万円増えたという数字は、元手が1億円を超えていたから起きたことです。同じ相場でも、元手が違えば結果はまったく違います。
| 元手 | 同じ4か月で増える金額(概算) |
| 1億5,000万円 | 約2,600万円 |
| 1,000万円 | 約173万円 |
| 100万円 | 約17万円 |
| 10万円 | 約1.7万円 |
10万円を入れて4か月で1万7千円。正直、物足りないと感じると思います。そしてその「物足りない」という感覚が、私がいちばん危ないと思っているところです。もっと増やしたい、一発で取り戻したいという焦りから、高いリスクの商品や「必ず儲かる」という話に手を出す。私が見てきたなかで資産を失った方は、ここがきっかけになっていました。
では芯をどう大きくするか。私の場合は、働いて貯めたお金でした。JALで30年、年収400万円で貯めた2,000万円が芯です。手取りが28万円だったので、22万円で生活して月6万円を貯めていました。月6万円を30年で2,160万円です。それを投資ではなく、貯金のまま持っていました。投資はギャンブルだと思っていたからです。
もし、その月6万円を30年間ずっとS&P500に入れていたら、1億円を超える計算になります。元の原稿には「454.859%増えて125,398,140円」という試算が入っていましたが、増加率と金額が合わなかったので、ここでは「1億円を超える計算になる」という書き方にしました。いずれにしても、私が貯金のままにしていた分がそれだけあったということです。
貯金がない時期にできること
私はJALで30年働いて、お金は貯められました。でも代わりに健康な体を失いました。家事や育児は中途半端で、家族からの信頼もありません。だからこそ、いつか認められる存在になりたいと思っています。
お金がなくても体が動くなら、できることはあると思っています。ライブ配信は、話すだけで視聴者からギフトをいただける仕組みがあります。料理が得意な方が毎日の夕食作りを配信していたり、家庭菜園の様子を配信している方を見かけます。昔の仕事や人生の経験を話すだけで、若い方に届いていることもあります。編集の技術も高い機材もいりません。スマートフォン1台で始められます。
ブログは書くだけです。料理、旅行、趣味、健康、人生の経験。60代・70代の方が書く「生きてきた知恵」は、若い方には書けないものです。収益になるまでは時間がかかります。私のYouTubeも6年かかりました。それと、メルカリやminneで手作りのものを売る方法もあります。長年の趣味で身についた技術が、そのままお金になることがあります。
大事なのは、好きで続けられることを選ぶことだと思っています。義務感でやるSNSは続きませんでした。
私が守っている5つのこと
ウォーレン・バフェットのやり方を真似しているつもりです。
- 株価が下がった日に買う。他の人が怖がっているときに買う、というのはウォーレン・バフェットが言っていることです。コロナショックで売らずに持っていられたのも、この考え方があったからでした。
- 下がっても手放さない。生活に必要なサービスを出している会社は、株価が下がっても事業は続きます。持ちこたえる力は根性ではなく、買う前にその会社を調べたかどうかだと思っています。
- SNSの煽りに乗らない。「今すぐ買え」「今すぐ売れ」という話は、私は見ないようにしています。大きな声は目立ちますが、その人の立場からの話であることが多いからです。
- 情報より入金する力。株の情報を毎日追いかけるより、働いて稼ぐほうが私には効きました。YouTubeを6年続けているのもここが理由です。月12万円の追加入金が、雪だるまを大きくしてくれました。
- 投資を忘れるくらいの日常を作る。毎日チャートを見ているのは、私にはよくない習慣でした。夢中になれることがある間に、お金は静かに育ちます。
知識だけが身を守る
投資の情報は、今は無料でたくさんあります。私が学んだのも全部無料でした。高配当株投資の基礎はコビト株のブログで学び、同じ考え方の投資系YouTubeを繰り返し見て、山崎元さんの本で資産形成の骨格を作りました。高額セミナーには行っていませんし、オンラインサロンにも入っていません。株仲間もいません。
気をつけているのは、立派な肩書きと豪華な資料を持ってくる話です。貯蓄型の保険、個人年金、高額セミナー、オンラインサロン、FXの勧誘、仮想通貨の投資話。私はどれも入りませんでした。入らなかった理由は勇気ではなく、先に無料で基礎を学んでいたからです。知識があると、断る理由が自分の言葉で言えるようになります。
50代・60代から始めることについて
今まで生きてきた年月は無駄ではないと思っています。30年、40年働いてきた忍耐力は、下がった局面で売らずにいるときに効きます。積み上げてきた知識と常識は、誰にも奪われません。
成果が出なかったとしても、学んだ知識は残ります。おかしな勧誘に引っかかりにくくなります。それだけでも意味があったと、私は思っています。
本当に大切なのは、資産の大きさじゃない
私は今、体がうまく動きません。がんの影響でできないことが増えました。でも、ライブ配信の準備をしている時間は、内容を考えてスライドを作って頭をフル回転させている間は、つらいことも痛みも忘れています。
ライブが終わったあと、それが良かったのかどうかは正直わかりません。うまく話せたかどうかも。でも、やり切った感覚だけはあります。そんな毎日の連続です。
資産が1億5,700万円台になって、配当が月34万円になって、数字の上ではずいぶん豊かになりました。でも、いちばん嬉しい瞬間は配当通知を見たときではなくて、視聴者の方から「資産が増えました」「売らなくてよかったです」と言っていただいたときです。これは初めての感覚でした。
お金は、今の私にとっては「夢中になれる時間」を守るための道具になっています。老後の不安をなくして、好きなことに集中できる環境を作るための手段で、目的ではありません。
最後にひとつ、はっきり書いておきます。元のタイトルには「誰にでもできる」と入れていましたが、これは外しました。私と同じ時期に同じことをした人が同じ結果になる、とは言えないからです。2018年から2026年までの相場がたまたま良かったことと、私が2,000万円の元手を先に持っていたことが、大きく効いています。再現できると約束することは、私にはできません。
それでも、始めるのが遅いとは思っていません。この記事は私の記録で、推奨ではありません。ご自分の年齢と、使う時期と、現金の余裕で決めていただくものだと思っています。
バフェットかおる 2026年2月24日
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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