この記事では、エミレーツ航空のキャビンアテンダントになるための条件について書いています。
採用面接でアピールできるように、エミレーツ航空の魅力やキャビンアテンダントの使命についても書いています。
この記事を読むと、自分の経歴や志望動機に加えて、合格に結び付くアピールポイントがわかります。
この記事は2023年5月の採用情報なので、応募する場合はエミレーツ航空のホームページをご覧ください。
Emirates Group Careers | Cabin Crew Opportunities
エミレーツ航空とは
エミレーツ航空は、1985年にドバイで設立し、2機のボーイング737で運行を開始し、その後急速に成長し、現在は世界有数の航空会社の1つとなっています。
アラブ首長国連邦(UAE)を本拠地とした世界有数の航空会社で、常に高品質なサービスを提供することで知られており、多くの受賞歴を持っています。
- World Travel Awards:最優秀航空会社賞(2001年〜2020年)
- Skytrax World Airline Awards:最優秀航空会社賞(2013年〜2016年、2018年〜2019年)
- Business Traveller Middle East Awards:最優秀航空会社賞(2005年〜2017年)
- Airline Ratings:最優秀航空会社賞(2015年、2016年、2018年〜2020年)
- TripAdvisor Travelers’ Choice Awards:ワールドベストエアライン(2017年、2018年)
エミレーツ航空のキャビンアテンダントになるための条件
年齢
21才以上
学歴
エミレーツ航空では学歴よりも経験やスキルを重視しており、学歴に関してはあくまでも最低限、高校卒業資格が必要で、高校卒業以上の学歴がある人は有利です。
語学力
エミレーツ航空のキャビンアテンダントになるためには、英語力は必ず必要です。国際線を中心に運航しているので、乗客とのコミュニケーションや安全上の問題に対応する時に、必ず高い英語力が求められます。
エミレーツ航空では、採用試験の一環として英語力を測定するテストが行われます。採用試験には、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングなどの項目が含まれており、総合的な英語力が評価されます。
英語以外に、アラビア語や日本語、中国語が話せる人は有利です。これらの言語は、採用後でも間に合います。
英語の採用試験について
TOEICのスコアが高いだけでなく、スピーキングやリスニングなどの英語力全般が高いことが求められます。
TOEICスコアが800点以上ならば合格できる、と言われていますが、最低でもTOEIC 600点以上、TOEFL iBT 80点以上のスコアが必要です。
身体的要件
エミレーツ航空のキャビンアテンダントになるためには、多くの条件をクリアする必要があり、心身ともに健康であることが求められています。
身長
アームリーチ(爪先立ちで片手を伸ばした状態)で、最低212cmまで届くことと、身長160cm以上
視力
視力が良好であること(コンタクトレンズ可/矯正視力1.0以上、眼鏡不可)
健康
航空機乗務に際し、健康状態が良好であること
歯並び
歯並びが不自然な場合や、前歯の欠損がある場合は、矯正や治療を受ける必要があります。
聴力
聴力に問題がある場合は、航空機の音や乗客とのコミュニケーションに支障が生じるため、一定の基準以上の聴力が必要です。
経験
接客業務経験があれば、なお可。
適正
前向き思考で、チームワークを守りながらすばらしいサービスを提供できる能力を持った方 そして、様々な文化背景を持った人々に対応出来る方
その他
- 制服着用の際、見える箇所に刺青がないこと。
- ファイナルインタビューから3ヶ月以内にドバイでのトレーニングに参加できる人。
その他
コミュニケーション能力
乗客と円滑なコミュニケーションをとることができ、チームのメンバーである地上スタッフとスムーズな情報共有ができ、迅速かつ適切な判断ができること。
チームワーク能力
チームのメンバーとして、他のキャビンアテンダントと連携してスムーズに業務をこなすことができ、緊急時には、チーム全員が一丸となって迅速かつ適切な対応ができること。
エミレーツ航空の魅力
エミレーツ航空は、世界中で高い評価を受けている航空会社の一つで、豪華なサービス、最新鋭の設備、そして高い安全性などが挙げられます。
世界中の都市に向けたフライトがあり、社員に対して手厚い福利厚生があるので働きやすい環境です。
エミレーツ航空のキャビンアテンダントの給与
初年度の給与
基本給(約2,600ドル~3,200ドル)に加え、フライト手当(約1,300ドル~1,700ドル)や住居手当、交通費手当などが支給されるので、初年度の総収入は、約4,000ドル~5,000ドル(44万円~55万円)になることが多いと言われています。
2年目以降
経験年数に応じて基本給がアップします。一般的に、2年目には約3,000ドル~3,800ドル、5年目には約3,800ドル~4,800ドルの基本給が上がるので、65万円~90万円です。
チーフキャビンアテンダント
基本給は約4,500ドル~6,000ドルなので、85万円~105万円です。
給与の情報は2021年以前の一例なので、実際の情報と違う可能性があります。
エミレーツ航空のキャビンアテンダントの福利厚生
税金がかからない
エミレー航空ツは、アラブ首長国連邦(UAE)にある航空会社で、UAEでは所得税が課せられていません。
社宅・寮の提供
エミレーツ航空では、キャビンアテンダントに対して、ハイクラスの社宅や寮を提供しています。これらの住居は、無料または格安で提供され、家賃や水道光熱費は会社負担となっています。
健康保険
エミレーツ航空では、キャビンアテンダントに対して、健康保険を提供しているので、医療費や病気などの不測の事態に備えることができます。
福利厚生の情報は、2021年以前の一例なので、実際の情報と違う可能性があります。
キャビンアテンダントの魅力
世界中の空を舞台に働くことができるキャビンアテンダントは、特別な経験ができます。
エミレーツ航空では、トレーニングやスキルアップの機会が豊富にあります。
それらの経験によって、異文化交流を深めたり、コミュニケーションスキルを磨いたりすることができます。
他の航空会社では考えられないほどの福利厚生が魅力的です。家賃も水道光熱費も会社が負担してくれることは生活費に必要なのは食費とWi-Fi料金だけと言っている人もいました。
まとめ
エミレーツ航空のキャビンアテンダントになるためには、年齢や学歴、語学力、身体的要件など、多くの条件を満たす必要があります。
エミレーツ航空のキャビンアテンダントとしての仕事は、単に飛行機内で飲み物や食事を提供するだけではなく、乗客の心身をサポートすることや、緊急時の対応など、多くの局面で臨機応変に対応できるようになります。コミュニケーションスキルや応急処置の知識が身につくので自分の生活にも役に立ちます。
その反面、長時間のフライトや時差ボケに対応するためにも、体力や精神力が必要です。
キャビンアテンダントとしての魅力を理解し、航空業界に興味を持っている方は、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
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