この記事では、全日空(ANA)のキャビンアテンダントになるための条件を書いています。
ANAの会社の魅力や、特徴も書いているので、自分の経歴や志望動機に加えて、合格に結び付くアピールポイントがわかります。
2024年度の新卒のキャビンアテンダント採用人数は、430名です。
既卒も採用予定があり、過去10年間で最も多い採用人数なのでANAのキャビンアテンダントになりたい人にとっては大きなチャンスです。
この記事を読んで、ANAのキャビンアテンダントに挑戦してみましょう。
この記事のデータは2023年の情報なので、応募する時はANAホームページをご覧ください。ANA Recruiting My page (snar.jp)
全日空(ANA)とは
出典:ANA HP
全日本空輸(ANA)は、日本を代表する航空会社であり、世界的にも高い評価を受けています。以下では、ANAの特徴や歴史、受賞歴をまとめて紹介します。
全日空(ANA)の特徴
ANAは、安全性・快適性・信頼性を重視したサービスを提供しており、旅客の満足度を最優先に考えています。
ANAは、1952年に設立され、以来、日本の航空業界のリーダーとして成長し続けてきました。
国内線および国際線のネットワークを拡大し、世界中の主要都市へのフライトを提供しています。
また、先進技術の導入や持続可能な運営にも力を入れており、環境への取り組みにも積極的です。
ANAは、その優れたサービスと業績により、数々の受賞歴があり、スカイトラックスからは、5つ星評価を獲得しています。
また、顧客満足度調査やサービス品質の向上に対する取り組みが高く評価され、国内外の賞を数多く受けています。
全日空(ANA)のキャビンアテンダントになるための条件とは
出典:日経ビジネス
全日空(ANA)のキャビンアテンダントになると、安定した雇用環境や福利厚生、充実した社員教育を受けることができ、多様な国籍の人に接することができます。またスタイルをよく見せてくれる美しいデザインの制服で働けることにも注目が集まっています。
身長
記載なし
体重
記載なし
全日空(ANA)のキャビンアテンダントの採用条件では、身長制限を設けておらず、バランスのとれた外見が重視されています。
差別や偏見をなくすことが目的ですが、実際は、面接時に身長や体重を見た目で判断しています。
目安として、女性は158cm以上、男性は163cm以上で、太りすぎも痩せすぎも良くないとされています。
学歴
専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院を卒業、または修了見込みの人。
年齢
年齢制限なし
視力
裸眼または、矯正視力が両眼とも1.0以上であること。
泳ぎ
記載なし。
飛行機が海上で不時着した時に備えて、基本的な泳力が必要です。
英語力
TOEIC600点程度もしくはGTEC260点程度以上の英語力を有すること。
健康状態
航空機乗務に際し必要な体力を有し、呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。
容姿
採用条件の中に、容姿の関する記載はありませんが、世間ではJAL顔、ANA顔と呼ばれるイメージ顔があり、「面接官によっては、それをイメージして採用する人もいる」といった噂が出たこともありますが、主観的なことなので、あくまで一般的な印象として捉える必要があります。
JAL顔
清潔感があり、上品で、面長でシャープな顔。
ANA顔
目がぱっちりとしていて親しみやすく、元気な印象を与える可愛らしい顔。
その他
- 入社までにパスポートの取得が可能であること(国籍は問いません)。
- 呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。
- 羽田空港と成田国際空港に公共交通機関を利用し120分以内で通勤可能な場所に居住または居住予定であること。
応募方法
出典:ANA HP
全日空(ANA)のキャビンアテンダントになりたい場合は、公式ウェブサイトにある「採用情報」ページから応募する必要があります。
応募には、必要書類の提出が必要で、その後に、面接・試験・研修などの段階を経て、最終的に採用されることになります。
エントリー
- ANA HPのエントリーシートに基本情報を登録
- WEBでエントリーシート提出
- 動画を提出
- 写真の提出
- TOEICまたはGTEC-LRの証明書を提出
※書類選考合格となった人のうち証明書の提出ができない人は、GTEC-LRを受けなければなりません。
1つでも未実施のステップがあるとエントリーが完了できないので注意しましょう!
書類選考
結果は、ANA HPのマイページで確認できます。
本選考
1次~最終選考まであり、個人面接、集団面接、総合適性検査、身体検査等が実施されます。
2023年の1次面接はWEBで行われ、2次~最終選考が東京において対面で行われました。
その他
海外留学生や教育実習生による応募者を対象に時期をずらした採用もあります。また既卒採用や再雇用採用も定期的に募集しているので、定期的にホームページを確認しましょう。
面接・適性検査
ANAの採用試験は、面接と適性検査から構成されています。
面接では、コミュニケーション能力や協調性、責任感などが重視されており、自己PRや志望動機などを聞かれることが多いです。
英語力や計算能力、判断力などを検査するテストが行われます。
合否通知
採用試験後、合否通知が届きます。採用された場合は、研修期間を経て正式なキャビンアテンダントとして働くことができます。
入社後
訓練
出典:ANA HP
訓練では、保安・サービスの両面について学びます。
保安訓練
緊急時の対応や、安全を確保するために普段から行うべきことをしっかりと身につけます。
サービス訓練
おもてなしに対するANAの考え方、ANAのキャビンアテンダントに求められる心構えを学ぶとともに、美しい立ち居振る舞いや言葉遣い、身だしなみ、国際的に通じるマナー、聞き取りやすい英会話を学びます。
専門的な知識が、まったくないところからのスタートですが、教官の指導でしっかりと学ぶことができるので、ほぼ全員が数か月後にはフライトへ飛び立っています。
ANAでは、入社1年目から、国内線・国際線の両方に乗務が始まるので、日本中、そして世界中を広く見渡す視点を養い、キャビンアテンダントとしての仕事を学んでいきます。
身近な先輩社員が、メンターとして様々な相談に乗り、キャリアのスタートを支えてくれます。
全日空のキャビンアテンダントの給与と福利厚生
全日空のキャビンアテンダントの給与は、経験年数や役職によって異なります。以下は一例です。
新人キャビンアテンダント
2024年度(予定)の月額基本給は、院卒で約197,521円、大卒・高専(専攻科)卒で約194,221円、短大・高専(本科)・専門卒で約186,319円となっています。
20代のキャビンアテンダント
平均月収:29万円です。
30代のキャビンアテンダント
平均月収:33万円
40代のキャビンアテンダント
平均月収:43万円
出典:キャリアガーデン
全日空(ANA)では、給与だけでなく福利厚生も充実しており、厚生年金や社会保険、社員旅行などの福利厚生制度が整っています。また、研修制度やキャリアパスのサポートも行われ、キャビンアテンダントとしての成長とキャリアの発展を支援しています。
福利厚生
- 家族手当
- 住宅手当
- 深夜勤務手当
- 土日出勤手当
- 職務手当
休み
月間10日前後なので、年間で126日です。
他にも年次有給休暇・リフレッシュ休暇・懐妊育児休職など、各種休暇・休職制度あります。
最後に
全日空(ANA)のキャビンアテンダントになるためには、多くの要件を満たす必要がありますが、全て完璧でなくても、大丈夫です。
航空業界は常に変化していくため、新しいことを学び、成長し続けることが必要です。その中で、自分自身を磨いていく過程がとても意味のある深いものとなります。
ぜひ夢を追い続け、全日空(ANA)のキャビンアテンダントとして活躍する道を目指してみてください。そして自信を持ってチャレンジしてください。
コメント