今回は、最初に必ず悩むオルカンかSP500について解説します。
「全世界株」と「米国株」…どっちに投資すればいいの?」
この永遠のテーマに、スパッと答えていきます
Twitterでも、YouTubeでも、インスタでも話題になるこの論争。まるでドラクエ5の「ビアンカ派 or フローラ派」並みに分かれる案件です。
じゃあ、結局どっちがいいの? その答えをデータと理論と実績で、バッチリ整理していきますね
結論:迷ったら全世界株でOKだけど、目的次第で変わる
- 安定志向・バランス派 → 全世界株(VT・オルカン)
- 高リターン狙い・米国信者 → 米国株(VOO・S&P500)
まずは「投資の目的」
投資って「お金を増やしたい!」のはみんな同じ。でも、その中にもタイプがありますよね。
タイプ | 向いてる投資 |
---|---|
世界全体にバランスよく投資したい | 全世界株 |
アメリカの圧倒的パワーを信じてる | 米国株 |
将来どこが伸びるか予測なんてムリ | 全世界株 |
多少のリスクは覚悟、でもリターン重視 | 米国株 |
【過去10年の成績を比較】実績だけなら…米国株の圧勝
代表ファンドで比較してみましょう
ファンド | 成績(10年) | 年率平均リターン | 最大ドローダウン(下落) |
---|---|---|---|
VOO(米国株) | 1ドル → 約4.2ドル | 14.6% | -19.6% |
VT(全世界株) | 1ドル → 約2.8ドル | 10.1% | -22.1% |
「うわ、VOOめっちゃ強いやん!」
その通り。過去10年で見れば米国株が完全勝利です。
でもね、ここが落とし穴。「過去が未来を保証するわけじゃない」のが投資の世界なんです。
米国株派の主張(VOOつまりSP500が好きな人たち)
理由1:アメリカは経済も人口も成長中
- 世界最大のGDP
- 少子高齢化が少なく、人口も増加中
- 投資家を守るルールがしっかりしてる
理由2:イノベーションはいつもアメリカから
- Apple、Google、Amazon、Meta、Microsoftなど、最近はNVIDIA
- 世界を変えてきた企業のほとんどがアメリカ
理由3:世界中にすでに進出してるから、他国の成長もキャッチ
- S&P500企業の売上の約40~50%は海外から
- 新興国の成長も、アメリカ企業が取り込む
理由4:全世界株は実は「半分以上アメリカ」
オルカンの中身も約60%がアメリカ株です。だったら、最初から米国株でよくね?という意見。
全世界株派の主張(VTつまりオルカンが好きな人たち)
理由1:アメリカだって暗黒時代があった
- 1966〜1982年:約16年ほぼ成長ゼロ
- 2000年代:新興国にボロ負け
「永遠にアメリカが強い」なんて幻想です
理由2:1国集中はリスク高い
- 1900年はイギリスがNo.1 → 今は?
- 1980年代は日本がNo.2 → バブル崩壊…
- 未来は中国やインドが主役かも
VTや全世界株は、勝つ国に自動で多く投資するから、未来を予想する必要なし
理由3:インデックス投資の「理論」も全世界株を推奨
- ノーベル賞を取った投資理論「現代ポートフォリオ理論」も、全世界株+債券の分散投資を推してます。
- 有名なインデックス投資の学者も「米国集中はリスク」と明言してます。
初心者にありがちな勘違いQ&A
Q. 全世界株ってアメリカ株は含まれないの?
いや、しっかり入ってます!
VTやeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)にも、AppleもAmazonもGoogleもガッツリ含まれてます
じゃあどっちがいいの?迷ったらこれ!
「将来を予想できないなら、全世界株」
全世界株は、予想しなくても勝ち組に自然に多く投資する仕組みだから、知識ゼロでも勝てる可能性が高いんです。
さらに、投資の初心者あるある
上がってるときに買って、下がったら売ってしまう…
これを防ぐためには、メンタルがブレにくい投資=全世界株が最適なんです。
じゃあ、どう始める?
✔ 楽天証券やSBI証券などのネット証券で
✔ 「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」または「VT(ETF)」を
✔ 毎月自動で積立投資(100円からOK)!
勝つか負けるかより、「やるかやらないか」
- 米国株は過去の実績が強い
- 全世界株はリスクを分散できて安心
- どちらも超優良なので「続けられる方」を選ぼう
ぶっちゃけ、貯金だけしてる人より、どっちでも投資してる人の方が圧倒的にお金増えてます。
迷ったら「全世界株」でOK
リターンはSP500より少ないけど、分散は裏切らない。
そんな安心感をくれるのが全世界株です。怖くて仕方ない人は、「オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)」での積立投資で、いやリターン重視って人はSP500がおすすめです。なぜならどちらも同じ動きをするからです。
投資は、始めるのことが大事で、上がっても下がっても狼狽せずに(狼狽売りをせずに)市場に居続けることが大事なんです。
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