こんにちは!今日は、配当金生活を目指す方にとって、とても興味深いニュースをお届けします。
米国高配当株ファンド「楽天SCHD」が登場したので、その詳細と魅力をじっくり解説していきます
米国高配当株ファンド「楽天SCHD」
まず、「楽天SCHD」というファンドについて、しっかり説明します。
正式名称は 「楽天・米国高配当株式・ファンド(年4回決算型)」。
ここでは「楽天SCHD」と呼びます。
このファンドは、シュワブUSディビデンドエクイティETF(SCHD)を買うだけのファンドなんです。
SCHDとは
SCHDはアメリカで大人気の高配当株ETFで、「VYMより人気がある」とも言われています。でも、これまで日本の証券会社では直接買えなかったんです。
そこで登場したのが「楽天SCHD」
楽天が仲介役になって、日本の投資家も間接的に本家SCHDへ投資できるようになったわけです。
日本の投資家 → 楽天SCHD → 本家SCHD
つまり、「楽天SCHDが良いファンドか?」を判断するには、
「本家SCHDが良いファンドか?」をチェックする必要があります
アメリカの高配当ETFを楽天が買って、日本の人たちに届けてくれる…そんな感じのイメージです。
本家SCHDとは
項目 | 内容 |
---|---|
誕生 | 2011年10月20日(約13年運用) |
運用コスト | 年0.06%(激安) |
運用総額 | 約8.4兆円(超巨大ファンド) |
分配金利回り | 約3.5%(VYMは約2.9%) |
投資対象となる企業の条件
- 少なくとも10年連続で配当金を支払っている
- 時価総額が50億ドル以上の大型企業
- 利益率、配当利回り、配当成長率などが優秀な会社
これらの条件を満たした企業のうち、上位100社に厳選して投資しています。
さらに、
- 1銘柄の保有割合が全体の4%を超えないように調整(私は3%)
- 1セクターの割合が全体の25%を超えないように調整(私は20%)
きめ細かいリスク分散がされています。
✔️ 配当金を安定して払い続けてくれる企業
✔️ 配当金が年々増えている(増配)
✔️ 株価も順調に成長している
そんな銘柄に投資している、ということです。
SCHDの実績
気になる実績ですが
過去10年の配当金の推移は右肩上がり
ずっと増配を続けています。
さらに、ファンド誕生からの株価の推移も良好。
コロナショック時にはさすがに下がりましたが、その後も安定して成長。
ざっくり13年で株価は約3.2倍になっています
SCHDはまさに「高配当株投資の理想形」。
たこ足配当(元本を削って分配金を出す)みたいなゴミファンドとは違います
楽天SCHD
本家SCHDの良さはわかりました。
では、「楽天SCHD」はどうでしょうか
楽天SCHDのコストは
- 信託報酬は年0.192%
本家SCHD(年0.06%)に比べるとコストは高め
ですが、「投資対象にしない!」ってほど高いわけではなく、合格点です
メリット
本家SCHDにはない大きなメリットがあり
重課税の調整がされた後の分配金がもらえるんです
つまり、
- 税金がお得
- 確定申告の手間が省ける
という点が魅力なのです。
分配金がもらえる月
楽天SCHDの分配金が出るのは、
2月・5月・8月・11月(年4回)。
VYM・HDV・SPYDの分配金は、
3月・6月・9月・12月。
つまり、楽天SCHDを組み合わせることで、
毎月どこかで入金します。
メンタル的には嬉しいです。
まとめ
✅ 楽天SCHDという新ファンドが登場
✅ 楽天SCHDは、本家SCHDを買うだけのシンプルなファンド
✅ 本家SCHDはVYMに匹敵する人気の高配当株ファンド
✅ 配当利回り3.5%前後、増配・株価成長も狙える優良ファンド
✅ 楽天SCHDはコストが若干高いが、重課税調整で税金面のメリット
米国高配当株が好きな方は、投資候補の一つに入れても良いかもしれません。
もちろん、すべてを楽天SCHDに乗り換えろ!って話ではありません。
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