こんにちは!今回は、投資をしている人には他人事じゃない、楽天証券で起きた不正アクセス被害について、わかりやすく解説します。
楽天証券のニュース
2024年、楽天証券で不正アクセスによる被害が相次いでいます。報道によると、被害者の中には、特に頻繁に取引していない人や、積立投資しかしていない人もいました。
▼被害事例
- 30代の男性は、自分の国内株が全て勝手に売却され、その資金で中国株を大量に購入されていました。売り直しても、約210万円の損失が発生…。
- 50代の男性は、10年前から投資信託の積立だけをしていましたが、勝手に320万円分の中国株が買われていたとのこと。
現状の原因は「フィッシング詐欺」
フィッシング詐欺とは
簡単に言うと、「本物そっくりな偽サイトや偽メール」でパスワードやIDを入力させる手口です。
楽天証券公式コメント
「お客様の情報・資産は一切流出しておりません。フィッシング詐欺が原因と考えています。」
と発表しています。
しかし、被害に遭った人の中には、
「第2パスワード(取引用パスワード)なんて入力した覚えはない」
という声もあり、原因はまだはっきりしていません。
なぜ中国株か?
証券口座って、基本的に「自分名義の口座」にしか出金できません。他人の口座には送金できないのです。
考えられるのは…
- 嫌がらせ説
- 株価操作説(値動きが激しい株を大量に売買して利益を狙う)
でも、どれも決定的な理由はまだ不明です。とにかく「目的はよくわからないけど、勝手に株を売買されてしまう」という状況です。
今すぐできる!楽天証券ユーザーのための4つの対策
①「ログイン追加認証」を必ず設定(3分で完了)
楽天証券では、「ログイン追加認証」というセキュリティ機能が用意されています。
これを設定すると、万が一パスワードがバレても、ワンタイムパスワードなどで第三者の不正ログインを防ぐことができます。
手順は楽天証券の公式ページでも確認できますし、SNSでも分かりやすい解説がたくさん投稿されていますよ。
② 慌てず冷静に
- 今の時点で被害がなければ、様子を見ましょう。
- 楽天証券も対応を強化しており、中国株の売買は緊急でストップさせています。
③ メールのURLは絶対クリックしない
フィッシング詐欺の9割は、メールのリンクから始まります。
どんなに本物そっくりでも、メール内のリンクはクリック禁止です。
- 楽天証券にアクセスするときは「公式アプリ」や「ブックマーク」から
④ Gmailが安心
メールをフィルタリングして、怪しいメールをシャットアウトしてくれるのが「Gmail」です。
- フィッシング詐欺のメールは、Gmailならかなりの確率でブロックされます。
- 他のフリーメールは、甘いので要注意です。
まとめ
- 楽天証券で不正アクセスが増加中
- フィッシング詐欺が原因と言われているけど、全容はまだ不明。
- 今すぐ「ログイン追加認証」を設定
- メールリンクは絶対にクリックしない。Gmailで守りを固めよう。
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