この記事は、投資初心者向けにS&P500、先進国株式、全世界株式の違いと選び方を解説したものです。
S&P500・全世界株式・先進国株式
今回は投資を始めたい初心者の方々から多く寄せられる「結局どの投資先を選べばいいの?」という疑問にお答えします。特に「S&P500」「全世界株式」「先進国株式」の3つのインデックスファンドについて、メリットやデメリット、リスクとリターンを徹底比較していきましょう。
結論
結論から先にお伝えすると、「投資先は、自分にとって安心して放置できる投資先」です。具体的には
– アメリカの経済成長を信じる人:S&P500(コカ・コーラを超える炭酸飲料って生きてる残り50年以内に出てこないなーとか。)
– 新興国と日本株に興味がないけど国際分散はしたい人:先進国株式
– 国際分散したいし、どの国も気になる人:全世界株式(オルカン)
ただし、これは一般論であり、各ファンドにはそれぞれメリット・デメリットがあります。自分の価値観や投資観に合わせて選ぶことが大切です。
何に投資しているのか
今回は例として、手数料の低いおすすめできるeMAXIS Slimシリーズの3つのファンドを比較します。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
– 米国の時価総額上位500社で構成される指数に連動
– 有名企業例:Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet(Google)など
– 投資対象:米国の主要500社
「時価総額加重平均」という言葉が出てきますが、簡単に言えば「世の中でAppleへの投資額が大きいので、S&P500の中でもAppleの比率が大きい」ということです。人気のある大企業への投資比率が自動的に高く設定される仕組みです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
– MSCIオールカントリーワールドインデックスに連動
– 投資対象:先進国23カ国と新興国24カ国(計47カ国)
– 投資銘柄数:約2,900銘柄
– 世界の株式時価総額の約85%をカバー
国・地域別の構成比率では、アメリカが約60%を占めています。これは全世界の株式投資のうち約5割が米国株への投資だからです。上位銘柄も米国企業が中心です。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
– MSCI国際インデックスに連動
– 投資対象:日本を除く先進国22カ国
– 投資銘柄数:約1,300銘柄
– 先進国株式の時価総額の約85%をカバー
国・地域別の構成比率では、アメリカが約72.5%を占めています。こちらも上位銘柄は米国企業が中心です。
リスクの比較
投資におけるリスクとは「株価の振れ幅」を数値化したものです。リスクが高いとは、リターンのプラスもマイナスも大きくなる可能性が高いということです。
過去30年のデータをもとに算出した結果
| ファンド | 年率平均リターン | 年率平均リスク | シャープレシオ |
|———|————–|————|————|
| S&P500 | 11.3% | 16.8% | 0.61 |
| 先進国株式 | 7.8% | 18.6% | 0.41 |
| 全世界株式 | 8.7% | 16.0% | 0.54 |
「シャープレシオ」とは、1単位のリスクに対してどれだけのリターンが得られるかを示す指標です。この数値が大きいほど投資効率が良いと言えます。過去30年間でもっとも効率が良かったのはS&P500でした。
また、2020年のコロナショック時の下落率も比較すると
– S&P500:-14.82%
– 先進国株式:-17.67%
– 全世界株式:-15.17%
国際分散投資が必ずしもリスク軽減につながるとは限らないことがわかります。
過去のリターン実績
直近5年間のリターン(2018年〜2023年)
– S&P500:+57%
– 先進国株式:+40%
– 全世界株式:+32%
例えば、2018年に100万円投資した場合、2023年には
– S&P500:157万円
– 先進国株式:140万円
– 全世界株式:132万円
となり、S&P500が最も高いリターンを示しています。
過去50年間の各年代別リターンランキング
– 1970年代:1位 日本株
– 1980年代:1位 日本株
– 1990年代:1位 米国株
– 2000年代:1位 新興国株
– 2010年代:1位 米国株
このように、最もリターンが高い国や地域は時代によって変化しています。「最近のリターンが高いから」という理由だけで投資先を決めるのは危険です。
どれがいい?
プロでもどの投資先が将来一番儲かるかは予測できません。ただし、インデックスファンドへの長期投資は最も合理的で再現性の高い投資方法だと言われています。
インデックス投資で重要なポイントは
1. コストが低い優良ファンドを選ぶ
2. 無理のない金額で積み立てる
3. 15年以上の長期で運用する
4. 短期売買をしない
これらのポイントを守ることが、投資の成功につながります。逆に、手数料の高いファンドを選んだり、無理な投資金額を設定したり、暴落時に慌てて売却したりすると、失敗する確率が高くなります。
S&P500の魅力
– 米国は投資の法整備が充実している
– 人口増加傾向で経済成長が見込める
– イノベーションを起こせる企業が多い
– 過去30年間の実績が非常に良い
– 研究データの蓄積がある
– 手数料が低い
先進国株式の魅力
– 新興国に比べて経済が安定している
– 国際分散しつつ不安定な新興国投資を避けられる
– 日本株は含まれていない(日本株に興味がない人向け)
全世界株式の魅力
– 将来どの国が伸びるかわからないので安心感がある
– 国別リターンランキングで最下位になることはない
– 高成長を期待できる新興国にも投資できる
– 3つの中で最もリスクが低い
– 理論的には現代ポートフォリオ理論に沿っている
まとめ
1. 長期投資を貫く:投資の成功の鍵は「時間」です。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けましょう。
2. 低コストのインデックスファンドを選ぶ:手数料の差は長期的には大きな差になります。
3. 無理のない金額で積立投資をする:生活を圧迫する金額での投資は、暴落時に耐えられずに売却してしまう原因になります。
4. 暴落時も売らない:「最も運用成績が良かった投資家は亡くなっている人か運用しているのを忘れている人」と言われるほど、何もしないことが重要です。
5. 自分に合った投資先を選ぶ:理論的にベストと言われる投資先よりも、自分が安心して長期保有できる投資先を選びましょう。
最後に
S&P500、先進国株式、全世界株式のどれを選ぶべきか迷った時は、以下のポイントで考えると良いでしょう
– アメリカ経済を信じる:S&P500
– 先進国に分散したい:先進国株式
– 全世界に幅広く分散したい:全世界株式
重要なのは、どれを選んでも長期投資を貫くことです。一度選んだら、市場の短期的な変動に惑わされず、コツコツと積み立てていきましょう。
初心者の方にとって、どの投資先を選ぶかで悩むこと自体が既に良いスタートです。完璧な投資先を探すよりも、まずは投資を始めて長期的に続けることが資産形成の第一歩となります。
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