SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の主な違いについて

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の主な違いについて。

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共通点

– 両ファンドともS&P500指数に連動する運用を目指す低コストのインデックスファンドです。
– 信託報酬(コスト)はほぼ同じで、年率0.09%台と非常に低コストです。
– どちらもNISA(つみたてNISA)での購入が可能です。

相違点

– 運用会社が異なります(SBIアセットマネジメントvs三菱UFJアセット)。
– 設定日に約1年3ヶ月の差があります(eMAXIS Slimの方が先に設定)。
– 決算日が異なります(9月vs4月)。
– 主な投資対象の方法が若干異なります(ETF経由vs直接投資)。

これらの違いは運用実績に大きな影響を与えるものではないため、投資家にとってはどちらを選んでも大きな差はないと言えます。

詳細

– SBI・V・S&P500:SBIアセットマネジメント株式会社

– eMAXIS Slim:三菱UFJアセット

 

信託報酬(コスト)

– SBI・V・S&P500:年率0.0938%(税込)程度

– eMAXIS Slim:年率0.09372%(税込)

最新の情報によると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬率が引き下げられる予定です。

– SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:年率0.0938%(税込)

– eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):
現在:年率0.09372%(税込)
2025年1月25日以降:年率0.07568%~0.08140%(税込)に引き下げ予定

eMAXIS Slimの信託報酬率は、純資産総額に応じて変動します。2024年12月9日時点の純資産総額(6兆1648億円)を基に推計すると、2025年1月25日以降の信託報酬率は年率0.07713%(税込み)となる見込みです[2]。

この変更により、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬率は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドよりも低くなる予定です。

NISAで毎月10万円を10年間運用した場合、8%の利回りを仮定し、手数料の違いを計算してみました。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は2025年1月25日以降に引き下げられる予定ですが、現在の日付(2025年1月11日)を考慮すると、ほぼ全期間で新しい信託報酬率が適用さ最も低い0.07568%を使用して計算します。

10年間の運用結果(手数料控除前):約15,440,197円

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの場合:
手数料総額 = 15,440,197円 × 0.0938% × 10年 ≈ 144,829円

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の場合:
手数料総額 = 15,440,197円 × 0.07568% × 10年 ≈ 116,851円

手数料の差額

144,829円 – 116,851円 = 27,978円

したがって、10年間の運用で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選択した場合、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドと比較して約27,978円の手数料節約になります。

この差額は、総投資額(1,200万円)の約0.23%に相当します。長期的な視点では、この差はさらに大きくなる可能性があります。ただし、実際の運用では、パフォーマンスの違いや税金の影響なども考慮する必要があります。

設定日

– SBI・V・S&P500:2019年9月26日

– eMAXIS Slim:2018年7月3日

決算日

– SBI・V・S&P500:毎年9月14日(休業日の場合は翌営業日)

– eMAXIS Slim:4月25日

主な投資対象

– SBI・V・S&P500:バンガードが運用するETF「バンガード® ・S&P500 ETF(ティッカーコード:VOO)」

– eMAXIS Slim:S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する運用

両ファンドとも、S&P500指数に連動する運用を目指す低コストのインデックスファンドですが、運用会社や設定日、純資産総額などに違いがあります。投資家は自身のニーズや取引環境に応じて選択することが重要です。

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