飛行機での気圧変化で頭痛が起こる原因と解消法をキャビンアテンダントが詳しく解説!

CA NEWS

飛行機に乗ると、頭痛が起こったり、疲れたりすることはありませんか?

実は、頭痛の原因は、機内の気圧が低いからなのです。

なぜなら飛行機の中は、通常の気圧の75%しかないのです。

この記事を読むと、飛行機に乗って頭痛がするのは、空気の圧力が変化することにより、中耳や鼻腔に圧力差が生まれ、頭痛を引き起していることや、血液内の酸素濃度の低下が原因で頭痛、吐き気、疲労を感じることが理解できます。

アロマで頭痛を解消【フレーバーライフ】

スポンサーリンク

飛行機にで頭痛がする理由

外耳、中耳、内耳はどこ?|医学的見地から

出典:坂下耳鼻科

気圧

飛行機に乗って頭痛がするのは、空気の圧力が変化するためです。

飛行機内での気圧の変化によって、中耳や鼻腔に圧力差が生まれ、頭痛を引き起こすことがあります。

中耳の空気が機内の空気よりも高圧になってしまい、鼓膜に圧力がかかることで頭痛を引き起こすのです。

乾燥

機内は通常の3分の1しか湿度がありません。

機内の湿度は12%~20%です。

機内の湿度が低くなるため、乾燥によって鼻や喉の粘膜が痛むことにより、頭痛につながることがよくあります。

飛行機内での頭痛の対処法

キャビンアテンダントが乗客にできること

  • 冷えピタや氷嚢で頭を冷やす
  • 耳や首回りを温める
  • 肩や首など他の痛い部位に湿布をはる(国際線)
  • 耳栓やアイマスクでストレスを軽減
  • アスピリンを提供する
  • 目薬を提供する(国際線のみ)

 

重症化リスク

気圧の低下によって体内の酸素濃度が低下し、体に大きなストレスがかかることで、頭痛やめまい、疲れやすさ、呼吸困難などの症状が現れる人もいます。

体調が悪化した時はすぐにキャビンアテンダントを呼び、対処してもらいましょう。

重症化した時の対処法

キャビンアテンダントにできること

  • 床に毛布をひいて横になり、ベルトや下着など体を締め付けているものを緩める。
  • 身体は毛布で保温し、頭を氷嚢などで冷やす。
  • 脈や血圧を測り、必要によってはドクターコールを行い、医師に指示を仰ぐ。
  • 到着地での車いすの用意や救急車の依頼を判断する。

 

気圧以外で起こる頭痛の理由

飛行機に乗って頭痛がする理由は、気圧の変化以外にもいくつかあります。

首や肩の緊張

飛行機に乗ることで、長時間同じ姿勢を続けるために、筋肉の緊張が生じ、首や肩の筋肉が緊張し、頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。


脱水症状

飛行機内は乾燥しているため、脱水症状が起こり、頭痛や倦怠感が生じることがあります。

窓側に座っても積極的に水分を摂取することをお勧めします。

ストレス

飛行機内は騒音が大きく、周囲の環境の変化でストレスが多い場所です。

ストレスが長期間続くと、頭痛や肩こり、不眠症などの症状を引き起こすことがあります。

飛行機内での頭痛を予防、緩和する方法

ストレッチ

飛行中に筋肉を使うことで、血液循環が促進され、疲労感や頭痛を軽減することができます。長時間のフライトの場合、定期的に座席での軽いストレッチを行いましょう。軽いストレッチで血液循環を促進し、疲れを軽減することができます。

運動

座席から立ち上がることで、筋肉の緊張をほぐすこともできます。

トイレで離席した時に、機内をぐるっと歩きまわったり、ギャレイ飲み物を取りに行くことも軽い運動になります。血流を促進し、筋肉を緩めることができます。

水分補給

飛行機内での疲労を軽減するには、適切な飲食と水分補給が重要です。

過剰なアルコールやカフェインの摂取は、脱水症状を引き起こす可能性があるので、水や100%果汁のジュース、またはお茶を適度に飲むことがお勧めです。

自分に合った姿勢

機内での睡眠は、疲労を軽減するために重要です。

長時間座ることで筋肉の血行不良を防ぐために、機内でリラックスできるような耳栓、アイマスク、首枕を使用することは効果的です。

クッションで自分に合った姿勢を取ることによって、体の負担を軽減し、耳栓やアイマスクで、音や光を遮断し、睡眠の質を高めることができます。

リラックスアイテム

疲れを軽減するためには、休息とリラックスが大切です。

軽い座席でのストレッチや不快深呼吸、または冥想によってリラックスすることができます。

長時間の飛行中には、軽いマッサージやアロマオイルでのリラックス方法を試すこともできます。

機内でできるリラックス法

  • 音楽
  • 映画
  • 瞑想
  • ツボ押し
  • アロマオイル
  • 耳のマッサージ
  • 手や足のマッサージ

 

最後に

気圧が低いことで頭痛がしたり、空気の薄さによる疲労感や不快感はツラいものです。

飛行機内での疲労を軽減するためには、ストレッチやエクササイズ、適切な飲食と水分補給、睡眠、休息とリラックスが重要なので、これらの方法を試し、快適で健康的なフライトを楽しんでください。

頭痛が継続する場合は、医師の診断を受けることをお勧めします。

 

https://cabinattendant.blog/9216/death-of-passenger-in-the-cabin/cabin-attendant-contents-of-work/

 

「BODYPIXEL」持ち運べるマッサージ

筋膜リリースが機内でできるBODYPIXELボディピクセルは、整体師やスポーツトレーナーなど プロが使用するマッサージ機で自宅や機内で簡単に時短でボディケアが可能です。

特徴

  • 関節の稼働範囲の増加と筋機能の向上が可能
  • 身体の部分に最適なチップが用意されている
  • 一日数回に分けて筋膜リリースができる
  • 簡単にリラクゼーションをしたい人向け

 

筋肉痛は、セルフケアで軽減できると言われています。筋膜を柔らかくして日常生活の質を上げましょう。

コメント