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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代・60代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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高配当株を選ぶとき私が見ている6つの点|配当性向・自己資本比率・営業CF

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高配当株を選ぶときに私が見ている点を、順番に書き出しました。先に結論を書くと、配当金と売却益の両方をねらって両方取れた、という経験は私にはほとんどありません。配当が高い会社は成長が止まっている会社が多いからです。それでも私は配当金を目的に会社を選んでいて、そのときに見る数字が6つあります。この記事はそのやり方の記録で、私の判断基準の紹介であり、特定の会社や商品を推奨するものではありません。もとの記事は2025年3月に書いたもので、数字の基準も当時から私が使っているものです。

筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の金融商品、特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。本記事は2026年10月時点のものです。ここに書いた基準は私が自分の投資のために決めたもので、どなたにも当てはまるものではありません。

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高配当株には「成長が止まった会社」が多い、という前提

配当金をたくさん出している会社には、ある共通点があります。新しい事業にお金を回す先が少ないということです。

会社が稼いだお金の使い道は、大きく分けて3つです。新しい事業に投資する、借金を返す、株主に配る。このうち「新しい事業に投資する」先がたくさんある会社は、配当を出すよりそちらにお金を使います。逆に、事業が成熟して投資先が少ない会社は、配当で株主に返すことになります。

通信のような業界が分かりやすい例です。国内の人口は増えませんから、契約数を何倍にも伸ばすのは難しい。だから配当で返す。これは経営として悪いことではなく、その会社が置かれた段階の話です。私はこういう会社を「おじいちゃん企業」と呼んでいます。悪口ではなく、落ち着いた良さがあるという意味です。

ここを分かっておかないと、「配当も高くて株価も伸びる会社」を探し続けて疲れてしまいます。私は一度それで疲れました。

配当金と売却益の両方を取るのは、私には難しい話でした

株式投資で手元に入るお金は2種類あります。

インカムゲイン 配当金。会社が稼いだお金の一部を、持っているあいだ受け取る
キャピタルゲイン 売却益。買った値段より高く売れたときの差額

この2つを合わせて「トータルリターン」と呼びます。前の版では、このトータルリターンの平均的な水準を数字で書いていましたが、出どころを確かめられなかったので、この記事では書きません。

私が自分の経験から言えるのは、配当利回りが高い会社をたくさん持つと、株価の伸びはあまり期待できないということです。すでに成熟した会社が多いので、当然そうなります。

では「成長もしていて配当も高い会社」はないのか。ゼロではないと思います。ただ、そういう会社は誰が見ても欲しいので、割安なまま放置される時間がとても短い。気づいたときには人気が出て株価が上がり、結果として配当利回りが下がっています。

ですので私は、「両方取る」を目標にするのをやめました。配当金を受け取り続けることを目的にして、売却益は「たまたま付いてきたらありがたいもの」と考えるようにしています。そのほうが、私は続けられています。

私が「買う時期」として見ている2つの場面

割安かどうかは、会社の中身だけでは決まりません。まわりの相場にもよります。私が「このあたりかな」と思うのは、次の2つの場面です。

1つめは、市場全体が大きく下げたときです。いわゆる「○○ショック」のような局面では、中身の良い会社も一緒に売られます。私はこういうときに、前から見ていた会社を買い足してきました。ただし、中身が弱い会社を安いからという理由で買うと、戻ってこないことがあります。ここは分けて考えています。

2つめは、その会社に直接関係のない出来事で売られたときです。同じ業界の別の会社に不祥事があった、取引先の国の景気が悪いという報道が出た、といった理由で、関係の薄い会社まで一緒に売られることがあります。前の版では具体的な会社の例を挙げていましたが、事実関係を確かめられなかったので削りました。

この2つめは、見極めがとても難しいです。「関係ない」と思って買ったら本当に関係があった、ということも起こります。私も外したことがあります。

私が高配当株を選ぶときに見ている6つの点

ここからが本題です。以下は私が自分のために決めた基準で、どなたにも当てはまるものではなく、特定の会社を推奨するものでもありません。数字の水準に正解はありませんので、ご自身で決めていただくための参考として読んでください。

見ている点 私の目安 なぜ見るのか
1. 配当利回りランキングの上位は追わない 上位30社あたりは外す 利回りが異常に高いのは、株価が下がった結果であることが多い。減配が近い会社も混ざる
2. 配当性向 30%前後 稼いだ利益のうち、どれだけを配当に回しているか。高すぎると、利益が減った年に配当を維持できない
3. 会社の大きさ 超大型は外して中小型も見る すでに市場を取り切った会社は、売上を伸ばす余地が小さい
4. 株価の水準(PER・PBR・ROE) PER15倍以下/PBR1.5倍以下/ROE8%以上 利益や資産に対して株価が高すぎないか、資本を上手に使えているか
5. 財務の丈夫さ 自己資本比率50%以上/営業キャッシュフローが右肩上がり 借金に頼っていないか、本業できちんと現金を稼げているか
6. 配当金の推移 5年以上さかのぼって、減っていないか 経営陣が株主還元をどう考えているかが、いちばん正直に出る

6つの点を、もう少し細かく

1つめ、利回りランキングの上位は追いません。配当利回りは「1株あたりの配当金 ÷ 株価」です。分母の株価が下がれば、配当がそのままでも利回りは上がります。つまり利回りが突出して高い会社は、「配当が多い会社」ではなく「株価が売られた会社」であることが多いのです。私が見ているのは、ランキングのぎりぎりか、ランキングには載っていないあたりです。

2つめ、配当性向です。利益の何%を配当に回しているかという数字です。私は30%前後を目安にしています。これが80%、90%になっている会社は、少し利益が落ちただけで配当を維持できなくなります。逆に低すぎる場合は、株主に返す気があまりないのかもしれません。どちらが良いとは言い切れないので、事業の段階と合わせて見ています。

3つめ、会社の大きさです。売上が国家予算に近いような会社は、すでに市場を取り切っていることが多く、そこから2倍にするのは簡単ではありません。中小型の会社のほうに伸びる余地があることは多いです。ただし、小さい会社は業績の振れ幅も大きく、配当が止まることもあります。ここは裏表です。

4つめ、株価の水準です。PERは株価が1株あたり利益の何倍かという数字で、私は15倍以下を目安にしています。PERが10倍なら、いまの利益が続けば10年で元が取れる計算になる、という見方です。PBRは株価が1株あたり純資産の何倍かという数字で、私は1.5倍以下を目安にしています。ROEは、株主から預かったお金でどれだけ利益を出せているかという数字で、8%以上を目安にしています。

ただし、PERやPBRの「適正な水準」は業種によってまったく違います。銀行と製薬を同じ基準で見ることはできません。私は同じ業界の他の会社と並べて見るようにしています。

5つめ、財務の丈夫さです。自己資本比率は、会社の資産のうち借金ではない部分の割合です。私は50%以上を目安にしています。営業キャッシュフローは、本業でどれだけ現金を稼いだかという数字です。利益が出ていても現金が入っていない会社はありますので、ここは必ず見ます。配当は現金で払うものですから、現金を稼げていない会社の配当は続きません。

6つめ、配当金の推移です。私はこれをいちばん長く見ます。5年、できれば10年さかのぼって、配当金が減った年がないかを確認します。景気が悪い年にも配当を守った会社は、経営陣が株主還元を大事に考えている可能性が高い、と私は受け取っています。

これらの数字は、証券会社の口座にある会社の情報ページや、スクリーニング(条件を入れて会社を絞り込む)機能で見られます。私は証券会社の画面と、会社が出している決算短信や有価証券報告書を突き合わせて確認しています。

「安心な高配当株」とは、私は書けません

この記事のもとの版には「安心できる高配当株の見つけ方」という見出しがありました。いま読み返して、その言い方はよくないと思ったので直しました。

理由は単純です。どんなに丁寧に選んでも、減配や無配はありえます。私も経験しました。業績が落ちれば配当は減ります。会社が方針を変えることもあります。災害や不祥事のように、数字を見ていても分からないことも起こります。

株価が下がって、買った値段を下回ったままになることもあります。海外の会社なら、為替が円高に振れただけで受け取る額が減ります。

ですので、ここに書いた6つの点は「外しにくくするための工夫」であって、「安心を保証する条件」ではありません。6つ全部を満たした会社でも、配当が止まることはあります。私はそれを分かったうえで持っています。

米国のETFと、日本の個別の会社は分けて考えています

ひとつ分けておきたい話があります。日本の個別の会社を買うときと、米国の高配当ETFを買うときで、私はやり方を変えています。

日本の個別の会社は、割安なまま放置される時間が短いので、積み立てではなく「安いと思ったときに買う」形になります。これは正直、難しいです。下がっている最中に買うことになるので、買った直後にさらに下がることもよくあります。

一方、VYMやHDVのような米国の高配当ETFは、何百社にも分散されているので、時期を分けて少しずつ買っていく形でも持ちやすいと私は考えています。ただしETFも値下がりしますし、分配金は減ることがあります。アメリカの株式から出る配当は、NISA口座で持っていても現地で10%引かれます。NISAは日本の税金がかからない制度なので、外国で引かれた税金を日本の税金から差し引く「外国税額控除」も使えません。ここはご自身の口座の状況によりますので、具体的な判断は税理士や税務署、使っている証券会社にご確認ください。

私が気をつけている買い方

最後に、自分への戒めとして書いていることを3つ挙げます。

ひとつ、下がっている途中で全部使わないこと。「落ちるナイフを掴む」と言われるとおり、下げている最中に買うのは怖いものです。私は一度に全部買わず、何回かに分けるようにしています。それでも外すときは外します。

ふたつ、1社に寄せすぎないこと。10社持っていて9社が5%下がり、1社が大きく伸びれば、全体ではプラスになることがあります。逆に1社に寄せていると、その1社の減配で配当収入が一気に減ります。私は会社の数と業種を分けるようにしています。

みっつ、生活のお金と混ぜないこと。これがいちばん大事だと思っています。生活費や近いうちに使うお金を投資に回すと、下がったときに売らざるを得なくなります。私は、なくなっても生活が変わらない範囲でしか投資していません。

私のやり方は、ウォーレン・バフェットの真似です。良い会社を割安なときに買って、決算を自分で見ながら長く持つ。わからないものは買わない。それだけです。買ったら売らないと決めているので、配当金が続くかどうかを見続けることになります。

ここまで書いたことは、私が自分の投資のために使っている基準の紹介であり、特定の会社や金融商品の購入を推奨するものではありません。数字の基準はどれも私が自分で決めたもので、根拠のある正解ではありません。ご自身で決算資料を読んだうえで、ご自身で判断してください。

数字をどこで確認しているか

基準を決めても、数字の出どころがあいまいだと意味がありません。私が確認している順番を書いておきます。

手順 見るもの 確認すること
1 証券会社のスクリーニング画面 配当利回り、PER、PBR、自己資本比率などで候補を絞る。ここは「候補を出すだけ」の作業
2 会社の決算短信 売上と利益の推移、営業キャッシュフロー。3〜5年分を自分で並べる
3 会社のIRページの配当情報 過去の配当金の実績と、会社自身が出している配当方針
4 有価証券報告書 借入の状況、事業の内訳。何で稼いでいる会社なのかを自分の言葉で言えるようにする
5 自分のメモ 「なぜこの会社を買うのか」を1行で書く。書けないときは買わない

5番目が、私にはいちばん効いています。1行で書けないときは、だいたい自分で分かっていません。ウォーレン・バフェットの「わからないものは買わない」という言葉を、私はこの作業で自分に言い聞かせています。

利回りや株価の数字は毎日動きます。この記事には具体的な会社の名前も、そのときの利回りも株価も書いていません。もとの版には書いてあったのですが、出どころと時点をはっきりさせられない数字は載せないことにしました。会社ごとの数字は、ご自身で見る日に、ご自身の画面で確かめていただくのがいちばん確かです。

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この記事で書いた6つの点は、どれも証券会社の口座の中で確かめられる数字です。私が会社を絞り込むときと、決算を見るときに開いているのは、次の2つの口座です。

私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

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当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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