配当金&売却益を両方ゲットする高配当株の見つけ方
結論
市場全体が沈んだ時でも安心して生活した時、高い成長力を誇り株価が伸びる銘柄をポートフォリオに入れておくと大丈夫ってことなのです。
前提
高配当株は「低成長~マイナス成長」企業が多いんです。
なぜなら、
- 新しいビジネスへの投資機会が少ない
- 利益還元の手段が配当中心になっている
典型例が「通信業界」。人口は限られ、爆発的な成長は難しいため「配当」で株主還元をするケースが多いです。
いわゆる「おじいちゃん企業」です。
株式投資の利益=2本柱
- キャピタルゲイン(売却益)
- インカムゲイン(配当金)
合わせて「トータルリターン」と呼ばれます。
トータルリターンは、通常 年4%~6%(国・時期による)
米国株は直近10%前後だった時期もありますが、これは例外的です。
配当利回りが高い(4%~6%)株に分散投資しても、株価の成長は望みにくいです。
なぜなら、すでに「成熟市場」だからなんです。
それでも両方狙える「高成長・高配当株」はある?
「めちゃくちゃ難しい!」けど「チャンスはゼロじゃない!」
みんなが欲しがるため、安くて高成長・高配当な株はすぐ売り切れ状態になります。
買い時
1. 市場が暴落して低迷している時
- いわゆる「〇〇ショック」
- 全体がリスクオフムードで、良い銘柄も一緒に叩き売られる
- ただし、ファンダメンタルズが強い企業に限る
ファンダメンタルズとは
- 売上・利益が安定している
- 増配傾向
- 財務健全(無借金・キャッシュフロー潤沢)
- 将来も業績が強気
2. 特殊要因で短期的に売り込まれている時
例)
2015年、中国市場での不正発覚で「日本フラッシュ」が巻き込まれて暴落。
実際には無関係だったが、中国ビジネス全体に不安感が広がり、一緒に売られた。
ここで「割安だ」と判断して購入したら大成功。
見つけ方
まずYahooファイナンスや証券会社のスクリーニング機能を使って高配当の企業を探します。
①配当利回りランキング上位は狙わない
上位30社は、基本的に、低成長なので、本当の狙い目は「ランキングにギリギリ入ってるor入っていない銘柄」なんです。
人気化するとすぐランキングから消えてしまいます。
②配当性向をシビアに見る
- 配当性向=配当金÷利益
- 高すぎると「成長にお金を回していない=成長余地がない」
- 日本平均は30%
- 米国は成長時はゼロ、成熟すると80%~100%に
高成長株なら配当性向は「低い」ものを選ぶ
③超大型株は避ける
- 市場飽和で成長が難しい
- 国家予算規模の売上規模
- 小型・中型株にこそ「高成長・高配当」がある
④積み立てではなくタイミング投資(だから難しい)
- 割安で放置される時間は短い
- 気づいたら人気が出て株価上昇→利回り低下
- 米国ETF(VYM、HDV)は別。分散と長期積み立てでもOK
- 日本株は、落ちるナイフを掴む覚悟が必要
⑤PER PBR ROE

Screenshot
1. PER(株価収益率):15倍以下
PERは企業の株価が1株当たりの利益の何倍かを示す指標です。
-
重視理由: 割安性を判断し、過大評価を回避できます。業績に対して適正な株価水準を維持している企業を選別できます。
-
リスク管理効果: バブル相場での高値掴みを防止できます。
例えば、PERが10倍の企業は、現在の利益水準が続けば10年で投資額を回収できる計算になります。
2. PBR(株価純資産倍率):1.5倍以下
PBRは企業の株価が1株当たりの純資産(企業の解散価値)の何倍かを示す指標です。
-
重視理由: 純資産に対する株価の妥当性を測定できます。PBRが低いほど財務基盤が堅実で下落リスクが低いと考えられます。
-
リスク管理効果: 資産価値を下回る株価は安全弁として機能します。
ただし、業種によってPBRの適正水準は異なるので、業界平均との比較も重要です。
3. ROE(自己資本利益率):8%以上
ROEは企業が株主資本をどれだけ効率的に利益に結びつけているかを示す指標です。
-
重視理由: 資本効率の良さを反映し、持続的な利益創出能力がある企業を選別できます。
-
リスク管理効果: 経営効率の悪い企業を排除できます。
ROE8%以上の企業は、投資家から見て魅力的な利益率を維持していると言えます。
⑥自己資本率・営業CF・配当性向・配当金
4. 自己資本比率:50%程度以上
自己資本比率は企業の総資産に占める自己資本の割合を示す指標です。
-
重視理由: 財務の健全性を担保します。負債依存度が低く、不況時にも配当持続可能性が高いと考えられます。
-
リスク管理効果: 債務超過リスクを軽減できます。
自己資本比率が高いほど、企業の財務基盤が安定していると言えます。
5. 配当性向:30%程度
配当性向は企業の当期純利益のうち、どれくらいの割合を配当に回しているかを示す指標です。
-
重視理由: 利益の過剰還元を避けつつ、株主還元のバランスを確保できます。
-
リスク管理効果: 無理のない配当政策の持続性を判断できます。
配当性向が低すぎると株主還元が不十分、高すぎると将来の成長投資が難しくなる可能性があります。
6. 営業CF(キャッシュフロー):右肩上がり
営業CFは企業の本業からどれだけのキャッシュを生み出しているかを示す指標です。
-
重視理由: 本業でのキャッシュフロー生成能力を確認できます。配当原資の安定性を担保します。
-
リスク管理効果: 減配リスクを低減できます。
営業CFが継続的に増加傾向にある企業は、安定した事業基盤を持っていると考えられます。
7. 配当金推移:右肩上がり
過去5年以上の配当実績を確認し、配当金が増加傾向にあるかどうかをチェックします。
-
重視理由: 経営者の株主還元姿勢を判断できます。コロナ禍でも減配しなかった企業が望ましいです。
-
リスク管理効果: 経営陣のコミットメントを検証できます。
配当金が安定的に増加している企業は、株主還元に積極的で信頼できる経営を行っていると言えます。
まとめ ~高成長・高配当株の攻略法~
【買い時】
- 市場暴落・低迷時
- 特殊要因で短期的に売り込まれた時
【探し方】
- 配当利回りランキング上位は避ける
- 配当性向は低いもの
- 大型株より中・小型株
- コツコツではなく、一括購入
高成長・高配当株の強さ
ポートフォリオに1つでも高成長株があると心強い
例えば…
- 10銘柄に投資
- 9銘柄が-5%、1銘柄が株価2倍
→ トータルではプラス評価
市場が落ち込んでも、自分の資産を守れる
投資準備
- 証券口座は早めに開設(楽天証券・SBI証券がおすすめ)
- 入金準備&銘柄ウォッチは怠らない
- チャンスを掴むには「即行動」
以上の内容を表にすると
安心できる高配当株の見つけ方【一覧表】
項目 | ポイント | 解説 |
---|---|---|
① 配当利回りランキング上位は狙わない | ランキング上位30社は避ける | 低成長企業が多く、成長余地が少ない。狙い目は「ランキングギリギリ or ランキング外」 |
② 配当性向をシビアに見る | 配当性向をチェック | 高すぎると成長資金が不足。日本は30%、米国は成熟で80〜100%。高成長株なら低いものを選ぶ |
③ 超大型株は避ける | 小型・中型株に注目 | 大型株は市場飽和の可能性。中小型株は高成長・高配当の可能性あり |
④ 積み立てではなくタイミング投資 | 割安放置は一瞬、すぐ人気化 | 日本株は「落ちるナイフ」を拾う覚悟が必要。米国ETFは別で、積み立てOK |
⑤ PER / PBR / ROE をチェック | PER15倍以下 / PBR1.5倍以下 / ROE8%以上 | 割安性・資産価値・経営効率を判断 |
⑥ 財務健全性を確認 | 自己資本比率50%以上 / 営業CF右肩上がり / 配当性向30% / 配当金右肩上がり | 財務健全性と配当の持続可能性を重視 |
高配当はタイミング投資
項目 | 内容 |
---|---|
投資スタイル | 積み立てではなく「タイミング投資」 |
理由 | 割安で放置される時間は短い。気づいた時には人気化して株価上昇、結果的に利回りが低下 |
必要な覚悟 | 「落ちるナイフを掴む」覚悟が求められる(特に日本株) |
米国ETFの例外 | VYM、HDVなどの米国高配当ETFは、分散投資と長期積み立てでOK |
難しさ | 割安局面を見極めるタイミングと決断力が重要 |
高配当株を選ぶための重要指標と基準
指標 | 基準値 | 解説 |
---|---|---|
PER(株価収益率) | 15倍以下 | 割安性を評価。企業の利益に対して株価が過大評価されていないかを判断 |
PBR(株価純資産倍率) | 1.5倍以下 | 資産に対する株価の妥当性を測定。低PBRは財務が堅実である可能性が高い |
ROE(自己資本利益率) | 8%以上 | 自己資本の効率的な運用を示し、利益をしっかり上げられる企業を選ぶ目安 |
自己資本比率 | 50%以上 | 財務の健全性を示す指標。負債依存度が低く、倒産リスクが抑えられる |
営業キャッシュフロー(CF) | 右肩上がり | 本業からの安定的なキャッシュ創出を確認。減配リスクの低さにつながる |
配当性向 | 約30% | 利益のバランス還元を示す。過剰配当で成長資金が不足しないように管理 |
配当金推移 | 右肩上がり | 配当金が安定または増加している企業は、株主還元に積極的で安心感がある |
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注意点
株を買うときは、値段が下がってお金を失うことがあります。
会社の評判が悪くなると株の価値も下がります。海外の株では、通貨の変動で損をすることもあります。
リスクをよく理解して、自分でよく考えて決めましょう。
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