この記事は、エコノミスト「エミン・ユルマズ氏」の投資に勝つ四季報の読み方を解説しています。
この記事を読むと、2030年までに日経平均が10万円、2050年までに30万円に達すると公言するエミン氏の四季報の読み方がわかります。
エミン・ユルマズ著 ビジネス社出版
エミン・ユルマズ
エコノミストのエミン・ユルマズ氏は、2030年までに日経平均が10万円に達し、2050年までに30万円になると公言しています。
彼は、日本が金融ハブとしての地位を確立し、半導体などのハイテク技術のサプライチェーンが日本に戻ることがその理由の一つと述べ、過去の経済成長やインフラ投資、企業の成長戦略が一体となり、これまでにない成長を実現すると信じています。
過去の経済成長やインフラ投資、企業の成長戦略が一体となり、これまでにない成長を実現する実力がある、と考えています。
日本株はサイクル的にも、時代的にもインフレに入り、日本経済の持続的成長を見込んでいます。
彼が、2050年までには日経平均が30万円に到達するとの見解を示したのは、戦後の上昇サイクルを詳細に分析した結果であり、過去の経済データと現在のトレンドをもとにした結果で、日本の技術革新や高い労働生産性、そして安定した政治環境が日本経済の強みで、インフラ投資や技術開発への継続的な投資が、長期的な成長を支える基盤となると発言しています。
日経平均株価が34年ぶりに高値を更新し、いよいよ日本人のマインドも変わり始めているので、この時代に投資をしている、もしくは投資を始めているということは、素晴らしいことで、相場は一直線には進みませんが、方向性は明らかに上昇です。
今はネット証券で手数料がほとんどかからない時代なので、さまざまな投資商品が出ているので、日本人の実力を活かして資産運用を勧めるよう提唱しています。
そこで彼が教えてくれた四季報の読み方を説明していきます。
四季報とは
四季報は、日本の株式投資家にとって必須の情報源で、企業の財務状況、業績予測、株価指標などが詳細に記載されており、投資判断をする上で非常に有用ですが、その情報量の多さから、どこから読み始めればよいのか迷うことが多いのが課題です。
四季報を読む際に特に注目すべきポイントを9個紹介します。
1.バランスシート
「バランスシート」には、企業の財務状況が詳細に記載されています。特に重要なのは「自己資本比率」で、70%以上が望ましいとされています。自己資本比率が高い企業は、財務健全性が高く、安定した経営が期待できます。
自己資本比率
企業の財務健全性を示す重要な指標で、自己資本比率が高いほど、企業が持つ自己資本が多く、借入金に頼らない経営をしていることを示します。一般的には、40%以上を目安にすることが多いですが、エミンさんは70%以上が良いと話しています。
私は50%以上の企業を選ぶようにしています。
2. 営業キャッシュフロー
営業キャッシュフローがプラスであることは、企業が本業でしっかりと現金を稼いでいる証拠で、これがマイナスの場合、たとえ利益を計上していても、実際の現金収支が悪い可能性があります。
3. 配当金
投資家にとって魅力的な企業かどうかを判断する上で、配当も重要で、増配傾向にある企業は、株主還元に積極的であり、株価の上昇も期待でき、四季報には、企業の配当方針や過去の配当実績が記載されているので、必ず確認しましょう。
配当利回りが高い企業は、株主還元に積極的であり、投資家にとって魅力的です。配当利回りが3%以上の企業は、特に注目に値します。
4.四季報の見出しを読む
四季報の見出しコメントは、企業の最新動向や今後の見通しを端的に示しているので、見出しにはポジティブなものやネガティブなものがありますが、全体的な傾向を把握するためにランキングを活用すると便利です。
5.業種ごとに読む
四季報は業種ごとに企業が並んでいるので、自分が気になる企業を見つけたら、その前後10ページ程度を読み込むと、同じ業種の他の企業の情報も得られ、業界全体の動向を把握することができます。
6. 特色欄
まずは企業の「特色」欄を読みましょう。ここにはその企業の主要なビジネスや強みが簡潔にまとめられています。例えば、任天堂の場合、「ゲーム機の開発・販売」といった特色が記載されています。この情報を読むことで、企業のビジネスモデルや主要製品について理解できます。
7.業績欄
次に「業績欄」を見ましょう。ここには売上高、営業利益、経常利益、純利益、一株当たりの利益(EPS)など、過去の実績と今期・来期の予想が載っています。増収増益の企業は、安定した成長が見込まれ、投資対象として有望です。
8. 有利子負債と現金同等物
有利子負債が少なく、現金同等物が多い企業は、財務体質が強固です。無借金経営の企業や現金が豊富な企業は、財務リスクが低く、安心して投資できます。
9.チャートとバリエーション
最後に「チャート」と「バリエーション」の欄を確認します。株価の動向やPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)などの指標を確認することで、企業の株価が割高か割安かを判断します。ただし、これらの指標だけで判断せず、総合的に評価することが重要です。
まとめ
エミン・ユルマズ氏の四季報の読み方を活用すれば、企業の財務健全性や成長性をしっかりと評価できます。
彼は、2030年までに日経平均が10万円、2050年までには30万円に到達すると予測していて、日本の技術革新と安定した政治環境がその成長を支える要因と提言しています。
今が投資を始める好機ですので、ぜひ四季報を参考に、賢い投資を始めましょう。
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