こんにちは、セラです。「証券口座の乗っ取り」について、その後の対応が日経新聞に掲載されていました。
実際に大和証券やSMBC日興証券などがどう対応しているのかというと
証券口座が「乗っ取り」される
たとえば、あなたが普段使っている証券口座に、他人が勝手にログインして、
- 株を勝手に売られる
- お金を他の口座に移される
…そんな恐ろしいことが現実に起きています。
原因の多くは、パスワードやIDが盗まれて不正アクセスされたこと。
フィッシングメールやウイルス感染によって情報が流出してしまうケースが多いんです。
実際に起きた事件
2024年以降、大手の 大和証券 や SMBC日興証券 では、
顧客の証券口座が乗っ取られ、株を売却される被害が複数報告されました。
手口はこんな感じ
- サイバー犯罪者がパスワードを盗む
- 顧客になりすまして証券口座にログイン
- 株を売却し、資金を他の口座へ送金
大和証券・日興証券の対応内容
- 被害を受けた顧客の資産状況を元通りに復元
- 勝手に売られた株も買い戻して返却
- 顧客に過失がなければ、全額補償
※顧客に過失(例:ID管理が甘い、怪しいメールに引っかかった等)があった場合は、一部補償にとどまるケースもあります。
他の証券会社の対応はどうなっている?
▶ SBI証券
- 2021年〜2023年にかけて不正アクセス事件が複数件発生
- 補償は原則として全額(顧客に過失がない場合)
- 顧客対応:
- 被害状況の聞き取りと調査
- 状況に応じて即日仮補償対応も実施
- 二段階認証必須化やログイン通知メールの強化を実施済み
👉 SBI証券はネット証券最大手であるだけに、サイバー対策への意識は非常に高いです。
▶ 楽天証券
- 過去に一部不正アクセス事件の報告あり
- 公式に「被害状況に応じて補償する」と明言
- セキュリティ対策:
- ワンタイムパスワード
- ログインアラート通知
- メールやアプリで異常をすぐ検知できるシステム
- 楽天カードや楽天銀行との連携で、不正送金防止にも注力
👉 楽天証券はセキュリティポリシーを随時見直しており、顧客保護の姿勢がはっきりしています。
▶ 野村證券
- 伝統的な証券会社で、顧客資産保護を重視
- 本人確認の厳格化(ログイン時や出金時の2段階認証)
- 不正アクセス被害時には、
- 調査後、元の状態に回復
- 状況によっては金銭補償あり
- 高齢の顧客も多いため、電話サポートも充実
👉 オンライン利用が不安な方にも安心できる対応を心がけている印象です。
投資初心者が気をつけるべきセキュリティ対策
あなた自身でも、以下のような対策を必ず行いましょう!
パスワードを強くする
- 「123456」「abcd1234」はNG!
- 英字・数字・記号を組み合わせた長めのパスワードを使いましょう。
二段階認証を必ずオンに!
- ログイン時にスマホで本人確認コードを入れる設定は、今や常識。
怪しいメールやSMSには絶対に触れない!
- 「口座に異常があります」などと書かれたメールは、まず疑って。
- 公式サイトから直接ログインするクセをつけましょう。
金融庁も本気で動き出した
このようなサイバー被害の急増を受けて、金融庁も対策を強化しています。
- 各証券会社に補償ルールの明確化を要請
- サイバーセキュリティの社内体制の見直しを指導
- 金融ADR(トラブル時の第三者機関)での早期解決支援も推進
まとめ:大切なのは「知って備える」こと!
実際に大和証券・日興証券・SBI・楽天・野村など、
どの会社でも不正アクセスの可能性はゼロではない時代です。
だからこそ、
- セキュリティ設定を見直す
- 定期的に口座をチェックする
- 不審な通知があればすぐ連絡!
「知らなかった」「対策してなかった」が命取りにならないように、
今日からでもぜひ行動してみましょう。
(※情報は2025年6月時点のものです)
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