空港や飛行機内で撮影する時に、許可が必要って知っていますか?
実は、空港や機内の撮影をする時は、撮影許可を取る必要があります。
なぜなら、空港や機内では、商用目的での撮影が禁止されているからです。
この記事では、空港や機内の撮影を商用目的で行う時に必要なことを説明しています。
この記事を読むと、空港や機内で商用目的の撮影において、何が禁止行為なのかがわかります。
空港での撮影
空港で、一般の人が、商用目的ではなく、旅の記念撮影や趣味での撮影に許可は必要ありません。
しかし、安全のために、空港の保安検査場の撮影や、国が管理する出入国審査場、税関・検疫エリアは、撮影が禁止されています。
他の旅客や空港スタッフを無断で撮影した場合、肖像権・プライバシー保護のため、罪に問われることがあります。
羽田空港を例に挙げて説明します。
羽田空港
ブログやYouTubeなど、大衆への公開を目的とした動画の撮影は、撮影日の3営業日前(土日祝日を除く)までに撮影許可を取る必要があります。
事前に問い合わせてください。
日本空港ビルデング㈱ 広報・ブランド戦略室 E-mail: kouhou@jat-co.com
出典:日本空港ビルデング株式会社HP
[企画書]と[申請書]をkouhou@jat-co.comへ。
必須事項
- 具体的な撮影内容、目的
- 撮影者名
- 連絡先
- 日時
- 場所
- 掲載予定
- 掲載媒体名(アカウント名やURL)
【羽田空港 取材規程】
https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/files/ir/1421_0330_0900.pdf
飛行機内の撮影
機内で、一般の人が、商用目的ではなく、旅の記念撮影や趣味での撮影に許可は必要ありません。
注意点
- 通信機能付きのカメラは機内モードに設定する。
- フラッシュはたかない。
- 他の乗客にカメラを向けて撮影しない。
離着陸時の撮影
2014年9月から、電波を発しない電子機器(カメラ、ビデオカメラ、ラジオ、デジタルオーディオ機器など)の常時使用が可能になりました。
離着陸の瞬間も写真に収めることが出来ます。
JAL
出典:JAL HP
国内線、国際線ともに「撮影行為」自体を禁止している文言はありません。
他の旅客に不快感を与えるような行動でなければ、機内でキャビンアテンダントに相談してOKであればYouTubeやブログ用の撮影も可能です。
業務の妨げにならないことや、他の旅客が映りこまない配慮が必要です。
国内旅客運送約款
【第2章 旅客運送】第1節 航空券 第16条 運送の拒否及び制限
会社は、次の各号に該当すると認めた場合には、当該旅客の搭乗を拒絶し、又は降機させることができます。(中略)
(3)旅客の行為、年令又は精神的若しくは身体的状態が次のいずれかに該当する場合(中略)
(ニ)他の旅客に不快感を与え又は迷惑を及ぼすおそれのある場合。
出典:JAL HP
ANA
出典:ANA FB
国内線、国際線とも、「撮影行為」自体を禁止している文言はありません。
ANAでも「他の旅客に不快感を与え、又は迷惑を及ぼすおそれのある」行為をした人の運送を拒否できるので、他の旅客から「不快だ」と苦情が出た場合、CAが対応することになります。他はJALと同じ扱いです。
国内旅客運送約款
第2章 旅客運送【第1節 航空券】 第16条 運送の拒否及び制限会社は、次の各号に該当すると認めた場合には、当該旅客の搭乗を拒絶し、又は寄航地空港で降機させることができます。(中略)
(3)旅客の行為、年令又は精神的若しくは身体的状態が次のいずれかに該当する場合(中略)
(ニ)他の旅客に不快感を与え、又は迷惑を及ぼすおそれのある場合。
出典:ANA HP
飛行機に持ち込むカメラ
デジカメラや一眼レフカメラ
デジカメや一眼レフカメラなど、カメラは機内に持ち込むことができます。
一方、スーツケースの中に入れて預けた場合は、運送中に強い衝撃を受けてカメラやレンズを破損してしまう恐れもあります。
三脚
幅・高さ・奥行の3辺の合計が100cmまたは115cm以内であれば機内持ち込みが可能です。
フィルムカメラ
X線検査の検査時に注意が必要です。
なぜならX線検査は、写真フィルムに影響が出ることがあります。
どうしても気になる場合は検査員に相談するか、到着地にてフィルムを購入することをお勧めします。
空港や飛行機内で注意すること
通行人や他の旅客の映りこみを注意しましょう。
撮影する場所に許可を得たとしても、旅客に許可を得てないなければ撮影はできません。
許可なく映すことは、肖像権侵害や著作権侵害になってしまいます。
映り込んでしまった時は、加工などをしてわからなくする必要があります。
撮影に関する禁止事項
禁止事項
- 保安のため、保安検査場の撮影。
- 国の管理エリア(出入国審査場、税関・検疫エリアなど)の撮影。
- 他の旅客や空港スタッフの無断撮影。
- 他の旅客に迷惑になること。
肖像権
許可なく映すことは、肖像権侵害や著作権侵害になってしまいます。
肖像権とは、他人から無断で写真や映像を撮られたり、無断で公表されたりしないよう主張できる権利のことです。
肖像権
- 人格権に則する「プライバシー権」
- 著名人の経済的利益に重きを置いた財産権に則する「パブリシティ権」
憲法第13条の「幸福追求権」が法的根拠になっています。
他の旅客、空港スタッフやキャビンアテンダントのも肖像権があります。
肖像権の侵害
精神的苦痛を理由に損害賠償請求される恐れがあります。
表現の自由
撮影する側には、憲法第21条の「表現の自由」を尊重されているので、守られている側面もあります。
海外でのカメラ撮影
海外では、撮影自体がスパイ行為と見なされ、スマホやカメラの没収や、拘束される可能性もあり得ます。
宗教色の強い国では注意が必要といわれています。
海外での注意点
- カメラは目立つように持たない。
- 撮影時にはスリや置き引きに注意する。
飛行機内での撮影は「Gopro」
飛行機内から、GoProで撮る映像は、迫力があります。
特にGopro hero11は、大きな新しいイメージセンサーで、最も臨場感のあるビデオ撮影が可能になりました。
バッテリーの持ちも改善されています。
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Goproの特徴
- アクションカメラの代表的存在。
- 本体がコンパクトで軽量。
- 持ち運びに便利。(機内持ち込み可能)
- 4K撮影を実現。
- 手ブレ補正機能搭載。
- 防水性があり水中撮影が可能。
- スマホと連携可能で、写真のインポートやリモート操作ができる。
Gopro11を使って、思い出に残る機内の撮影をして下さい。
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