差額ベッド代は病院の都合で大部屋に入れなかったら、個室代はかからず、ICUなど重度な場合は差額ベッド代はかかりません。(問題がある患者は本人の希望とは別で個室になることも=差額ベッド代なし)、また付加給付がついてる場合は高額療養費制度んぼ負担額は8万円が2万円になり、9万円だったら、3万円くらいで収まります。
✅ そもそも医療費はどれくらいかかる?
日本は「国民皆保険制度」があるので、医師が「入院が必要」と判断した場合、基本的には自己負担は以下のようになります。
■ 医療費の自己負担割合
- 現役世代(~69歳) → 3割負担
- 70歳~74歳(現役並み所得者は3割、それ以外は2割)
- 75歳以上(後期高齢者医療制度) → 1割負担
※ただし、75歳以上でも現役並み所得(年収約383万円以上)の場合は3割負担
✅ 高額療養費制度があるから「青天井」にはならない!
医療費が高額になっても、「高額療養費制度」で月ごとの自己負担額に上限が決まっています。
■ 上限額の目安(69歳以下の場合)
年収 | 自己負担限度額(月額) |
---|---|
約1,160万円〜 | 約25万円 |
約770万〜1,160万円 | 約17万円 |
約370万〜770万円 | 約8〜9万円 |
〜約370万円 | 約5万7千円 |
👉「年収370万~770万」世帯が一番多い層なので、だいたい月8〜9万円と覚えておけばOK!
✅ 入院1日あたりの「自己負担額」を計算すると?
例えば、急性期病院の入院費用は、1日約3〜5万円(医療機関や治療内容による)
👉 その3割負担なら、1日あたり1万円~1万5千円が目安。
でも、高額療養費制度を利用すれば、月の上限に達した後はほぼ負担なしになるので、
➡ 1ヶ月あたりの医療費自己負担は最大8~9万円になる。
✅ でも「自己負担」は医療費だけじゃない!
■ 入院中にかかる「自己負担・実費」まとめ
項目 | 金額(目安) |
---|---|
医療費(高額療養費制度後) | 月8〜9万円 |
入院時食事療養費(1食460円 ×3食) | 1日1,380円(1ヶ月約4万円) |
おむつ代(病院によるが) | 1日500〜1,000円(月1万5千〜3万円) |
日用品・雑費(コンビニなど) | 1日1,000円(月3万円) |
✅ つまり、1ヶ月の入院でかかるお金は?
項目 | 目安金額 |
---|---|
医療費 | 8〜9万円 |
食事代 | 約4万円 |
おむつ代 | 1.5万〜3万円(必要な場合のみ) |
雑費(コンビニなど) | 約3万円 |
➡ 合計 → 最大でも月15万〜19万円がざっくりした目安!
※おむつがいらない人なら、月15万円程度なので、貯金で備えたいところです。保険は手数料が高すぎます。
✅ 入院期間と負担の現実
1ヶ月入院するケースは脳梗塞の後遺症や重症の心疾患など限られています。
多くの場合は10〜20日前後の入院で退院、その後は通院やリハビリです。
➡ 2ヶ月以上の入院はかなりレアケース
(その場合、療養型病院や介護施設に転院することが多い)
✅ 入院延長特約は無駄?
現代の医療環境と高額療養費制度を考えると、
✅ 「延長特約で長期入院に備える意味は薄い」
✅ 保険料の無駄になるケースが多い
✅ その分、在宅介護や通院への備えに回す方が合理的
✅ まとめ
- 医療費の自己負担は高額療養費制度で上限がある(年収370万~770万の人は月8〜9万円程度)
- 入院費用は、食事やおむつ、日用品でプラス7〜10万円ほどかかる
- 2ヶ月以上の入院は稀で、多くは10〜20日で退院が主流
- 「入院延長特約」は現代ではコスパが悪いことが多い
また会社員の場合、休職期間中は傷病手当金が、給与の7割くらい1年半〜でます。
会社をやめても失業給付金があるので、1年半は生活が可能です。
💡参考
- 厚生労働省「高額療養費制度」
- 「患者調査」厚労省データ
- 国立がん研究センター「がんの統計」
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