60代・70代の投資|NISA・高配当株・債券ETFで「攻めすぎず守りすぎない」運用

60代70代にとって老後資金を増やしながら、今の生活に余裕が欲しいという現実的かつ安心感のある投資を提案していきます。

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60代70代の投資は守りの姿勢

まず、60代・70代というのは
– 退職しているか、退職間近で、老後資金を切り崩す時期に入っている。
– 投資に対するリスク許容度が低く、安全性を重視することが必要。
– 積立投資のような長期運用よりも、短期~中期で成果を出したい気持ちがある。
– 一方で、少しでも資産を増やしたい、あるいはインフレに負けない運用を考えたい。

この状況を踏まえ、「投資」を活かしつつ、資産を増やしていくことになると
1.NISAの積立投資は60代・70代で長期積立の効果を実感するのは難しいかもしれません(50代だったらギリギリセーフ)つまりeMAXIS Slim S&P500やオルカンは少額で行い、高配当株投資やETFといった投資を考えましょう。

2. 高配当株や安定資産にシフト
高配当株投資は即時性のあるキャッシュフローを生むため、60代70代に適しています。「配当金で生活を少し豊かにする」ことが大事です。

3. リスクを最小限に抑えた「守りの投資」
「損をしない投資」で、元本保証に近い商品(国債や社債)や、値動きの少ないETFを考えましょう。

低リスク: 60代・70代の高齢者層にも安心
利回りの安定性: インフレや金利上昇に対応しつつ、一定の収益が得られる。
手軽さ: ETFとして取引所で売買でき、少額から投資可能。
コストの低さ: 経費率が低く、長期保有に適したもの。

米国債券ETF

AGG(iシェアーズ・コア・米国総合債券ETF)

特徴: BNDとほぼ同じく、米国総合債券市場に連動。経費率0.03%。
利回り: 約3~4%。
理由: 流動性が高く、初心者でも扱いやすい。

BND(バンガード・トータル・ボンド・マーケットETF)

特徴: 米国全体の債券市場(国債、社債、MBSなど)をカバー。経費率は0.03%と激安。
利回り: 約3~4%(2025年2月時点)。
理由: 分散性が高く、リスクが低い。「シンプルで低コスト」

LQD(iシェアーズ・iBoxx投資適格社債ETF)

特徴: 投資適格社債に特化。経費率0.14%。
利回り: 約3.5~4.5%。
理由: 国債より利回りが高く、株式より安定。「少し積極的に運用したい人」向け

これらはNISAの成長投資枠で手軽に始められます。

リスクが低い順

  1. AGG(iシェアーズ・コア米国総合債券ETF)

  2. BND(バンガード・トータル債券市場ETF)

  3. LQD(iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債ETF)

AGGとBNDは非常に似ていて、主に国債や政府関連債に投資しており、AGGは格付けAAAの債券が約7割、BNDは国債や政府関連債が約6割を占めています。

一方、LQDは投資適格社債に特化しているため、AGGやBNDと比較するとやや高いリスクを持っています。ただし、LQDも投資適格債(主にBBB格以上)で構成されているため、3つの中では最もリスクが高いものの、全体的には安全性の高いETFと言えます。

  1. 最大暴落率:AGGとBNDは約9%、LQDは約18%

  2. 値動きの激しさ:LQDが最も値動きが激しい

  3. 分配金利回り:LQDが最も高い(2021年で2.2%)が、これは高いリスクの裏返しでもあります

ただし、3つとも債券ETFであるため、株式ETFと比較すると全体的に値動きは安定しています

高配当日本株ポートフォリオ

三菱HCキャピタル(金融)、日本ケアサプライ(サービス)、NTT(通信)など、配当利回り3~5%程度の安定企業。
メリット:毎年の配当金で旅行や趣味を楽しむ資金にできる。「生きてる時間を大切に」できます

J-REIT(不動産投資信託)で安定収入

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 (1343)

配当利回り4~5%で、不動産で配当金が出ます

ETFで分散投資(全世界債券や高配当ETF)

HDV SPYD VYM(バンガード高配当ETF)、VT VTI
値動きが小さく、配当や利回りで少しずつ増やす。「攻めすぎず守りすぎないバランス」です。

HDV(iシェアーズ・コア高配当ETF)

正式名称: iShares Core High Dividend ETF
– 米国の高配当株(約75銘柄)に投資。財務健全性が高く、持続的な配当が期待できる企業を選定
– 主なセクター: エネルギー(エクソン)、ヘルスケア(ジョンソン・エンド・ジョンソン)、通信(ベライゾン)など
– 経費率: 0.08%(低コスト)
– 配当利回り: 約3~4%(2025年2月)

配当が安定しており、値動きが穏やかで、株式の中でも「守り」に強く、毎月のお小遣い感覚で配当金を受け取れ、リスクを抑えつつ老後資金を増やしたい人に最適。高配当だけど成長性は控えめなので、値上がり益より配当重視におすすめです。

SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)

正式名称: SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF
– S&P 500のうち、配当利回りが高い上位80銘柄に投資。
– 不動産(リアルティ・インカム)、金融(シティグループ)など
– 経費率: 0.07%(非常に安い)
– 配当利回り: 約4~5%(高め)

高配当なので、キャッシュフローがすぐに欲しい人にぴったりで、分散性があり、1銘柄のリスクが抑えられますが、高配当ゆえに株価の値動きが大きめなので、景気後退で減配リスクがあります。

VYM(バンガード高配当ETF)

正式名称 Vanguard High Dividend Yield ETF

– 米国の高配当株(約400銘柄以上)に投資。平均以上の配当利回りを持つ企業を選ぶ。
– 例: 金融(JPモルガン)、消費財(P&G)、テクノロジー(マイクロソフト)
– 経費率: 0.06%(激安)
– 配当利回り: 約2.5~3.5%

HDVやSPYDより銘柄数が多く、分散が効いていて、配当と値上がり益のバランスが良い。「安定感と少しの成長を両立したい人向け」。長期保有で安心ですが、利回りはSPYDより低めで、即時性の高い配当を求める人には物足りません。

 VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

正式名称: Vanguard Total World Stock ETF

– 全世界の株式(約9,000銘柄)に投資。米国、欧州、新興国など全てカバー
– 経費率: 0.07%
– 配当利回り: 約2%前後

究極の分散投資で、特定の国やセクターに依存しないので、長期的に世界経済の成長に乗れる。積立投資型で時間がかかるので、配当は低く、短期での「お得感」は薄いので、即時性が物足りないかも。

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)

正式名称: Vanguard Total Stock Market ETF

– 米国の株式市場全体(約4,000銘柄)に投資。大企業から中小企業まで網羅。
– 経費率: 0.03%(超低コスト)
– 配当利回り: 約1.5~2%

– 米国の成長をまるごと享受。S&P500よりさらに広く分散。
-「シンプルで低コスト」の代表格。

「米国経済に賭けるならこれ1本でOK」で、配当より値上がり狙いなので、短期的な成果が見えにくいから、50代向けの積立に強いETFです。

60代・70代なら、HDV・SPYD・VYMの高配当ETFが効果があり、配当金で「今得する」実感が持てます。分散が効いていて、個別株よりリスクが低いですが、為替リスクはあります。

逆に、VT・VTIは長期成長狙いなので、50代向けです。

まとめ

HDV: 「安定企業から毎月コツコツ配当をもらって、老後の安心をプラス。」

SPYD 「高配当で少し贅沢を。食事に行く資金に。」

VYM: 「攻めすぎず守りすぎず、ちょうどいいバランスで老後を支える。」

インフレ対策としての金ETFや少額金投資

例:SPDRゴールドシェア(GLD)。
ポイント:インフレで物価が上がっても資産価値が守れます。

米国株

コカ・コーラ、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)など、25年以上連続増配の企業で、安定感抜群。「小さな贅沢を配当で賄う楽しみ」ができます。

ボッタクリ保険や手数料の高い投資信託には気をつけましょう。
手数料が高い毎月分配型投信を避け、窓口販売の高コスト商品に注意していきましょう。

60代・70代は「今を豊かにする」「損をしない」ことが大事です。

高配当株や安定資産を中心に、投資知識を活かした「安心と少しの配当金」で「生きてる時間を大切に」していきましょう。

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注意点

株を買うときは、値段が下がってお金を失うことがあります。

会社の評判が悪くなると株の価値も下がります。海外の株では、通貨の変動で損をすることもあります。

リスクをよく理解して、自分でよく考えて決めましょう。

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