なぜ銀行員はNISAより保険を勧めるのか?「販売ノルマ」と「キックバック」の裏事情

今日は、「個人年金保険」**について

結論から言うと、老後の資産形成を目的とするなら**「個人年金保険はいらない」**というのが私の答えです。なぜそう言い切れるのか、大切なお金を守り、増やすための「本質」に触れながら解説していきます


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1. 個人年金保険とは?

個人年金保険には大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 定額年金: 契約時に将来もらえる金額が決まっているタイプ。「安心」に見えますが、**利回りが驚くほど低い(年0.5〜0.8%程度)**のが現実です。今のインフレ(物価上昇)日本3% 世界4% を考えると、実質的には目減りしているようなものです。

  • 変額年金: 運用実績によってもらえる額が変わるタイプ。最近人気ですが、中身はただの**「割高な投資信託」**です。

どちらも「貯蓄性がある保険」と言われますが、実はここが大きな落とし穴なんです。


2. なぜ「いらない」と言い切るのか?(3つの理由)

私が個人年金保険をおすすめしない理由は、非常にシンプルです。

① 手数料が「ぼったくり」レベル

保険会社もボランティアではありません。立派な自社ビルを建て、営業マンに高い給料を払うためには、皆さんから集めたお金から多額の**「手数料(保険契約管理費など)」**を引かなければなりません。

自分で楽天証券やSBI証券で投資信託を買えば払わなくて済むコストを、わざわざ保険会社に肩代わりさせている状態です。

② 節税効果(控除)に騙されてはいけない

「年間8万円の控除があるからお得でしょ?」という意見もあります。確かに所得税は少し安くなりますが、そのために何十年も資金を拘束され、割高な手数料を払い続けるのは割に合いません。

「年間8万円の控除」と聞くと、なんとなく「8万円返ってくる」と思いがちですが、実はそうではありません。結論から言うと、手元に戻ってくる(節税になる)金額は、**多くの人で年間「約4,000円〜12,000円程度」**です。


1. 「控除」はキャッシュバックではない

まず一番大事なポイントです。

  • 間違い: 8万円が直接もらえる

  • 正解: 8万円分を「なかったこと」にして、その分の税金を安くする

「あなたは100万円稼ぎましたね」という人に税金がかかる時、「8万円分は保険に使ったから、92万円分にだけ税金をかけますね」としてくれるのが控除です。

2. 実際にいくらお得になるのか?

節税額は、「所得税率」**によって決まります。一般的な会社員やパートの方(年収300万〜500万円程度)の例でシミュレーションしてみましょう。

項目 所得税(税率5〜10%) 住民税(一律) 合計(節税額)
控除される枠 最大 40,000円 最大 28,000円
戻ってくるお金 約 2,000〜4,000円 約 2,800円 約 4,800〜6,800円

※個人年金保険料控除は、支払額が8万円を超えると所得税で4万円、住民税で2.8万円の控除が受けられます。

3. 保険会社の手数料と比較してみよう

ここで、先ほどのスライドの内容を思い出してください。

  • 得する額: 年間 約5,000円〜1万円程度の節税

  • 払っているコスト: 保険会社に取られる手数料(積立額の数%)

例えば、月3万円(年間36万円)払っている場合、保険会社に年率2%の手数料を取られていたら、それだけで年間7,200円ほど引かれている計算になります。

つまり、「節税で浮いたお金」が「保険会社に払う手数料」で消えてしまっている、あるいはマイナスになっている可能性が高いのです。

4. もっと効率の良い「控除」がある

もし「節税」を一番の目的にするのであれば、個人年金保険よりも圧倒的に有利な制度があります。それが iDeCo(イデコ) です。

  • 個人年金保険: 払った額の一部(最大4万円)しか控除されない

  • iDeCo: 払った額の**「全額」**が控除される

もし年間36万円払うなら、iDeCoなら36万円分まるごと税金が安くなります。節税額は年間5万円〜10万円以上になることも珍しくありません。

「年間8万円払って受けられる控除」で浮くお金は、月計算に直すとわずか数百円から千円程度です。

そのわずかな節税のために、お金が自由に引き出せない「資金拘束」や「高い手数料」というリスクを背負うのは、あまり効率が良いとは言えません。

「節税になるから」という言葉だけで決めず、**「手数料でいくら引かれているか」**をしっかり見極めるのが、賢いお金の守り方です。

次はこの「iDeCo」と「個人年金」で、どれくらい節税額に差が出るか詳しく計算してみましょうか?

節税が目的なら、圧倒的に**iDeCo(イデコ)**の方がお得です。

個人年金保険で増えたお金(利益)にかかる税金について、**「いくらからかかるのか」「具体的にいくら取られるのか」**を、50代・60代の方が直面するリアルな数字で解説します。

個人年金は受け取り方によって税金の種類が変わりますが、多くの人が選ぶ**「年金形式(分割)」で受け取る場合、利益が年間で数万円であっても「所得」としてカウントされ、税金や社会保険料に影響する**可能性があります。


1. 年金形式(分割)で受け取る場合

65歳から10年間にわたって毎年受け取るようなケースです。この場合、利益は**「雑所得」**扱いになります。

① いくらから税金がかかる?

「利益が〇〇円以下なら非課税」という一律のラインはありません。

なぜなら、個人年金の利益(雑所得)は、あなたの**「公的年金」や「パート代」など、他の収入とすべて合算される**からです。

合算した結果、基礎控除などの控除額を超えると税金が発生します。

② 利益(雑所得)の計算式

受け取った年金の全額に税金がかかるわけではありません。「増えた分(利益)」を以下の式で計算します。

雑所得 = その年に受け取った年金額 -(その金額に対応する払込保険料)

(例)年間84.6万円を10年間受け取る場合(払込総額756万円)

  • 1年間の受取額:84.6万円

  • 対応する保険料:75.6万円(756万 ÷ 10年)

  • 今年の利益(雑所得):9万円

この9万円が、あなたの他の所得(公的年金など)に乗っかってきます。


2. 一括で受け取る場合

満期にドカンと全額受け取るケースです。この場合は**「一時所得」**扱いになります。

① いくらから税金がかかる?

一括受け取りの場合は、利益(受取額-払込総額)が「50万円」を超えた場合に税金がかかる可能性があります。

一時所得の計算 =(受取額 - 払込総額 - 特別控除50万円)× 1/2

(例)792万円を一括で受け取る場合(払込756万円)

  • 利益:36万円

  • 36万円 - 50万円 = マイナス(非課税)

一括受け取りの場合、今回のケース(利益36万円)では税金はかかりません。


3. 【重要】税金よりも怖い「社会保険料」のワナ

ここが一番の注意点です。

分割(年金形式)で受け取って「雑所得」が発生すると、所得税・住民税が数百円〜数千円増えるだけでなく、「国民健康保険料」や「介護保険料」が数万円単位で跳ね上がる可能性があります。

特に、夫の扶養に入っているパート主婦の方などの場合、このわずかな「年金の利益」のせいで扶養から外れたり、保険料の区分が変わったりすることがあるのです。


4. 新NISAなら「1円」もかからない

一方で、新NISA(投資信託や株)で増えたお金は、いくら増えても、いつ引き出しても税金は0円です。

  • 個人年金: 利益が他の所得と合算され、税金や社会保険料を押し上げる「重荷」になる。

  • 新NISA: 利益は完全に分離され、税金も社会保険料も一切関係なし。


まとめ

  • 分割受け取り: 利益(受取額−保険料)が他の所得と合算される。たとえ数万円でも、社会保険料に響くリスクあり。

  • 一括受け取り: 利益が50万円以内なら税金はかからない(今回のシミュレーションなら0円)。

  • 新NISA: 利益が1,000万円になっても税金・保険料への影響はゼロ。

せっかく21年かけて増やした90万円。そこから税金や保険料で削られるのはもったいないですよ。「非課税の出口」を持っている新NISAの方が、出口戦略としては圧倒的に有利です。

③ 投資と保険を混ぜると「弱くなる」

「万が一の保障」が欲しいなら、安い掛け捨て保険に入れば十分です。「お金を増やしたい」なら、シンプルな投資信託(オルカンやS&P500など)を買うのが一番効率的。

混ぜてしまうと、どっちつかずの中途半端で効率の悪い商品になってしまいます。


3. 大事なのは「専門家の言いなり」にならないこと

「資格を持っているから安心」とは限りません。

一番怖いのは**「思考停止」**です。

「あの人が言うから正しい」と丸投げにするのではなく、最低限の知識を身につけて、自分の頭で考える力を養いましょう

大切なのは、**「お金を増やすための本質」**を知ること。

  • 投資はシンプルに(手数料が安いものを選ぶ)

  • 保険と投資を分けて考える

  • 「なぜこの商品に入るのか?」という目的を明確にする

この大きな方向性さえ間違えなければ、たとえ細かい部分で少し勘違いがあっても、人生を左右するような大失敗は避けられます。

年金保険に入ってもインフレからは守ってくれません。

本当の安心は、**「正しい知識を持ち、自分で判断できる力をつけること」**から生まれます。

新NISAやiDeCoといった、国が用意してくれた効率の良い制度が今はあります。わざわざ古いエンジンの「個人年金保険」に乗り続ける必要はありません。

金融庁が「個人年金保険」などの貯蓄型保険に対して、どのような厳しい目を向けているのかも解説


1. 専門家の言いなりで大損した5つの実例

① 「外貨建て保険」で元本割れと手数料のダブルパンチ

銀行の窓口で「円より利息がいい」と勧められ、退職金をドル建て保険に投入。

  • 実態: 契約時に約5~10%もの「初期手数料」が引かれ、さらに円安・円高の「為替手数料」も取られます。

  • 結果: 運用利回りが良く見えても、高い手数料と為替変動のせいで、10年経っても元本を回復できないケースが続出しました。

② 「毎月分配型」投資信託による「タコ足配当」

証券会社の担当者に「毎月おこづかいが入る」と勧められた投資信託。

  • 実態: 運用利益が出ていないのに、自分たちの預けた「元本」を削って分配金を出していました(タコが自分の足を食べる状態)。

  • 結果: 通帳に振り込まれる金額に喜んでいる間に、投資した元本自体がみるみる減り、老後資金が底を突きました。

③ 「ファンドラップ」にお任せして、利益が手数料で消える

「プロがあなたに代わって最適に運用します」という大手証券のサービス。

  • 実態: 預けているだけで年率2〜3%の管理手数料が発生。

  • 結果: 市場が好調で5%の利益が出ても、手数料を引くと手残りは2%。自分で新NISAでインデックスファンド(手数料0.1%以下)を買った場合との差が数百万〜一千万円単位になりました。

④ 「個人年金保険」の早期解約による大きな損切り

FP(ファイナンシャルプランナー)に「強制的に貯められる」と勧められた個人年金。

  • 実態: 急な出費で現金が必要になり解約しようとしたところ、「解約控除」という高い違約金を引かれました。

  • 結果: 10年近く払い込んだのに、戻ってきたのは払込額の7割〜8割。数百万単位の現金を失いました。

⑤ 節税目的の「ワンルームマンション投資」

提携のFPから「生命保険代わりになり、節税もできる」と勧められた不動産投資。

  • 実態: 実際には空室リスクや修繕費、固定資産税で毎月持ち出しが発生。

  • 結果: 節税額よりも赤字額の方が大きく、売却しようとしても多額のローン残債が残り、身動きが取れなくなりました。

金融庁は直接的に「個人年金はダメだ」とは言いません。しかし、「貯蓄型保険全般(個人年金、外貨建て、学資保険など)」のコストの不透明さについては、非常に厳しい姿勢で注意喚起を行っています。

金融庁が問題視しているポイント

  1. 「実質的な利回り」が低すぎる:

    金融庁は「保険会社が顧客からいくら手数料を取っているのか(コスト構造)」を透明にするよう強く求めています。保険会社が市場で3%稼いでも、顧客に0.5%しか返さないのは「顧客本位ではない」という見方です。

  2. 「iDeCoやNISA」との比較不足:

    金融庁は、国民に対して「NISAやiDeCo」という低コストで効率的な制度を推奨しています。それと比較せず、高い手数料の保険を勧める行為を「不適切」として監視を強めています。

  3. 高齢者への強引な販売:

    特に「退職金」を狙った外貨建て保険や変額保険の勧誘において、リスク説明が不十分なケースが多いとして、銀行や保険代理店へ何度も行政処分や指導を行っています。

銀行や保険会社の担当者は「あなたのお金を増やすこと」よりも、**「自社の商品を売って手数料(ノルマ)を稼ぐこと」**が仕事です。

  • 金融庁のメッセージ: 「自分でコストを比較し、公的な有利な制度(NISA/iDeCo)を優先」

  • 本質: 専門家の言葉を「100%正解」と思わず、必ず**「手数料(コスト)」と「解約のリスク」**を目で確認する

赤の他人が「あなたのために」と言って手数料の高い商品を売りつける理由は、ただ一つ。「あなたのお金」を「自分たちの利益」に変えるのが彼らの仕事だからです。

なぜそこまで必死に、親身なフリをして近づいてくるのか。その裏側にある「4つの残酷な真実」


1. ノルマ

銀行や保険会社の担当者、あるいはFP(ファイナンシャルプランナー)を名乗る人たちには、会社から課された**「販売ノルマ」**があります。

  • 手数料が高い商品 = 会社にとって利益が大きい商品

  • 利益が大きい商品を売る人 = 会社で評価される人

他人の老後がどうなるかよりも、今月の目標数字を達成して自分のボーナスを上げることの方が、死活問題。「あなたのために」という言葉は、そのノルマを達成するための**「営業トーク」*

2. 「紹介料(バック)」が桁違いに高い

手数料の高い商品(個人年金や外貨建て保険、投資信託)を1件契約するごとに、売った側には驚くほどの**キックバック(販売手数料)**が入ります。

  • 新NISA(インデックス投資): 手数料が安すぎて、売っても彼らの儲けは数円〜数百円程度。

  • 貯蓄型保険・個人年金: 契約が成立すれば、彼らの懐には数万〜数十万円単位の報酬が入ることがあります。

「いい商品(NISAなど)」を勧めても儲かりません。わざわざ手間をかけて「手数料の高い、悪い商品」を、言葉巧みに勧めてくる

3. 「情報の格差」を利用

金融商品は中身が複雑です。わざと難しく説明することで、「自分では判断できないから、プロに任せよう」**と思わせる

  • 「リスク」を小さく見せ、「安心」や「節税」という耳当たりの良い言葉を強調

  • 「よくわからないけれど、この人が言うなら…」と思考停止した瞬間が、危ない現在はサバイバルな時代

4. 損をしても「彼ら」は痛くないから

これが最も無責任な点です。

もし10年後、20年後にその商品が暴落したり、手数料負けして元本割れしたりしても、売った本人は1円も損をしません。

その頃には別の支店に異動していたり、転職していたりします。残るのは「損をした私」と「手数料をたっぷり取った後の保険会社」だけです。彼らは**「投資は自己責任ですから」**という言葉で逃げ切ることができます。

赤の他人が、わざわざ時間を割いて、無料で相談に乗ってくれて、商品を持ってくる。

**「タダほど高いものはない」**という言葉通り、その「無料相談」の代金は、これから何十年も払い続ける「高い手数料」の中にしっかり含まれています。

本当の意味で「自分のため」を思って行動できるのは自分自身だけです。

  • 「親切」は、ビジネス。

  • 「安心」は、手数料。

「おかしいな?」と感じたその直感は、大切な資産を守るための最強の武器になります。

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