為替ヘッジなしと為替ヘッジありとどちらがいいか?

投資を始めたばかりだと、「為替ヘッジ」って言葉、難しく感じます

結論から言うと、長期で資産形成をするなら「為替ヘッジなし」がおすすめです

特に長期で資産を最大化するインデックス投資のS&P500やオルカン(全世界株式)でコツコツ将来のために積立をしている人には、「なし」をおすすめしています。


1. 「為替ヘッジ」は有料の保険みたいなもの

「為替ヘッジあり」というのは、「円高になっても損しないように守ってあげるよ!」という保険に入っている状態だと思ってください。

でも、保険には「保険料」がかかりますよね?これを投資の世界では「ヘッジコスト」と呼びます。

特にアメリカの金利が高い今は、このコストがけっこう高いんです。せっかく株価が上がっても、このコストで利益が削られてしまうのは、長期投資ではすごくもったいないことです。

「なんとなくコストがかかる」のと、「具体的にどれくらい引かれるのか」を知っているのとでは、投資の納得感が全然違います。


1. コストは何%で、最高何%になるの?

この「ヘッジコスト」は固定ではなく、**「アメリカと日本の金利の差」**で決まります。

  • 今のコスト(目安):年率 4%〜5% くらい

    • 今、アメリカの金利は高くて、日本の金利はすごく低いですよね。この「差」がそのままコストになります。

    • 例えば、S&P500の株価が1年間で頑張って**7%成長したとします。でも、為替ヘッジありを選ぶと、そこからコストの5%が引かれて、手元に残る利益はたったの2%**になってしまう……というイメージです。これ、すごく痛いですよね。

  • 最高は何%?:上限はありません

    • ここが怖いところなのですが、「これ以上は取りません」という上限はないんです。

    • もし将来、アメリカがインフレ対策でもっと金利を上げて、日本がゼロ金利のままなら、コストが6%、7%……と増えていく可能性もゼロではありません。

2. その「保険」は具体的に何をしてくれるの?

「為替ヘッジあり」という保険がしてくれる仕事は、一言で言うと**「為替レートの固定(ロック)」**です。

具体的に、1ドル=150円の時に、アメリカの株を買ったとしましょう。

その後、1年経って為替が動いた時、この保険がどう動くか見てみましょう。

【ケースA:円高になった時(1ドル=100円へ)】😭→😊

  • 通常(ヘッジなし): ドルが安くなった分、日本円に直した時の資産額がガクンと減って損をします。

  • 保険あり(ヘッジあり): 「為替予約」という仕組みを使って、この**「為替で損した分」を保険が埋め合わせてくれます。**

    • 結果: 株価の値動きだけで評価されるので、円高のダメージを受けません。「入っててよかった!」となるパターンです。

【ケースB:円安になった時(1ドル=200円へ)】😊→😐

  • 通常(ヘッジなし): ドルが高くなった分、日本円での資産額がグーンと増えます(為替差益)。

  • 保険あり(ヘッジあり): ここが重要です!保険が**「為替で得した分」を没収(相殺)します。**

    • 結果: 円安になれば儲かるはずだったのに、そのプラス分は消されてしまいます。「せっかく円安になったのに……」という状態です。

為替ヘッジ(保険)は、**「高い保険料(コスト)を払って、円高の損を防ぐ代わりに、円安の利益も放棄する」**という仕組みなんです。

私たちのように「15年、20年後に資産が増えていればいい」という長期投資家にとっては、毎年4〜5%ものコスト(利益の先食い)を払い続けること自体が最大のリスクになってしまいます。

だからこそ、私は**「為替ヘッジなし」**で、コストを払わず、世界経済の成長をそのまま受け取ることをおすすめしています!

2. 「円」しか持っていないことが実はリスク

私たちは日本に住んでいて、お給料も貯金も「円」ですよね。

もし将来、日本が弱くなって「ものすごく円安」になったらどうでしょう?輸入品が高くなって、持っている円の価値が下がってしまいます。

そんな時、「為替ヘッジなし」で米株や世界株を持っていれば、円安になった分だけ資産の評価額が増えるので、「日本円だけ」を持つリスクから自分の資産を守ることができます。

ウォーレン・バフェットの考え方にも通じますが、10年、20年という長い目で見れば、為替の動きよりも「世界経済の成長」の方が資産を大きくしてくれます。

短期的な為替の動きに一喜一憂してコストを払うより、「為替ヘッジなし」でどっしりと構えて、世界経済の成長を丸ごと受け取るのが、私たち長期投資家の正解だと考えています。

  • 迷ったら「為替ヘッジなし」でOK!

  • コストをかけずに、世界経済の成長と円安リスクへの備えを手に入れましょう。

これからも一緒に、焦らずコツコツ資産を育てていきましょう

コメント