高配当株で「自分年金」を作る!最安コストで分散投資する方法

堅実投資法
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高配当株投資で毎月30万円の配当金を受け取って、安定した配当収入の重要性を実感している私が、高配当株投資における分散投資の重要性をお伝えします。

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高配当株投資で最も重要なポイント:銘柄数

結論から言うと、日本の高配当株投資では最低30銘柄以上、理想的には50~70銘柄への分散投資が必要です。

この数字は決して適当ではありません。自分の老後の年金が足りない部分を補う大切なお金にとって、リスク分散は極めて重要な考えなんです。毎月入る金額にブレがあってはならないんです。

なぜ30銘柄以上が必要なのか?3つの理由

10~20銘柄では分散効果が不十分

経済評論家の山崎元氏も指摘しているように、同じ資産クラス(日本株)内での20銘柄程度の分散では、思ったほどリスクは下がらないのが現実なんです。

高配当ファンドは全て50銘柄以上

実際の投資市場を見ると、すべての高配当ファンドが50銘柄以上に投資しています

日経高配当株50ETF:50銘柄
日本株高配当70ETF:70銘柄
米国HDVETF:75銘柄
SPYD ETF:80銘柄

プロが運用するファンドでさえこの銘柄数なのです。個人投資家が10~20銘柄で十分と考えるのは危険なんですが最初から30銘柄も選ぶのは大変なので最初は一つ一つ丁寧に財務安定かを確認しながら買っていきましょう。だれでも最初は一つの企業への投資から始まります。

減配リスク

50銘柄に均等投資した場合を想定してみましょう

3銘柄が無配転落:配当収入は6%減(94%に)
15銘柄が配当半減**:配当収入は15%減(85%に)

一方、2019-2020年の日産自動車のケースでは、配当が57円から10円へと80%超の減配となりました。集中投資していた場合、配当収入が激減してしまいます。

最安コストで分散投資する方法

今まで日本株投資には2つの大きなハードルがありました

1. 大金が必要:100株単位取引で、1銘柄50万円~
2. 手数料が高額:小額分散投資は相対的に手数料負担が重い

SBI証券の単元未満株取引

SBI証券のS株を活用すれば
1株から購入可能:数百円から投資スタート
買付手数料無料:コストを抑えた分散投資が実現

取扱銘柄数でSBI証券は楽天証券より優位ですが、楽天証券の「かぶミニ」もとても良いので、もし楽天証券で取引をしている人はそのまま楽天でいいと思います。

SBI証券

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実際の投資戦略

段階的な積み上げ方式

1. 月1万円の投資資金で3~5銘柄を購入
2. 3ヶ月で10銘柄程度に到達
3. 1年で30銘柄以上の分散投資完成
4. 継続積立で50~70銘柄へ

銘柄選択のポイント

業界分散を意識
配当利回り3~5%程度
安定した業績の企業
減配リスクの低い銘柄

高配当ETF

「分散投資が面倒なら高配当ETFでいいのでは?」という疑問もあるでしょう。

しかし、日本株の高配当ETFには課題があります
組み入れ銘柄の質に疑問
経費率の高さ
配当利回りの低さ

アメリカの高配当ETF(HDV、SPYD、SCHD)は優秀ですが、日本株に関しては個別株投資の方が魅力的です。

そこで今日はこれから高配当株投資やりたいけど何を買っていいかわからない人のために今買うならというか私は今買っている銘柄10選をご紹介します。銘柄選定で使用しているツールは、SBI証券の銘柄スクリーニングや、四季報、IR BANKでの10年以上の決算、バフェットコードでセグメントチェック、地政学的リスク、トランプ関税リスクなどを確認しています。そして私が参考にしているのは小人株さんの「小人株の10条件」でhttps://kobito-kabu.com/about/jouken/

【財務安全性の基準】

  1. 配当利回り3.75%以上 – 税引後3%で約33年で元本回収
  2. PBR 0.5~1.5倍 – 過度な成長期待が織り込まれていない割安水準
  3. 自己資本比率50%以上 – 財務の健全性(長期安定性)
  4. 流動比率200%以上 – 資金繰りの余裕(短期安全性)

【収益性・成長性の基準】

 5. 売上高営業利益率10%以上 – 競争優位性を示す高い収益性

6. 売上高が長期上昇トレンド – 社会からの継続的な需要

7. 1株利益・純資産が上昇トレンド – 配当の源泉となる利益成長

【配当継続力の基準】

8. 配当政策が明確で実績が安定 – 配当方針の一貫性と信頼性

9. 配当継続力が高い – 利益剰余金・現金での配当支払能力

10. 現金比率が高く上昇傾向 – 配当原資となるキャッシュの蓄積

を確認しています。

今(2025/07/15)買う日本の高配当株10選

「今買うなら高値掴みではない」理由で選んだ銘柄で、NISA成長投資枠240万円を活用した自分年金の作り方。

1. 三菱商事(8058)- 総合商社の安定配当
2. 東ソー(4042)- 化学セクターの優良株
3. MS&ADインシュランスグループ(8725)- 保険業界トップクラス
4. 三菱HCキャピタル(8593)- 金融セクター高利回り
5. ヒューリック(3003)- 不動産安定配当
6. アサンテ(6073)- 生活密着サービス業
7. NTT(9432)- 通信インフラ必需株
8. 竹本容器(4248)- 容器製造の安定企業
9. パラマウントベッド(7733)- 介護ベッド8割シェア
10. ツムラ(4540)- 漢方薬のリーディング企業
+J-REIT(1343)- 不動産投資信託で分散効果

投資の基本方針
✅ セクター分散(1セクター20%以下)
✅ 配当金額を揃えて自分年金を構築
✅ 一生手放さない長期投資
✅ 生活に必要不可欠な企業を選定
✅ 財務安定・高ROE・適正PBRを重視

配当金計算方法を実演
各銘柄の株価×配当利回り÷100で1株あたりの配当金を算出
配当金1,000円で統一する株数の計算方法も詳しく解説

分析に使用するツール
・四季報(企業の基本情報)
・IR BANK(10年分の業績推移)
・バフェットコード(ROE、自己資本比率、配当性向)

高配当株投資の基本方針

セクター分散の徹底

1つのセクターへの投資は20%以下
リスク回避のための基本原則
「1つのカゴに全ての卵を入れない」

配当金額での統一

各銘柄からの配当金を1,000円にするなど自分で設定してバランスの取れた自分年金を構築

 一生手放さない長期投資

トレーダーではなく投資家として、死ぬまで持ち続ける覚悟で銘柄選定

実際に投資している高配当株10選

三菱商事(8058)- 総合商社

株価 2,907円
配当利回り: 3.78%
1株配当金: 109円
配当金1000円に統一するなら: 10株(配当金1,090円)

ウォーレン・バフェットも認める安定企業。世界中に投資している総合商社として、長期的な成長が期待できます。

東ソー(4042)- 化学

株価: 2,227円
配当利回り: 4.49%
1株配当金: 99円
推奨株数: 10株(配当金990円)

ビニール手袋など生活に密着した化学製品を製造。医療・食品業界で不可欠な存在です。

MS&ADインシュランスグループ(8725)- 保険

株価: 3,123円
配当利回り: 4.96%
1株配当金: 154円
推奨株数: 7株(配当金1,025円)

業界トップクラスの資本基盤を持つ保険会社。生活必需のサービスで安定した収益基盤があります。

三菱HCキャピタル(8593)- 金融

– **株価**: 1,084円
– **配当利回り**: 4.15%
– **1株配当金**: 45円
– **推奨株数**: 22株(配当金990円)

多角的金融ビジネスを展開。ROE18.5%という高い収益性を誇ります。

5. ヒューリック(3003)- 不動産

– **株価**: 1,476円
– **配当利回り**: 3.86%
– **1株配当金**: 57円
– **推奨株数**: 17株(配当金969円)

都心部のオフィスビル・ホテルを多数保有。街中でヒューリックの看板を見かける機会が多い安定企業です。

アサンテ(6073)- サービス業

株価**: 1,624円
– **配当利回り**: 3.82%
– **1株配当金**: 62円
– **推奨株数**: 16株(配当金992円)

シロアリ駆除など住宅関連サービス。生活に密着した必要不可欠なサービスを提供しています。

NTT(9432)- 通信

– **株価**: 151円
– **配当利回り**: 3.51%
– **1株配当金**: 5.3円
– **推奨株数**: 190株(配当金1,007円)

通信インフラの根幹を担う企業。5Gやデジタル化の進展で長期的な成長が期待されます。

 竹本容器(4248)- 製造業

– **株価**: 816円
– **配当利回り**: 4.41%
– **1株配当金**: 36円
– **推奨株数**: 28株(配当金1,008円)

化粧品やシャンプーボトルなどの容器製造。生活必需品の容器は需要が安定しています。

パラマウントベッド(7733)- 医療機器

**株価**: 2,523円
– **配当利回り**: 4.95%
– **1株配当金**: 125円
– **推奨株数**: 8株(配当金1,000円)

介護ベッドで8割のシェアを誇る業界のリーディングカンパニー。高齢化社会で需要拡大が確実です。

ツムラ(4540)- 医薬品

– **株価**: 3,586円
– **配当利回り**: 3.79%
– **1株配当金**: 136円
– **推奨株数**: 7株(配当金952円)

漢方薬のトップメーカー。伝統的な東洋医学への注目度が高まる中、安定した成長が期待できます。

J-REIT(1343)- 不動産投資信託

– **価格**: 1,953円
– **分配利回り**: 約5%
– **年2回分配**

不動産セクターの分散効果を高めるため、REITも組み入れ。年2回の分配金で安定したインカムゲインを確保できます。

配当金計算の実践方法

基本計算式

**株価 × 配当利回り ÷ 100 = 1株あたりの配当金**

統一方法

**目標配当金額 ÷ 1株配当金 = 必要株数**

例:三菱商事で1,000円の配当金を得たい場合
– 2,907円 × 3.78% ÷ 100 = 109円(1株配当金)
– 1,000円 ÷ 109円 = 約9株必要

銘柄分析に使用するツール

1. 四季報

企業の基本情報や配当履歴をチェック

2. IR BANK

10年分の業績推移を確認し、安定性を判断

3. バフェットコード

ROE、自己資本比率、配当性向などの財務指標を分析

投資実績と効果

私の現在の配当利回りは**4.53%**で、年間配当金は**443万円**に達しています。これは月額約37万円の安定収入を意味します。

この水準に達するまでには時間がかかりましたが、継続的な積立投資により着実に配当収入を増やすことができました。

NISA成長投資枠の活用法

240万円の配分例(概算)

1. 三菱商事:29万円(100株)
2. 東ソー:22万円(100株)
3. MS&AD:22万円(70株)
4. 三菱HCキャピタル:24万円(220株)
5. ヒューリック:25万円(170株)
6. アサンテ:26万円(160株)
7. NTT:29万円(1,900株)
8. 竹本容器:23万円(280株)
9. パラマウントベッド:20万円(80株)
10. ツムラ:20万円(70株)

※価格変動により調整が必要です

リスク管理と注意点

分散投資の重要性

– 本来は30銘柄以上の分散が理想
– 今回の10銘柄は第一歩として
– 徐々に銘柄数を増やしていく

高値掴みを避ける

– PER、PBRを確認
– 30年チャートで長期トレンドを把握
– 割安な時期を狙って投資

自分年金としての効果

国民年金との比較

– 国民年金:月6.5万円
– 厚生年金:月14-17万円
– 配当収入:月37万円(私の現在の実績)

配当収入があることで、年金だけに頼らない安心できる老後生活が可能になります。

投資は自己責任です。この記事は投資判断の参考情報であり、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

まとめ

48才で働けないカラダとなった私から言えるのは、安定した配当収入こそが真の経済的自由だということです。

高配当株投資により
– 発言の自由を獲得
– 会社への忖度から解放
– 働かなくても生活できる安心感
– 国の政策に依存しない自立した生活

高配当株投資で「自分年金」を作るには

1. **最低30銘柄以上の分散投資**
2. **単元未満額を活用した小額投資**
3. **継続的な積立投資**
4. **業界分散の徹底**

病気で退職せざるを得なかった私の経験からも、複数の収入源(配当収入)を持つことの重要性を痛感しています。

一歩ずつでも、確実に「自分年金」を構築していきましょう。人生何歳からでもやり直せますが、投資は早く始めるほど有利です。

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