【暴落前に売るべき?】リセッションが不安な今、握力が試されている。

こんにちは!最近、「景気が悪くなるらしい」「株価が暴落するかもしれない」って、よく耳にしませんか?テレビやネットでも、「リセッション(=景気後退)が来る!」と大きく取り上げられていますよね。そんな空気の中で、こんな声が増えてきました。

「不景気が来る前に、持ってる株を売った方がいいか?」

「一旦、資産運用やめて、落ち着いたら戻るつもり…」

不安になりますよね。
でも、私からはこう言わせてください。

「なんで、そげなことばいいうと!!」

博多弁(笑)
でも、本当にそう思うんです。

「怖くて逃げる」は、もったいない

景気が悪くなりそう、株価が下がりそう。
だから「今のうちに売ろう!」って思うのは、ごく自然な感情ですが、実はそれって…一番やっちゃいけないことだと思うんです。

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暴落

例えば、2008年のリーマンショック。

たった1か月の間に、日経平均は
・10月8日:-9.38%
・10月10日:-9.62%
・10月16日:-11.41%
・10月24日:-9.60%

こん地獄みたいな下げが連続で起こったんです。
見てるだけでゾッとしますよね。

リーマンショック時の日経平均は1か月で約42%下落しましたが、2025年4月7日の下落率は1日で約7.83%と、規模はリーマンショックほど深刻ではありません。また、ニューヨークダウの下落率も-0.91%とリーマンショック時より軽微です。

コロナショックでは、2020年3月に日経平均株価が約25%下落しました。それに比べれはトランプショックの-9.38%は暴落だけど、株は終わったと言えるデータではありまん。

直後に爆上げも起きていた

ところが驚くべきことに

その同じ2008年の1か月の間に、日経平均は
・10月14日:+14.15%
・10月30日:+9.96%
・11月4日:+6.27%

という歴代トップクラスの上昇も記録しているんです。

➤つまり…

「大きな下げのすぐあとには、大きな上げがある」
だから、逃げてしまうとその“上げ”を取れない。稲妻の輝く瞬間に立ち会えないのです。

「底で売って、底でまた買い直す」なんて、できない

みんな「暴落前に売って、底で買い戻せたら最高!」って思っています。

…でも、それができる人はごくごく一部というか世界中でプロのトレーダーがファンドを運用して頑張っても無理なんです。
しかも、長期で何度も成功し続けられる人は、ほぼいません。

これはもう、プロの世界でも「夢」とされているくらい難しいことなんです。

リーマンショック時の株価

日経平均株価

2008年10月8日: 9,203.32 (-9.38%)
2008年10月10日: 8,276.43 (-9.62%)
2008年10月16日: 8,458.45 (-11.41%)
2008年10月24日: 7,649.08 (-9.60%)

2025年4月7日の株価

日経平均株価

2025年4月7日、主要株価指数は大幅な下落を記録しました。その下落率は

  • 2025年4月7日終値: 31,136.58円

  • 前営業日比: -2,644.00円 (-7.83%) リーマンショックより軽い

ニューヨークダウ (DJIA)

  • 2025年4月7日終値: 37,965.60ドル

  • 前営業日比: -349.26ドル (-0.91%)

これらの下落は、トランプ米大統領による新たな関税措置の発表や、それに対する各国の報復関税への懸念が背景にありますが、現在(2025年)は、両指数ともにリーマンショック時の水準を大きく上回っていて、金融政策や経済成長による市場回復が続いてきた結果です。

コロナショックの株価

  • コロナショックの1か月間の下落率(約25%)は、リーマンショック時の1か月間の下落率(約42%)の約59.5%に相当します。

たとえば、あなたが 100万円 持っていたとします。
これが「株の価値」だと思ってください。

リーマンショックのとき(2008年)

たった1か月で、その100万円が58万円くらいになっちゃったんです。
つまり、42%も減ったんです。

コロナショックのとき(2020年)

これも1か月で大きく下がりましたが、今度は25%の下落。
100万円が75万円になるくらい。

じゃあ、25%の下落って、リーマンショックと比べてどのくらい?

というと…

25% ÷ 42% ≒ 59.5%

つまり、

コロナショックの下落は、リーマンショックの下落の約6割(59.5%)くらいの強さだったってことなんです。

  • リーマンショック:ドーン!と42%下落
  • コロナショック:それよりちょっと軽め、25%下落
  • コロナの下げ幅は、リーマンの約6割ぐらいの衝撃

こんなイメージです。

2025年4月7日の1日での日経平均株価の下落率(-7.83%)は、いずれのショックとも比較して規模が小さいです。

「リーマンショック時の日経平均は1か月で約42%下落しましたが、コロナショックでは1か月で約25%の下落となり、リーマンショックの約59.5%に相当します。一方で、2025年4月7日の下落率は1日で約7.83%と、これら過去の大規模な下落と比較して軽微です。また、同日のニューヨークダウの下落率も-0.91%と、リーマンショックやコロナショック時よりも軽微と言えるでしょう。

稲妻が輝く瞬間に、相場にいよう

投資の世界ではこんな言葉があります。

「市場が一番上がる“稲妻の一瞬”に、相場にいなければ利益は得られない」

つまり、タイミングを逃すと利益も逃してしまうんです。

結論

答えはとてもシンプルです

  • 下がっても「売らない」
  • 相場がどうであれ「積み立てを続ける」

理由は簡単で

10年、15年という長い目で見れば、持ち続けた方が一番お金が増えるから。

投資で一番大事なのは「我慢」

投資って、「買えばすぐに儲かる」って思われがちですが、現実はちょっと違います。

含み損が30%、40%、50%になることだってあります。
毎月積み立ててるのに、お金が減り続けることもあります。

「何のために投資してるんだろう…?」
そんな気持ちになること、絶対にあります。

でも、そういう時こそ、“一番おいしい瞬間”が近づいてるサインなんです。

不安定要素がある市場

「私だけは我慢する」
「未来の自分のために、続ける」

そう決めて続けた人だけが、資産を大きく育てていけるんです。

投資を忘れているくらいの人が一番資産を増やしている(亡くなった人の資産が一番大きかったみたいな)

インデックス投資の利益=我慢の対価

インデックス投資って、派手さはないけど堅実です。
でもその代わり、「我慢力」がすごく求められます。

誰もが逃げたくなる中、あなたは残っていられるか?
それが、「他の人と違う自分」を作ってくれる力になります。

投資は、熱く焼けた鉄板の上に座り続けるようなもの で、それを続けられた人だけが、将来ゆとりある人生を手に入れられます。

少しでも不安な気持ちが軽くなったら嬉しいです。
そして、今日も未来の自分のために、コツコツ積み立てていきましょう!

 

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