高配当株の選び方 2025/06/05 日本株のみの高配当管理

堅実投資法
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本日は、私が実際に行っている高配当株の選び方について、初心者の方にも分かりやすく丁寧にお伝えさせていただきます。

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私の高配当株ポートフォリオ

まず最初に、私の現在の高配当株ポートフォリオをご紹介させていただきます。

現在、73銘柄に分散投資をしております。

画面でご覧いただけますように、薄い緑色の銘柄は「景気敏感株」と呼ばれるもので、白い銘柄は「ディフェンシブ株」です。

景気敏感株ばかりを保有していると、景気が悪くなった時に大きな下落リスクがあります。

まるで乱気流に遭遇した時のように、しっかりとバランスを取ることが大切なのです。

私の投資方針は「自分で高配当株ファンドを作る」というイメージです。

単元未満株

昔のように100株単位でしか買えない時代は終わり、国内の企業でも1株から買えるようになっています。だから高配当株投資へのハードルは高くないんです。

私が高配当株投資を始めた時は、12000円から始めましたんです。アメリカの国債である高配当ETFのAGGに投資した1口が高配当の始まりだったわけです。その価格は107ドルで、当時の為替で日本円にすると約12000円で、初めて入った配当金は税引き後約250円でした。ネット証券で自分の力で購入する遠いアメリカの国債をポチッと買う時は、まるで初フライトの緊張感のように、ドキドキしながらスタートしました。

単元未満株投資には、いくつかの注意点があります。
– 対応している証券会社を選ぶ必要があり
– 手数料がかかる場合があること
– 指値注文ができないことが多く、成行注文での取引になり
– 当日の終値での約定となることが多いことです

ただ、少額から始められて分散投資しやすいという大きなメリットがあるので、リスクを分散するという観点から日本株の場合、30銘柄以上で分散効果が得られます。でも、最初から30銘柄は大変ですので、1銘柄ずつ丁寧に少しずつゆっくり育てていくことが大事です。

高配当株スクリーニング

それでは、具体的な高配当株の選び方をご紹介いたします。

財務が健全で、安定的に配当を出し、増配している企業を選ぶことが大事です。

①SBI証券の銘柄スクリーニング

私はSBI証券を使っていて、今はSBI証券の「銘柄スクリーニング」使っています。

設定条件は

– 配当利回り:3%以上
– ROE:8%以上
– 自己資本比率:50%以上
– 流動比率:200%以上(1年以内の負債に対して2倍の現金等資産を保有)
– 売上高変化率(5年前年度比):0%以上
– 営業利益率:10%以上

これらの条件で検索すると、現在約〇〇件の銘柄が候補として出てまいります。

②企業のIR情報

スクリーニングで見つけた企業について、次は「IRバンク」というサイトで詳細な財務分析を行います。

重要なチェックポイント
1. 売上高の推移:右肩上がりが理想、最低でも横ばいは維持
2. 営業利益率:安定的に高い水準を維持
3. ROE:継続的に高水準
4. EPS(1株当たり利益):配当の原資となるため、安定成長が重要
5. 営業キャッシュフロー:毎年安定的にプラスであること

営業キャッシュフローがマイナスになることが多い企業は、まるで不安定なので、長期投資には適さないと判断しています。

③配当政策の確認

「バフェットコード」というサイトで、企業の配当政策を確認します。

バフェット・コードとは

バフェット・コードは、個人投資家や投資初心者が企業の財務情報を簡単に検索・比較・分析できる、無料の企業情報プラットフォームです。

理想的な配当政策の例
– 「安定的な配当を継続する」
– 「累進配当を目指す」(毎年配当を増やす)
– 「業績に連動した配当」

企業がどのような配当方針を持っているかを知ることで、将来の配当予想がしやすくなります。

また、セグメント情報で主要な取引先を確認し、特定の企業や地域に依存しすぎていないかもチェックします。中国リスクなど、地政学的リスクも考慮に入れることが大切です。(顧客情報で取引相手がわかる)

④類似企業との比較

同業他社との財務指標比較を行い、その企業の競争優位性を確認いたします。

– 売上高ランキング
– 利益率の比較
– 自己資本比率の比較
– ROEの比較

業界内で優れた財務体質を持つ企業を選ぶことで、より安全な投資ができます。

おすすめ米国高配当株ETF

日本株の個別銘柄選択に不安がある方には、米国の高配当株ETFもおすすめします。

私が投資している3つのETF

HDV(配当利回り:約4%)

  • 米国の財務優良企業75銘柄

  • インフラ・ヘルスケア中心の安定型

  • 景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄が多い

 SPYD(配当利回り:約4.5%)

  • S&P500の高配当80社で構成

  • 不動産(22.8%)、金融(18.2%)、公益事業(17.3%)などセクター偏重あり

  • 景気変動の影響を受けやすい(特に不動産・金融セクターが多い)

  • 攻めの運用スタイル

VT(配当利回り:約2.2%)

  • 全世界の約9,500銘柄に分散投資

  • 米国株が約60%、日本・欧州・新興国も含むグローバルETF

  • セクター・地域分散が最大の特徴で、世界経済全体の成長を享受できる

  • 株価変動リスクは分散されるが、配当利回りはHDVやSPYDより低め

  • 長期的な資産形成・分散投資の王道

私はSPYDとHDVを均等に保有することで、セクター分散を図っています。VTは当時インデックス投資をしていたSP500と全世界株ETFを持つことで違いを比べるために購入しましたが、値動きは同じで、SP500が強いことがわかりました。このようにバランスの取れたポートフォリオになるよう調整しています。

*ETFの買い時判断

ETFの購入タイミングは、購入時よ20%価格が下がったら、買い増しするというルールにしていますが、そんな暴落がくることなんて滅多にないので、下がったら買うと繰り返しています。

まとめ

本日は、私の高配当株投資の全工程をご紹介させていただきました。

投資の基本ステップ
1. SBI証券のスクリーニングで候補を絞る
2. IRバンクで財務分析
3. バフェットコードで配当政策・競合比較
4. 米国ETFでの分散投資も検討
5. 適切なタイミングでの購入

投資は事前の入念な確認作業が大事です。一か八かみたいな運や感に頼るのはギャンブルだと思っているので、しっかりとした分析と準備をして、安心して資産を育てていくことが大事です。

48才で働けない体となり社会復帰を目指しましたが、正社員では働けないことがわかったので、少しの労働と、自分の資産にも働いてもらうことで、人的資本を持つことや、社会的資本をもつことができています。配当金は経済的資本として自分を支えてくれる大きな柱です。

人生何歳からでもやり直せます。

労働だけでお金を得るデフレから脱却し、資産を活用しながら自分らしく生きる自由を手に入れましょう。

今日から一歩ずつ、一緒に資産形成してみませんか。

最後までご視聴いただき、ありがとうございました。皆さまの投資の役にたてれば嬉しいです。

ありがとうございました。

 

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