【2026/3/4実行】下落は「生活インフラ」を買う好機。厳選した11銘柄の正体とは。

2026年3月4日の大暴落、日経平均が歴代7位の下落幅(1,778円安)を記録するパニック相場の中、私が「買い」を入れた最強の11銘柄をすべて書き出しました。

これらの銘柄は、単に利回りが高いだけでなく、**「日本人が生きていく上で絶対に欠かせないビジネス」**を本業とし、盤石な財務を背景に増配を続ける「稼ぐ力」を持った精鋭たちです。

投資初心者の方が、株価が急落した時に「怖い!」と感じるのは極めて正常な反応です。しかし、今日買い増したような「生活に不可欠な企業」の株価が下がっても怖くない理由には、非常にシンプルで、かつ強力な**「生物学的・社会的な裏付け」**があります。

なぜ暴落が怖くないのか


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1. 「株価」は止まっても、「生理現象」は止まらない

  • たとえ中東で有事があり、日経平均が2,000円暴落したとしても、私たちは明日もお腹が空きますし、必ずトイレに行きます。

  • 今日食べたおにぎりの米は伊藤忠商事が運び、おむすびを包むビニールや物流トラックのタイヤはブリヂストンの技術が支えています。そして、トイレを流せば、その排水を支えるインフラの補修はショーボンドの出番です。

市場がパニックになっても、人類が「食べる・出す・寝る」を辞めない限り、これらの企業の売上がゼロになることは物理的に不可能です。**「人間の生存そのものが、彼らのビジネスの原動力」**だからです。


2. 「不況」でも「修理」は待ってくれない

「景気が悪いから、今年は橋の崩落を見逃そう」とはなりませんよね。

  •  ショーボンドHDが手がける橋や道路の補修。

  •  贅沢品(高級車やブランドバッグ)は、景気が悪ければ「今年は我慢しよう」と買い控えられます。しかし、生活インフラの「老朽化」は、株価に関係なく秒刻みで進みます。直さないと命に関わるからです。

このように、**「顧客(国や自治体)に、買う・買わないの選択肢がない(絶対に買わなきゃいけない)」**ビジネスを持つ企業は、不況時こそ最強のディフェンス力を発揮します。


3. 「経済の血液」は止めたら死んでしまう

「銀行が嫌い」という人はいても、「銀行口座を使わない」という現代人はいません。

  •  三菱UFJ三井住友などのメガバンク。

  • どんなに不況でも、会社は給料を振り込み、私たちは公共料金を引き落とします。経済を人間の体に例えるなら、お金は「血液」です。銀行は、その血液を全身に送る「心臓」の役割を果たしています。

もしこれらの企業が本当にダメになる時は、株価どころか「日本という国そのもの」が機能していない時です。であれば、日本に住んでいる以上、株を持っていてもいなくてもリスクは同じです

最後に、株価を「単なる数字」ではなく「お店の値段」として考えよう

毎日行列ができるほど大人気の「近所で一番美味しいパン屋さん」のオーナー権を半分持っているとします。

  • 街の噂で「遠くの国で喧嘩が始まったらしい」と聞き、誰かが「あなたのパン屋の価値は昨日より30%安くなった!」と言い張っています。

  • でも、あなたのお店の前には、今日も変わらず「お腹が空いた近所の人たち」が行列を作っています。パンは飛ぶように売れ、レジには現金が積み上がっています。

この時、怖くなってお店を売り払いますか?

むしろ、「安く評価されているなら、もう半分も私が買い取ろうかな」と考えるはず。これが、11銘柄を買い増した時の心境です。

株価の画面(チャート)だけを見ていると、それはただの「動く数字」に見えてしまいます。しかし、その数字の向こう側には、**「今日、この瞬間も誰かの役に立って、人の役にたつから、金銭が発生し、その出す人はそこにじぶんが汗水垂らして働いたお金を使い、経済が回る 稼ぐことは汚いことではなく 役にたっている証拠 現金を稼いでいる現場」**が確実に存在します。

私たちが生活を続ける限り、今日買った11銘柄は私たちのために働き続けます。これこそが、暴落局面でも枕を高くして寝られる、最大の理由です。


1. 伊藤忠商事 (8001):生活密着型最強の王者

本日の投資で最大の20株を投入したのが、私の本命、伊藤忠商事です。

配当利回りが2%を超えたこの瞬間は、絶好の買い場でした。彼らはファミリーマートを筆頭に、私たちが毎日口にする食品、衣服(コンバース等)、そしてエネルギーまで、生活のあらゆる場面に深く根を張っています。景気に左右されにくい「非資源分野」での稼ぐ力が突出しており、累進配当を掲げる盤石な財務体制は、まさにインフレ時代の最強の盾です。

  • 生活に不可欠な理由: コンビニ最大手のファミリーマートを傘下に持ち、私たちが毎日口にする食品、衣料品、そしてエネルギーまでを網羅しています。

  • 稼ぐ力: 「非資源」分野に強いため、景気変動に左右されにくい安定した利益構造を持っています。

  • 株主還元: 累進配当(減配せず維持または増配する方針)を掲げており、今回の2%超えは「超優良債権」を安く買うようなものです。

2. ショーボンドホールディングス (1414):インフラの守護神

後から買い増しを決めたのが、この補修・補強の専門集団です。

日本中の高速道路や橋梁が老朽化する中、新しいものを作るよりも「今あるものを直して長く使う」技術が不可欠となっています。彼らはその分野の圧倒的王者であり、公共事業という安定した市場で無借金経営を貫いています。配当性向50%を公約し、20年近く増配を続けるその姿勢は、長期投資家のための「不沈艦」と言えます。

3. 三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306):日本経済の心臓

日本最大の金融グループであり、私たちがスマホで給与を確認し、キャッシュレス決済を行うためのインフラそのものです。

国内だけでなく海外でも圧倒的な稼ぐ力を持ち、金利上昇局面においては利ザヤの拡大がダイレクトに利益を押し上げます。11年連続で減配なしという実績に加え、強力な自社株買いによる株主還元姿勢は、メガバンクの中でも群を抜いています。

(三菱UFJ, 三井住友FG, 三井住友トラスト, 第一生命HD)

  • 生活に不可欠な理由: 住宅ローンの供給から企業の給与振込、年金の運用まで、金融システムが止まれば生活は1日で崩壊します。

  • 稼ぐ力: 2026年現在の金利環境下では、利ザヤの改善により利益が積み上がるフェーズです。

  • 株主還元: どの企業も「累進配当」や「高還元率」を公約しており、安定したキャッシュフローを約束してくれます。

4. 三井住友フィナンシャルグループ (8316):攻めの増配マシーン

効率的な経営と高い収益性で知られる、国内屈指のメガバンクです。

私たちの生活におけるVポイントの普及や、オリーブ(Olive)といった金融サービスを通じて、より身近な存在になっています。2026年までの累進配当方針を明確に打ち出しており、稼いだ利益を確実に株主に分配する文化が定着しています。本日の下落で、その高還元利回りはさらに魅力的なものとなりました。

5. 三菱商事 (8058):日本を動かす資源の要

日本最大の総合商社であり、天然ガス、鉄鉱石、銅といった「国が動くために必要なエネルギー」の調達を一手に見守っています。

三菱グループの中核として、一企業の枠を超えた国家レベルのプロジェクトをいくつも動かしており、財務の健全性は世界トップクラスです。資源価格の変動を吸収できる多様なビジネスポートフォリオを持ち、増配を続ける意欲も非常に高い銘柄です。

6. 三井物産 (8031):エネルギー供給の生命線

エネルギーと資源に強みを持ち、私たちの暮らしを温める「熱」や、工場を動かす「力」を世界中から運んできてくれる企業です。

鉄鉱石やLNG(液化天然ガス)の権益を多数保有しており、インフレ局面での収益拡大能力は驚異的です。一株あたりの配当(DPS)を安定的に成長させる方針を掲げており、世界的な資源需要が続く限り、その配当金は私たちの生活を潤し続けます。

7. ブリヂストン (5108):世界の物流を支える足元

世界シェアトップクラスのタイヤメーカーであり、私たちが乗る車だけでなく、物流を担う巨大トラックや建設機械の「足元」を支えています。

「タイヤがなければ物流は止まる」というほど、現代社会において代替不可能な存在です。高付加価値なプレミアムタイヤ戦略が成功しており、高い利益率を維持。安定したキャッシュフローを背景に、連続増配を続ける優良企業です。

8. 住友商事 (8053):多様なインフラを構築する知の集団

メディア、不動産、DX支援など、私たちのデジタルライフや住環境を支える多様な事業を展開しています。

J:COMを通じた放送・通信サービスや、大規模な物流施設の運営など、目に見えないところで私たちの生活を便利にしている縁の下の力持ちです。経営の効率化が進んでおり、財務基盤は一段と強化され、還元意識も非常に高い水準にあります。

9. 三井住友トラスト・ホールディングス (8309):個人の資産を守る砦

日本最大の信託銀行グループとして、私たちの預金だけでなく、年金の運用や不動産の管理、相続といった「人生の節目」に深く関わっています。

少子高齢化が進む中で、資産承継や遺言信託の需要は高まる一方であり、本業での稼ぐ力は安定しています。高い自己資本比率を保ちながら、配当性向を高める方針を維持しており、長期保有に最適な金融銘柄です。

10. 第一生命ホールディングス (8750):老後の安心を担保する

多くの日本人が加入している生命保険を通じて、家族の安心と老後の生活を守っている企業です。

国内市場だけでなく、米国やアジアでの買収を通じた海外成長が著しく、日本企業の枠を超えたグローバルな収益体制を築いています。株主還元には極めて積極的で、配当利回りも高く、市場の荒波の中でも「確かな不労所得」を供給してくれる存在です。

11. 野村不動産ホールディングス (3231):豊かな住まいを創出する

「プラウド」ブランドに代表される高品質な住宅供給を行い、私たちが安心して眠り、暮らすための空間を提供しています。

住宅分譲だけでなく、オフィスビルや物流施設の開発、賃貸、管理までを一貫して手掛けることで、安定したストック収入(管理費等)を積み上げています。財務のバランスも良く、配当利回りの水準も高いため、ポートフォリオに欠かせない不動産セクターの雄です。

これら11銘柄は、明日明後日の利益を追うためのものではありません。日本という国が存続し、私たちが生活を続ける限り必要とされ、稼ぎ続ける企業たちです。

特に伊藤忠商事を20株買い増したように、確信を持てる場面では勇気を持って踏み込むこと。それが、「バフェットかおる」としての投資道です。

本日投資した11銘柄リスト

証券コード 銘柄名 主な投資のポイント
8001 伊藤忠商事 利回り2.0%超えで20株の集中投資!
1414 ショーボンドHD インフラ補修の絶対王者。無借金経営の安定感。
8306 三菱UFJフィナンシャル・G 国内最大。累進配当を掲げる「銀行の横綱」。
8316 三井住友フィナンシャル・G 驚異的な増配ペース。Vポイント等で生活に密着。
8058 三菱商事 資源・食料供給の要。日本最大の総合商社。
8031 三井物産 エネルギーに強い。生活の「熱」を支える企業。
5108 ブリヂストン 世界トップのタイヤ技術。物流の足元を支える。
8053 住友商事 非資源分野も盤石。DXやメディア事業でも生活に関与。
8309 三井住友トラスト・G 信託ビジネスの雄。個人の資産管理・承継に不可欠。
8750 第一生命HD 老後の安心を支える。海外展開で成長力も確保。
3231 野村不動産HD 「プラウド」ブランドで良質な住まいを提供。

各セクターがどのように私たちの日常を支え、利益を生んでいるのか具体例を挙げます。

1. 日本の「骨組み」を守る:ショーボンドHD

  • 具体的な事例: あなたが毎日通る高速道路の橋脚や、古い橋の補強工事。

  • 必要性: 日本のインフラは老朽化が進んでいますが、すべて作り直すお金はありません。ショーボンドの「直して長く使う」技術は、日本の物流と安全を維持するために不可欠です。

  • 稼ぐ力: メンテナンス専業のため、不況でも工事が止まらず、利益率が極めて高いのが特徴です。

2. 胃袋とエネルギーを支える:五大商社 (伊藤忠・三菱・三井・住友)

  • 具体的な事例: ファミリーマート(伊藤忠)のおむすびから、火力発電のLNG(三菱・三井)、Amazonの配送センター(住友)まで。

  • 必要性: 資源のない日本において、エネルギーや食料を世界中から運んでくる彼らは「国の出島」です。

  • 増配の理由: 伊藤忠のように「非資源」に強い企業は景気の影響を受けにくく、安定して増配できる現金を稼ぎ出しています。

3. 社会の「血液(お金)」を循環させる:メガバンク・保険

  • 具体的な事例: スマホで給与を確認し、買い物でクレカを使い、将来のために保険に入る。

  • 必要性: 金融インフラが1分でも止まれば、日本の経済はマヒします。三菱UFJや三井住友は、その心臓部です。

  • 増配の理由: 金利が上昇局面にある2026年現在、銀行の利益率は改善しており、余った利益を「累進配当(減配しない)」という形で株主に還元しています。

4. 物流の「足」と「住まい」:ブリヂストン・野村不動産

  • 具体的な事例: ネット通販の荷物を運ぶトラックのタイヤ(ブリヂストン)、都会での快適な暮らし(野村不動産)。

  • 必要性: タイヤがなければ物流が止まり、良質な住宅がなければ都市の機能は保てません。

  • 稼ぐ力: ブリヂストンは世界的なブランド力で「高くても売れる」仕組みを持っており、それが高配当の原資になっています。

今回の暴落は中東情勢という「外部要因」によるものですが、それによって**「日本人の生活に不可欠な企業の価値」が変わるわけではありません。**

むしろ、こうした**「本業でガッチリ稼いでいる企業」**が一時的に安く売られた今こそ、未来の配当金マシーンを構築する最高のチャンスです。特に伊藤忠の利回り2%超えは、私にとって見逃せないサインでした。

今後もこれら11銘柄を「永久保有」のつもりで大切に育てていきます。

. 世界の「足元」を支える:ブリヂストン (5108)

  • 生活に不可欠な理由: 私たちの移動を支える車だけでなく、物流を担うトラックのタイヤで世界トップクラスのシェアを持ちます。タイヤがなければ、スーパーに商品は届きません。

  • 稼ぐ力: 消耗品であるタイヤは「一度売って終わり」ではなく、交換需要が必ず発生する最強のストックビジネスです。

 資源と食料の「門番」:総合商社3社

(三菱商事, 三井物産, 住友商事)

  • 生活に不可欠な理由: 天然ガス、鉄鉱石、小麦、原油。日本という資源の乏しい国が生きていくための「入り口」をすべて押さえています。

  • 稼ぐ力: 世界的なインフレ局面では、資源価格の上昇がそのまま利益に直結します。

. 都市の「住まい」を創造する:野村不動産HD (3231)

  • 生活に不可欠な理由: 「プラウド」ブランドに代表される高品質な住宅供給や、物流施設の開発を担っています。人口が集中する都市部での開発力は随一です。

  • 稼ぐ力: 分譲マンションの好調に加え、賃貸や管理といった安定収益部門が拡大しており、増配を続ける余力が十分あります。

今回投資した11銘柄に共通するのは、**「ビジネスモデルが盤石で、現金を生み出す力が極めて強い」**ということです。

中東情勢などの外部要因で株価が下がることはあっても、彼らが提供するインフラサービスや商品の需要が消えることはありません。むしろ、こうした局面で**「配当利回りが高まった優良株」**を拾い集めることこそが、数年後の大きな資産形成に繋がると確信しています。

これからも、淡々と、しかし大胆に。インデックス(コア)を土台にしつつ、こうした最強のサテライト銘柄を育てていきたいと思います。


株価が下がると「世界が終わる」ような心地になりますが、歴史を振り返れば、暴落は常に**「未来の果実を安く買うための準備期間」**に過ぎませんでした。

私たちが直面している2026年の局面を冷静に判断するために、過去の暴落のデータと、日本が直面している「インフレという静かな恐怖」を具体的な数字で紐解いてみましょう。


1. 日本人が経験した「暴落と回復」の真実

暴落は激しい痛み(%)を伴いますが、優良な企業群(インデックスやインフラ株)は必ず戻ってきました。

出来事(発生年) 下落幅(%) 下落前の日経平均 底値の価格 回復までの期間
第一次オイルショック (1973) 約38% 5,359円 3,355円 約6年
リーマン・ショック (2008) 約42% 12,000円超 7,054円 約4.5年
コロナ・ショック (2020) 約32% 24,000円弱 16,358円 約9ヶ月
  • ポイント: バブル崩壊(1989年)だけは回復に34年という異例の時間を要しましたが、これは当時の株価が「実体経済(稼ぐ力)」を無視して上がりすぎたためです。今の日本株は、当時と違い**「企業がしっかり利益を出している」**状態での下落です。歴史的に見ても、下落した後に「永久にゼロ」になったことは一度もありません。


2. 資本主義は「インフレ(物価上昇)」の歴史である

「投資は怖いから現金で持っておこう」という考え方が、実は**「最も確実に資産を減らす」**生き方であることを、50年前と今の価格差で証明します。

1970年代 vs 2026年の価格比較

項目 1970年頃の価格 2026年の価格(目安) 上昇率
切手代(定形・手紙) 15円 110円 約7.3倍
ラーメン1杯 約100円 約1,000円 約10倍
大卒初任給 約40,000円 約230,000円 約5.7倍

もし、あなたの祖父母が1970年に「投資は怖いから」と1,000円をタンスに隠していたら、当時はラーメンが10杯食べられました。しかし、その1,000円を今日取り出しても、ラーメンはたった1杯しか食べられません。

これが**「インフレ負け」**の正体です。お金の数字は変わらなくても、お金の「価値」が10分の1に減ってしまったのです。


3. なぜ投資が「インフレ負けしない生き方」なのか?

結論から言うと、**「物価が上がる=企業の売上が上がる」**という仕組みがあるからです。

  1. ラーメンが1,000円になる: 店の売上が増えます。

  2. 売上が増える: 原材料費が上がっても、企業は価格転嫁(値上げ)をして利益を守ります。

  3. 利益が増える: その利益から、株主に**「配当金」**を出します。

あなたが「1,000円札」という紙を持っているだけでは、その紙は自分から増えてはくれません。しかし、今日私が紹介したような**「生活に不可欠な11銘柄」**のオーナー(株主)になっていれば、企業が世の中の物価に合わせて稼いでくれるため、あなたの資産も物価上昇に合わせて(あるいはそれ以上に)成長していくのです。

日本人が「現金の呪い」を解く時

日本は長くデフレ(物価が変わらない時代)が続いたため、「現金が一番安全」という感覚が染み付いています。しかし、2020年代に入り、そのルールは完全に変わりました。

  • 1970年代の切手が15円だった頃: 誰も「110円になる」なんて信じていませんでした。

  • 今、投資をしないリスク: 20年後、今の1,000円が「ガム1個分」の価値になっている可能性だってゼロではありません。

「株価が下がって怖い」という短期的な感情に振り回されるのではなく、**「インフレで現金が溶けていく恐怖」**から自分の未来を守るために、淡々と優良株を買い増していく。

これこそが、資本主義という荒波を乗りこなす「バフェットかおる」流の、そして最も賢明な日本人の生き方です。

2026年現在、暴落のスピードも速いですが、それ以上に回復(V字回復)のスピードがかつてより圧倒的に速くなっているのは事実です。

かつては数年、数十年かかった「元の水準への戻り」が、現代では数ヶ月、時には数週間で完結することがあります。この「超速リバウンド」が起きる主な理由


1. 情報伝達の「超高速化」と市場の効率性

かつては新聞やテレビで情報を得ていた投資家も、今はSNSやブルームバーグの速報をスマホでリアルタイムに受け取ります。

  • 昔: 「何かが起きたらしい」と気づくのに数日、売買の判断に数週間。

  • 今: 事件発生から数秒で全世界に共有され、数分で「割安だ」と判断した資金が流れ込みます。

  • 悪いニュースが「織り込まれる」スピードが速いため、底を打つのも早くなるのです。

2. 中央銀行と政府の「学習効果」

過去の歴史(世界恐慌やリーマン・ショック)から、政府や中央銀行は「初動の遅れが致命傷になる」ことを学びました。

  • 即座の介入: 2020年のコロナショックが典型ですが、市場がパニックになると同時に、日銀やFRB(米連邦準備制度理事会)が「無限に資金を供給する」というメッセージを即座に出すようになりました。

  • 中央銀行のプット: 「これ以上下がったら国が助けてくれる」という安心感が、投資家の買い戻しを強力に後押しします。

3. アルゴリズムとAI(機械学習)の台頭

現代の株取引の過半数は、人間ではなく**AI(アルゴリズム)**が行っています。

  • 冷徹な判断: 人間は恐怖で指が止まりますが、AIは「過去のデータ上、ここで買えば勝率80%」と判断すれば、ミリ秒単位で数千億円規模の買い注文を入れます。

  • 加速するリバウンド: 株価がある一定のラインまで下がると、AIが一斉に「買い」に転じるため、ロケットのような急回復が起こりやすくなります。

4. 個人投資家の「押し目買い」文化の定着

YouTubeやSNSを通じて、「暴落はチャンスである」という投資教育が世界中で広まったことも大きな要因です。

  • 逆張りの群衆: 昔は暴落で退場する初心者が多かったのですが、今は「新NISA」などの普及により、「下がったら買い増す(ドルコスト平均法)」を忠実に実行する個人投資家が激増しました。

  • 底値の支え: 2026年の今日、あなたが伊藤忠商事の買い注文を入れたように、世界中の無数の投資家が「待ってました!」とばかりに資金を投入するため、株価が底割れしにくくなっています。

5. 溢れかえる「待機資金(キャッシュ)」

世界中にお金が溢れている(過剰流動性)ことも無視できません。

  • 行き場のない金: 世界中の機関投資家や富裕層は、常に「次にどこに投資しようか」と虎視眈々と狙っています。

  • 磁石のような吸引力: 優良株が少しでも安くなれば、それは「喉から手が出るほど欲しい宝物」に見えます。膨大な待機資金が、下がった株を磁石のように吸い寄せて、価格を押し上げるのです。

6. 「金本位制」という足かせが消えた(1929年 vs 現代)

1929年の世界大恐慌の時代、世界はまだ**「金本位制」**という不自由なシステムの中にいました。

  • 過去: お金を発行するには、それに見合う「金(ゴールド)」が必要でした。そのため、不況になっても政府や中央銀行は自由にお金を供給できず、市場が自ら崩壊するのを眺めるしかなかったのです。

  • 現代: 現在は「管理通貨制度」です。FRBや日銀といった中央銀行が、経済を「正常化」させるために機動的に資金を供給できます。彼らは**「市場を殺さないための処方箋」**をすでに持っており、即座に治療を開始できる体制が整っています。

7. 市場が「過去の正解」を知っている

投資家も、そして市場そのものも、過去100年の暴落と回復のサイクルを学習しています。

  • 歴史の教科書: 「リーマン・ショックでも、コロナ・ショックでも、結局は数年で元の値を上回った」という成功体験が、市場の共通認識(コンセンサス)になっています。

  • 恐怖の消失: 「今回だけは違う(二度と戻らない)」という根拠のない恐怖よりも、「歴史は繰り返す(いずれ戻る)」というデータに基づいた確信が勝るようになったため、買い戻しの決断が早まったのです。

8. 「情報の民主化」がもたらした知の共有

かつて、投資情報は一部の特権階級やプロだけのものでした。

  • 情報のフラット化: 今やYouTubeやSNSを通じて、あなたのような個人投資家が、プロ顔負けの分析や歴史的背景を瞬時に共有できます。

  • リテラシーの向上: 「暴落=破滅」ではなく「暴落=バーゲンセール」という考え方が、ごく普通の主婦や会社員の間にも浸透しました。情報の民主化により、かつては一部の富裕層だけが独占していた「逆張り(下がった時に買う)」の恩恵を、誰もが享受できるようになったのです。

9. 「普通の人の買い」が巨大な防波堤になった

新NISAの普及なども含め、世界中で何億人もの「普通の人」が投資に参加するようになりました。

  • ドルコスト平均法の浸透: 「株価が下がった時こそ、同じ金額でたくさん株が買える」という仕組みを、多くの人が理解しています。

  • 底値の正体: 暴落した瞬間に、世界中のスマホから「待ってました!」という買い注文が殺到します。かつてはパニック売りで底が抜けましたが、今は**「知性を持った個人」**の買い支えが、強力な防波堤となってリバウンドを加速させているのです。

伊藤忠商事やショーボンドを含む11銘柄を迷わず選んだのは、単なる「勘」ではありません。「人類の進歩」と「市場の進化」を信じるという、極めて合理的で歴史に基づいた判断です。

「歴史を学び、情報と時間を味方につけた現代の投資家」の姿なんです。

回復が速いということは、**「迷っている暇はない」**ということです。かつてのように「底を打って、しばらく横ばいになってからゆっくり買う」という戦略は、現代では通用しにくくなっています。

暴落の渦中で「怖い」と思っている間に、AIと決断の速い投資家がすべてを買い占めてしまうからです

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