こんにちは!今回は、SBIの米国高配当株式ファンドについて、詳しく解説していきます。
SBIの、米国高配当株式年4回決算型ファンド第4弾で、その名も「SBI・S米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」、通称「S米国高配当株100」。今回のニュースは、このファンドの募集設定が始まるというお知らせになります。
SBI SCHD
2024年9月に楽天が「楽天SCHD」というファンドを立ち上げ、楽天はアメリカの人気高配当ETF「SCHD」と連動したファンドを作りました。「楽天SCHD」は非常に注目を集めましたよね。そして、今回SBIもこれに追随して「SBI版SCHD」を登場させたわけです。
ということで今回は、
- 「そもそもSCHDって何?」
- 「SBI版はおすすめなのか?」
この2つについて、解説していきましょう。
SCHDとは
「SCHD」は、アメリカの高配当株を集めたETFです。
基本情報
- 誕生日:2011年10月20日
→ 2024年現在で13歳!しっかり実績があります。 - 運用コスト:年0.06%
→ めちゃくちゃ安い - 運用総額:約10兆円
→ みんな大好き「オルカン」の2倍以上の規模で超巨大ファンドです。 - 分配金利回り:約3.4%
→ アメリカで最も人気のある高配当株ファンドと言っても過言じゃありません。
どんな企業に投資しているか
- 10年以上連続で配当金を支払っている企業
- 時価総額50億ドル以上(それなりに大きい企業)
- ファンダメンタルズ(利益率・配当利回り・配当成長率など)が優秀な企業
これらの条件を満たす企業の中から、上位100社に厳選して投資しています。
実際のパフォーマンス
- 配当金の推移
→ 2014年から約2.5倍に成長!安定感バツグンの右肩上がり。 - 株価の推移
→ コロナショック時にはへこみましたが、それ以外は安定して伸びてます。
→ 13年で株価は約3.4倍
これぞ高配当株投資の理想形!たこ足配当のゴミファンドとは全然違う、超優良ファンドです。
SBI版「SCHD」
なぜ「楽天SCHD」や「SBI SCHD」が登場したのか
「SCHD」は日本の証券会社では直接買えません。
そこで、楽天とSBIが間接的に投資できるファンドを立ち上げ、楽天SCHDは2024年9月に登場し、今回のSBI SCHDはそのライバル商品です。
どちらを選べばいいのか、ポイントを比較してみましょう
楽天SCHD vs SBI SCHD 比較ポイント
1. コスト
- 楽天SCHD:年率0.192%
- SBI SCHD:年率0.1238%
SBIの方が安い
SBIは楽天へのライバル意識むき出しで、企業努力を感じます。
2. 決算日
- 楽天SCHD:2月・5月・8月・11月の各25日
- SBI SCHD:3月・6月・9月・12月の各19日
つまり、どちらに投資するかで配当金が振り込まれる時期が違います。
3. ポイント付与
- 楽天SCHD:残念ながらポイント対象外
- SBI SCHD:投信マイレージサービスでポイント付与(おそらく年0.022%)
まとめ
- 募集開始日:2024年12月6日(金)
- 運用開始日:2024年12月20日(金)
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
注意点
- 隠れコストや実際の運用状況は始まってみないとわかりません。
- あくまで「高配当株投資」なので、タイミングを見て投資するのが基本です
- 楽天SCHDからSBI SCHDへの乗り換えは、税金(譲渡益課税)も考慮して判断しましょう。
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