NISAのの成長投資枠から積立投資に移し替えられるのか?解説します。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/

NISAのシミュレーター 金融庁HP NISA

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成長投資枠とつみたて投資枠の概要

新NISA制度では、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの枠があります。

つみたて投資枠

  • 年間投資上限: 120万円

  • 対象商品: 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

  • 投資方法: 定期かつ継続的な買付(毎月10万円まで)

成長投資枠

  • 年間投資上限: 240万円

  • 対象商品: 上場株式、投資信託、ETFなど

  • 投資方法: いつでも可能(一括投資も可)

投資戦略の違い

  1. つみたて投資枠:

    • 初心者向け

    • リスクが低め

    • 15年以上の長期的な資産形成に適している

    • S&P500に連動するeMaxis slim SP500や全世界株式に投資するオールカントリーファンドなど

  2. 成長投資枠:

    • より積極的な投資家向け

    • 個別株やETFなども投資可能

    • 大きなリターンを狙える

    • 高配当株投資など

非課税枠と投資期間

  • 両枠合わせて年間最大360万円まで投資可能

  • 非課税保有期間: 無期限

  • 非課税保有限度額: 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)

投資方法の柔軟性

  1. つみたて投資枠:

    • 原則として毎月定額の積立投資

    • ボーナス買付などで年間120万円に近い金額を投資することも可能

  2. 成長投資枠:

    • 一括投資が可能

    • 240万円を一度に投資することができる

注意点

  • つみたて投資枠と成長投資枠は完全に別管理

  • 枠間での資産移動は不可

  • 成長投資枠で購入した商品をつみたて投資枠に変更することはできない

  • 売却して再購入する場合、当年の投資枠は復活しない

結論

初心者の方は、リスクが低めのつみたて投資枠から始めるのがおすすめです。S&P500などの安定した指数に連動する投資信託を選び、毎月10万円ずつ投資することで、長期的に安定した資産形成が期待できます。一方、より積極的な投資を行いたい方や個別株に投資したい方は、成長投資枠を活用することで、より大きなリターンを狙うことができます

成長投資枠から積立投資枠い移動したい

成長投資枠の商品を売却する

  • まず、成長投資枠で購入した商品(個別株やETFなど)を売却します。
  • 注意点として、売却した場合、その年の非課税枠(成長投資枠)は復活しません

つみたて投資枠で新たに購入する

  • 売却後、つみたて投資枠で対象となる商品(例: eMaxis slim S&P500やオールカントリーなどの投資信託)を購入します。
  • つみたて投資枠では、年間上限120万円まで毎月一定額(最大10万円/月)で積立購入が可能です

金融機関で設定を行う

  • 証券会社のマイページなどから「つみたて設定」を行います。
  • ボーナス設定を活用すれば、年間120万円に近い金額を効率的に積み立てることもできます
  1. 非課税枠の復活不可: 成長投資枠で使った非課税枠は売却しても戻らないため、その年の非課税限度額には影響があります
  2. 損益通算ができない: NISA口座内での売却益や損失は通常の課税口座と異なり、損益通算ができませ

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