未来の金(ゴールド)はどうなる
今、金(ゴールド)の値段が歴史上で一番高くなっています(1オンス=約4,700ドル)。
投資家の大人たちは、2つのことを心配しています。
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「科学の力で、金を人工的に作れたら、価値がなくなるんじゃない?」
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「宇宙から大量に金を持って帰ってきたら、価値が下がるんじゃない?」
このレポートでは、この「もしも」の話と、2026年の金の値段がどうなるかを調べました。
理科「人工的に金は作れるの?」
よく「ダイヤモンドは人工で作れるようになったから、金も作れるでしょ?」と言う人がいますが、これは大きな間違いです。
💎 ダイヤモンドと金は「難しさ」が全然ちがう!
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- 人工ダイヤモンド(かんたん):ダイヤモンドは「炭素(たんそ)」という、鉛筆の芯と同じ材料でできています。
これは、**「レゴブロックの組み方を変えるだけ」**のようなものです。熱と力を加えれば、黒い炭をキラキラのダイヤモンドに変えることができます。
- 人工ゴールド(ほぼ無理):金を人工的に作るには、原子(物質の一番小さな粒)そのものを変身させないといけません。これは、**「レゴブロックの形を変える」のではなく、「プラスチックのブロックを金属に変える」**くらい無理難題です。
⚡ もし無理やり作ったらどうなる?
「核融合(かくゆうごう)」という太陽と同じエネルギーを使えば、理論上は作れます。でも、こんな問題があります。
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お金がかかりすぎる: 1万円分の金を作るのに、何億円もの電気代がかかります。
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危険すぎる: 作った金が「放射能(ほうしゃのう)」を持ってしまい、触ると危険な「毒入りの金」になってしまいます。
結論: 科学の力で金が安くなることは、あと数十年はありません。
宇宙科学「火星から金を持ってこれる?」
「宇宙に行けば金がザクザクあるんじゃない?」という話もありますが、これも現実的ではありません。
🪐 火星には金が少ない?
地球で金がたくさん掘れるのは、**「火山活動」や「地面の移動(プレートテクトニクス)」**のおかげで、金が特定の場所に集まっているからです。
火星は地面が動かないので、金がバラバラに散らばったままです。火星で金を探すのは、砂場で砂金を探すより何倍も大変です。
宇宙からの「配送料」が高すぎる!
もし小惑星(宇宙の岩)に金があったとしても、それを地球に持ち帰るにはロケットが必要です。
ロケットは、重いものを運ぶために、その何倍もの燃料が必要です。「1億円の金を運ぶために、10億円のロケット燃料がかかる」ような状態なので、商売になりません。
結論: 宇宙の金は、宇宙船の部品として宇宙で使われます。地球には届きません。
社会「2026年、金の値段はどう動く?」
SF映画のような話ではなく、現実の世界で2026年に金の値段を動かす「5つのアクセル(上がる理由)」と「5つのブレーキ(下がる理由)」を見てみましょう。
📈 値段が上がる「5つのアクセル」
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国がお金を守りたい: 世界中の国(の中央銀行)が、ドルなどの紙幣ではなく、確実な資産である「金」を大量に買っています。
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アメリカの借金問題: アメリカという国の借金が増えすぎて、「ドルを持っていて大丈夫?」と心配した人が金を買います。
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戦争やケンカ: 世界で戦争や争いが起きると、人は「安心できるもの」として金を買いたがります。
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金利(きんり)が下がる: 銀行にお金を預けても利子がつかないなら、「金を持っていたほうがいい」と考える人が増えます。
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大口の投資家が参入: まだ金を持っていない大きな会社や投資家が、「乗り遅れるな!」と買い始めるかもしれません。
📉 値段が下がる「5つのブレーキ」
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高すぎて買えない: インドや中国など、金が大好きな国の人たちが「高すぎる!」と言って買うのをやめたり、持っている金を売ったりします。
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インフレ再燃(さいねん): 物の値段が上がりすぎて、銀行の金利が上がると、金よりも現金のほうが人気になります。
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世界が平和になる: 戦争が終わって世界が仲良くなれば、「怖いから金を買おう」という人が減ります。
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アメリカ経済が絶好調: 「やっぱりアメリカのドルが一番強い!」となれば、金は売られてしまいます。
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株の暴落: もし株が大暴落したら、損をした人が借金を返すために、泣く泣く金を売って現金に変えることがあります。
まとめ
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科学の心配はしなくていい: 人工で作ったり、宇宙から持ってくるのは、コストがかかりすぎて無理です。金の「レア度(希少性)」は守られます。
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これからの値段: 2026年も金は高いままになりそうですが、「戦争のこと」や「アメリカの経済」次第で、もっと上がるか、少し下がるかが決まります。

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