みなさんこんにちは前回の動画で三菱商事の1.2兆円投資がいかに盤石か、というお話をしてきました でも、私の頭の中には一つの疑問が浮かびました『もし、核融合や水素や二酸化炭素のエネルギー、太陽電池といった画期的な次世代エネルギーが明日発明されて、世界中で稼働し始めたら、この1.2兆円のガス田はゴミ同然になってしまうんじゃないか?』と不安になったので、そうなった時の三菱商事の戦略を調べてみました とうことで今日の動画では新しいエネルギーが出てきた時の三菱商事のリスクとリターン、そしてこのガス田の『驚きの第2の人生』について解説します!」「まず、予想期間の話です。結論から言うと、新エネルギーがこのガス田を完全に追い出すには、最低でも20年、おそらく30年以上かかります。その理由は『インフラ』です。例えば、核融合が今日成功したとしても、商用炉を建て、送電網を整え、世界中の家庭や工場に届くようになるまでには、2040年代後半から2050年になると予測されています。三菱商事の回収期間を思い出してください。わずか4〜5年でした。2031年には元が取れているんです。つまり、新エネルギーが普及しきる頃には、三菱商事はとっくに投資額を回収し、数千億円の利益を出し切った後なんです。この『逃げ足の速さ』こそが、今回シェールガスを選んだ最大の理由です。」そして次に投資のリスクとリターンの考え方です。最大のリスクは 新エネルギーの普及よりも、『炭素税(カーボンプライシング)』の急激な導入です。ガスを燃やすコストが上がれば利益が減ります。しかし、ここに大きなリターン(勝ち筋)があります。 新エネルギーの代表格である『再生可能エネルギー(太陽光・風力)』は、天候によって発電量がバラバラです。これを補うために、パッと火をつけてすぐに発電できる『ガス発電』は、実は再エネが増えれば増えるほど、調整役として価値が上がるんです。新エネルギーが普及する過程において、天然ガスは『最もクリーンなバックアップ電源』として、むしろ高値で取引される期間が長く続く。これがプロの読みです。」「そして、ここからが本題です もし20年後、本当に世界が『ガスすら燃やさない』時代になったら、この1.2兆円の資産はどうなるのか?三菱商事には**『プランB』があるんです。それが『ブルー水素』と『CCS』**です。ブルー水素への転換とは 天然ガスから水素を取り出し、燃やしてもCO2が出ないクリーンエネルギーに変えてしまうんです。そしてCCSという(炭素回収・貯留といった ガスを掘り出した後の地下の空洞に、工場から出たCO2をぎゅーっと詰め込んで封印するビジネスをやるんです。実は、今回買ったテキサス州のヘインズビルという場所は、このCO2を埋めるための地質学的な適性が非常に高いんです。つまり、『今はガスを掘ってお金を稼ぎ、将来はCO2を埋めてお金を稼ぐ』。1つの場所で2度おいしい、究極の二毛作戦略なんです!」三菱商事の1.2兆円投資は、単なる『ガスへの賭け』ではありません。短期(5年) で1.2兆円を回収し、三菱重工と共にインフラ需要を総取りする。そして中期(20年)で脱炭素への『橋渡し役』として、世界中のエネルギー不足を救いつつ利益を出し続ける。30年以上という長期で 掘り尽くした後のガス田を『CO2のゴミ箱(CCS施設)』や『水素工場』にアップデートする。これこそが、日本の総合商社が世界から『最強の投資会社』と恐れられる理由なんです。エネルギー革命という大きな変化すら、味方につけて利益に変えていく。この三菱商事のしたたかな戦略を知ると、日本の未来も捨てたもんじゃないなって思えて嬉しくなります。JALのCA時代、三菱商事のお客様はあんまり好きじゃなかったけど、ビジネスと言う視点でみると賢さとしたたかさがあって強い存在ですよね。今日の動画が参考になったという方は、ぜひチャンネル登録と高評価をお願いします!皆さんは、この1.2兆円投資、高いと思いますか?次回は武田薬品のシャイヤー買収で約6兆8,000億円(約620億ドル)投資した件が日本企業による海外企業の買収(M&A)として、現在も過去最高額の案件になった件について、どのくらいで回収できるか武田薬品に投資する投資家目線で解説したいと思います。
三菱商事の未来 新しいエネルギーがでてきたらどうなる?
堅実投資法
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