イソップ童話からわかる「欲が出るとすべてを失う」金の卵を生むガチョウの話

ある村に住む貧乏な農夫に 羽のガチョウが手に入りました そのガチョウは 不思議なことに 金の卵を 毎日つずつ産んだのです

あれ? 金じゃないか? やった! 得したぞ! 得 したぞ! アハハハハ!

貧乏な農夫は 金の卵を売り続けて お金持ちになりました

ガチョウさん、たくさん食べて 毎日金の卵を産んでおくれ

何日かたったある日、お金持ちになった農夫は もっと大金持ちになりたいと欲が出てきました

金の卵を 1日に1個しか産まないのはなぜだ ?それではいつまでたっても大金持ちになれないと思って 欲が出で、もっと一度に たくさんの金の卵を欲しくなってしまったのです

農夫は大金持ちになりたくて 金に目がくらんだのです

そうだ! ガチョウのお腹の中には 金の卵が いっぱい入っているし違いない お腹を開けて金の卵 全部出そう!といって、ガチョウのお腹を開けたんですがお腹の中には 金の卵どころか 何もありませんでした

ああ、 金の卵を 度に手に入れようとしたために、ガチョウが死んでしまった。だから これからは もう1個も金の卵が手に入らないな、といって 農夫は涙を流しながら悔やみました。

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欲を出すと損をする

欲を出すと、すべてを失うってことなんですが、金の卵を生むガチョウが、投資でいうところの高配当株ってことで、今日は高配当株投資のメリット・デメリットをこのイソップ寓話から解説していきます。

高配当株って分散投資するから一つの企業に30万円投資したとして、それが30銘柄以上に分散するってことで、合計で1000円万円のポートフォリオを構築することになります

配当利回りはそれぞれ3% ちょっととすると、年間の配当金が 合計で30万円見込めます

そして毎年得られる30万円の配当金で新たに1社分の株式を買えます。もし30の企業のうち1つがJALみたいに倒産して株式が紙切れになってしまったとしても、その年もらえる配当金の30万円で、別の企業の株を買えるので補充できますってことで、これをガチョウに例えるとどうなるかっていうと ガチョウが痩せてしまった時は、卵を自分で食べて 体型を戻してまた卵が生めるようになるんですね。

イソップ童話ではガチョウは、食べられてしまったんですけど、本来ならば、毎日生んでくれる卵を大切に食べて、つまり高配当株投資でいうところの配当金で生活を豊かにしていくことが大事で、もし暴落が来たり、会社が倒産したって、ガチョウが痩せ細ってしまった場合には、ガチョウに自分の生んだ卵を食べさせて、元に戻すってことで、配当金再投資と同じことになるんです

つまりですね、ガチョウを大切に育てていくことで、卵を毎日生み続けてくれるし、たまに栄養を与えることでガチョウ自身も成長していくことができるんです。栄養っていうのが株が下がっているタイミングで追加投資するってことなんです

ここで注意したいのが個別株投資をするリスクなんですが、それって企業の倒産ってことになりますよね

株券が紙切れになってしまっては元も子もないんで、しっかりと決算書を読み込んで、ROEや自己資本率、営業CFに注視していたら、株権が紙切れになるまで保有し続けるっていう事態にはならないと思うんですけど、何があるのか分からないっていう世の中なんで一応そういうことも想定しとかないといけないんです

で、高配当株投資のリスクはこれから説明するような感じでコントロールができます。まずキャッシュが豊富な財務優良な企業にしか投資しないってことと、30以上の会社に分散投資するってことです 色々な企業に幅広く投資するってことで、リスクを分散できます

潰れにくい会社を選ぶっていうことと 分散投資するっってことで、選定基準は株を買う前にしっかりとやるってことが大事になってきます

長期にわたって安定した高配当が期待でき元本割れのリスクが低いってことが前提で、さらに高配当株投資では、税引き前の配当利回りが3. 75% 以上であり、PBRが高水準ではないこと(1.5以上は割高)なので 目安のレンジは0. 5倍から1. 5倍で、さらに配当の実績が大事で、その継続力があることが大事なんです。長年にわたって高い配当を継続する力があることや 売上高が長期的に右肩あがりであるいうことが大事です

それから売上高営業利益率が10%で 高収益企業であるということや1株あたり純利益及び1株あたり純資産が長期的に上昇しているのも見ます。 そして自己資本比率ができれば50% 以上で、 借金付けになってないってことや流動比率が200% 以上で 総資産に占める現金等の割合が高く長期的に右肩あがりであるってことを見ていきます。

数値はあくまで目安で、もし配当金が減配になった時っていうのは卵の大きさが変わってしまうってことで、それは仕方ないのですが、会社が潰れるリスクっていうのは、上の条件でかなり避けることはできます

ただこの配当金つまり卵の大きさが変わってしまう っていうのはちょっとなかなかね読み切れないところがあって難しいんです

でも逆にいうと卵が大きくなるっていうチャンスもあるんです。 配当金が増配されるっていうチャンスは多いので 厳選した30から50名柄ぐらいの投資とかであれば これはうまいこと平準化されていきます

1銘柄100万円で30銘柄持ったとします。とそうすると3000万円です。30銘柄を均等額でポートフォリオを組むと、3000万円のポートフォリオが組めるので、年間配当金が100万円〜120万円得られます。これって月にすると8万円から10万円の配当金が出るので、かなり楽になれますよね。だからポートフォリオ全体からの配当金に占める1銘柄からの配当金は 2%から4% ぐらいに収まるように分散させるとリスクはかなり減らせます

集中投資はしないことが大事で安定したポートフォリオを組んでいこうってことで、もし今、23歳で入社した人が毎年100万円をコツコツと30年間積み立てれば、23歳から53歳までの30年間で累計でどれぐらいの配当金って手に入るかというと、1400万円手に入るんです。

これは複利は使ってないんです。配当金を再投資しないでもコツコツ100万円を積み立てていっただけで30年後にはね元本3000万円と配当1400万円が手に入るんです。これって元本が下がってるって可能性もあるんですが、配当金には影響が少ないんで将来が計算しやすいんです、逆にいうと元本が成長して4000万円になっているって可能性もあるんです

この卵を自分で食べずに新しくどんどんガチョウを大きくしていくってこともできて、配当金を再投資するってことなんですが 元本プラス配当で4900円万円を手に入ると卵を食べていった場合と比較して約500万円の差がつくんです。

この配当金もね再投資した方が複利で増えるじゃないかって思う時もあるんですが、税金や手数料を払うってことで、インデックス投資のように、資産の最大化はできないんです

しかも高配当株投資で選ぶ企業は安定した成長しきっている企業が多いので、私みたいに先が短いかもしれんって病気になっていたり、コンビニ食たべて生活習慣を変えられないって人は今の生活を充実させるってことに使ったほうがいいじゃないかなと思っているんです。心の安定が得られるし、月10万円の不労所得が毎月入ってくる経済的余裕で幸福感が増します。

だから、若い人は未来の自分のためにインデックス投資をすればいいけれど、私のように先が長いか短いかわからん病人だったりすると 今の人生を楽しく生きるってことも大事なんじゃないかって思います。

だからやはりお金を貯める目的っていうものをはっきりとさせておかないと、ただなんとなく老後が不安だからといって貯金をしていては、もったいないので、自分がどんな生き方をしたいとか、どんな死に方をしたいみたいな価値観って大事になってくるとおもうんです。やっぱり人間って一人で死んでいくわけだから、それまでの自分の人生を幸せにできるのは自分しかいないと思っているんです。誰かに頼って裏切られたり、誰かにお金を預けて騙されたりしないためにも、自分の人生の羅針盤をしっかりと定めていきましょう

正解はないってことなだと思っています。

暴落したらどうするんだっていう人がいると思うんですけど、高配当株投資って暴落しても何も起きないんです

なぜなら配当金が目的なので、株は売らないので、株価を気にする必要はないんです。もしいつか売るんだったら元本が2倍なってるとか、3倍になっている時に売ればいいんであって、ずーっと売らないので株価が上がっても下がっても関係ないわけです。

で、面白いのが、暴落してる時ってと 配当利回り7% とか8% の銘柄がゴロゴロ出てくるんです。コロナショックの時とかもそうでしたが、株価が暴落してる時っていうのは配当利回り高くなるんで、そこが買い時っていうのが訪れるんで、ポートフォリオが生み出す配当金でコツコツ買い増せばいいと思います。

大切なのは連続で30年40年と増配してる企業は信頼できるし、人と一緒で約束を守るとか時間を守る人ってそれだけで信頼できると思うんです。

セクターを分散させることが大事で1つの業種に20% 以上投資するのはリスクが高いので例えば全体に占める割合がタバコ銘柄が 40%で通信株が 30%とかってリスクが大きいので、どちらかが景気が悪い時にもらえる配当金の総額も下がってしまうんです。

だから1セクターで20% 以上占めないようにすることと、個別銘の業種間の相関性が低ければ低いほどいいってことで、IT系が多いなら、逆に食品銘柄を増やそうみたいなバランス感覚が大事になってきます

そこで考えられるのが米国のETFだと思うんです。バランス感覚に優れていて、分散が効いているので、素晴らしい投資先なんですが、米国株100% 投資だと、いくら配当で毎月10円出たとしても為替のリスクがあるので、20% 円高に傾むくと配当金も20% 減ってしまうので 外国税もかかってさらに日本の配当の税金ってのは20%もかかるので、100円配当金がでても日本だったら80円が手元に入るんですが(NISAなら非課税なので全額自分のもの)米国株の場合、二重課税になるので、何もしなかったら28%の税金が配当に対して取られちゃうんで、72円になってしまうんです。

外国税額控除は、その企業の

外国税額控除で取り戻せるんですけど、これも所得がなかったら取り戻せないんです。だから高配当株投資において米国株を買う時は、日本とアメリカで半々くらいに分散するってことが必要になります。

 

 

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