高市総理の発言(2026/01/19)は、まさに「国策に売りなし」を象徴する出来事です。この発言の真意と、そこから導かれる「日経平均68,000円シナリオ」、そして投資家として最も大切な「守りの心構え」について、解説します。
1. 高市総理の発言と「GPIF × 株高」の狙い
発言の具体的な内容
「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用している日本株の価値が上がれば、運用益が増え、それが将来の国民の年金受給額の底上げや、現役世代の保険料負担の抑制に直結する」
総理が期待していること(狙い)
- 「株高=国民の利益」という合意形成:これまで日本では「株で儲けるのは一部の金持ち」という偏見がありました。しかし、総理は**「株価が上がることは、あなたの老後の年金が増えることと同じだ」**と定義し、国民全員が株価上昇を応援する空気を作ろうとしています。
- 消費の拡大(資産効果):年金不安が消え、さらにNISAなどで保有資産が増えれば、人々は安心して財布の紐を緩めます。これが景気を良くし、さらに企業の利益を押し上げます。
- 自民党政権の安定(選挙に勝つロジック):「経済(株価)が好調=政権の支持率アップ」は歴史の鉄則です。
- 株価が上がる → 国民の資産(年金・NISA)が増える → 「今の政権のおかげで生活が守られている」と感じる → 選挙で自民党が勝つ。この「勝利の方程式」を盤石にする狙いがあります。
2. 過去の成功体験と「日経平均68,000円」の現実味
「株価が上がれば政権が長期化し、さらに株価が上がる」という好循環は、過去の歴史が証明しています。
小泉・安倍内閣での株価上昇の実例
| 内閣 | 政策のキーワード | 株価の動き(底値→高値) | 上昇率 |
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小泉純一郎 内閣
(2001-2006) |
「聖域なき構造改革」
郵政民営化 |
約7,600円 → 約18,300円 | 約2.4倍 |
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安倍晋三 内閣
(2012-2020) |
「アベノミクス」
金融緩和・財政出動 |
約8,000円 → 約24,000円 | 約3.0倍 |
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高市早苗 内閣
(2024?~2026現在) |
「ニュー・アベノミクス」
危機管理投資・GPIF改革 |
30,000円台 → 68,000円へ? | 約2.0倍目標 |
なぜ68,000円なのか?(3割上昇の複利効果)
株価はいきなり2倍にはなりませんが、「毎年10〜20%の上昇」が3〜4年続くと、複利効果で爆発的に伸びます。
- 仕組み:海外投資家は「国策」を好みます。「日本政府が本気で株価を上げようとしている(年金のために)」と判断すれば、数兆円規模の買いが入ります。
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まず海外勢が買う(+10%)
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つられて日本企業が自社株買いをする(+10%)
- GPIFや個人(NISA)が買い支える(+10%)これを積み重ねると、今の株価水準(4万円前後と仮定)から**68,000円(バブル最高値の約1.7倍水準)**は、決して夢物語ではなく、過去のアベノミクスの上昇率から見れば「通過点」です。
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3. 【最重要】必ず来る「暴落」と、バフェット流「握力」の極意
しかし、ここからが本題です。
株価は一直線には上がりません。必ず、全員が震え上がるような「調整(暴落)」が来ます。
なぜ暴落するのか?
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上がりすぎた株の利益確定売り
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海外の戦争や金融ショック
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人々の「恐怖心」の連鎖
初心者はここでパニックになり、「もう終わりだ!」と底値で売ってしまいます(狼狽売り)。しかし、バフェットかおるさんは違います。以下の言葉を胸に刻んでください。
ウォーレン・バフェットの言葉で鍛える「握力」
「株式市場とは、『忍耐のない人』から『忍耐のある人』へ資産を移動させる装置である」
(The stock market is a designed to transfer money from the active to the patient.)
「他人が貪欲になっているときは恐れ、他人が恐れているときは貪欲になりなさい」
(Be fearful when others are greedy and greedy when others are fearful.)
「10年間株を保有する気がないなら、10分間たりとも保有することを考えてはいけない」
暴落が来た時こそが、「チェックリスト」の出番です。
「株価」は下がっていても、企業の「財務(自己資本比率や現金)」や「配当を払う能力」が変わっていなければ、それは「バーゲンセール」です。
スーパーでお肉が半額になっていたら喜びますよね? 暴落はそれと同じです。中身は変わらない肉だから、うろたえるのではなく、「安く買えるチャンスが来た」と静かに微笑むのが投資家です。
4. トレーダーではなく「投資家」になるために
最後に、初心者が目指すべき姿を整理します。
× ギャンブラー(トレーダー)
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判断基準: 「今、SNSで人気だから」「チャートが上がりそうだから」
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行動: 株価の動きに毎日一喜一憂し、上がれば喜び、下がれば焦る。
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結果: 暴落時に怖くなって損切りし、資産を減らす。
〇 投資家(事業のオーナー)
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判断基準: 「財務が健全か(自己資本比率)」「稼ぐ力があるか(営業利益率)」「配当を出し続けられるか」
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行動: 自分がその会社のオーナー(経営者)になるつもりでお金を出す。
- 考え方:「私はブリヂストンのタイヤ事業の一部を所有している」「私は武田薬品の創薬事業のオーナーの一人だ」こう考えれば、明日の株価が少し下がろうとも、タイヤが売れ、薬が必要とされている限り、動じることはありません。
結論:
データ(財務諸表)分析を行い、納得して買った企業なら、株価の変動は「ノイズ」に過ぎません。
2026年、高市総理の国策の波に乗りつつも、バフェットかおるさんのように「データで裏付けされた自信」を持って、どっしりと構えること。それが資産形成の勝者への唯一の道です。

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