皆さま、こんにちは。元JALの客室乗務員、福永かおるです。
今回は、私の古巣でもあるJALが全面的にバックアップしている、鹿児島大学のパイロット養成プログラムについてご紹介します。
私がJALで勤務していた頃、パイロットと客室乗務員はまさに「翼の両輪」。
その両輪がしっかりとかみ合うことで、お客さまの安全で快適な空の旅が叶うのだと実感していました。だからこそ、未来のパイロットを育てる取り組みには心から関心を持っています。
地域に根ざしたパイロット養成校、それが鹿児島大学
JALと日本エアコミューター(JAC)、そして鹿児島大学が連携してスタートしたのが、「地域に密着したパイロット人材の創出」を目指すプロジェクト。
その中核を担うのが【鹿児島大学】です。
鹿児島といえば、豊かな自然と多くの離島がある地域。このエリアを結ぶ地域航空の存在は欠かせません。そのため、地域に貢献する志の高いパイロットを育成することはとても大切な使命なのです。
実践型インターン「SKYCAMP」とは
そんな中で注目されているのが、鹿児島大学が実施するインターンプログラム【SKYCAMP】。
これが、本当に素晴らしい取り組みなんです。
SKYCAMPの特徴
- 約2週間の共同生活
参加学生たちは、寝食を共にしながら仲間との絆を深めつつ、座学やシミュレーター訓練に挑みます。まさに、航空業界における「チームワーク」を学ぶ絶好の機会 - 実機でのフライト訓練
最終的には実際に飛行機を操縦する訓練まで行われます。ここまで実践的な内容は珍しいんです。 - 地域航空・離島振興への理解を深める
「単に飛ぶ」だけじゃなく、「なぜ飛ぶのか?」という目的をしっかり理解できるプログラムになっています。 - 条件付き内定のチャンス
適性が認められた学生2名は、日本エアコミューター(JAC)の条件付き内定者に選ばれ、その後の訓練も受けることが可能 - 訓練に必要な資金は全面サポート
経済的な負担を軽減するため、鹿児島大学・JAC・JALの3者がしっかりと支援。志があれば誰でも挑戦できる体制が整っています。
鹿児島の空を守る、未来の翼
私たち客室乗務員は、いつもコックピットのパイロットたちに安心と信頼を寄せてフライトを共にしてきました。
この「SKYCAMP」で育つパイロットの卵たちは、鹿児島の空、そして日本の空を守る頼もしい存在になることでしょう。
鹿児島の地域航空は、観光はもちろん、離島で暮らす方々にとって「生活の足」。
JALとJAC、そして鹿児島大学が手を取り合い、地域に根ざしたパイロットを育てる姿は、まさに日本の空の未来を明るく照らしています。
最後に
もし、航空業界やパイロットに興味のある方がいれば、この【SKYCAMP】は本当に素晴らしいチャンスだと思います。
私も元CAとして、空の仲間が増えるのはとても嬉しいです!
空に憧れる皆さん、ぜひ鹿児島の地で夢への第一歩を踏み出してみてください✨
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