【朗報】証券口座乗っ取り被害に対する補償制度と自己防衛策

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朗報!証券口座乗っ取り被害、ついに補償される

2025年5月2日、ついに朗報が届きました。証券口座が不正アクセスで乗っ取られた場合の被害に対して、大手証券10社が補償を行うことを表明しました。これまでは各社の約款で「補償しない」と明記されていたため、被害者は泣き寝入りするしかなかった状況が一変します。

補償対象となる証券会社(10社)

– SBI証券
– 楽天証券
– マネックス証券
– 松井証券
– 三菱UFJ系2社
– 野村證券
– 大和証券
– SMBC日興証券
– みずほ証券

これらの証券会社は、日本証券業協会と共同で、口座乗っ取りによる不正取引の損失に対して補償する方針を決定しました。

補償を受けるための条件と自己防衛策

補償を受けるためには、いくつかの条件があります。各社が独自に判断しますが、以下の要素が考慮される見込みです

1. 多要素認証の設定状況:二段階認証を設定していたかどうか
2. 通報の迅速さ:不正に気づいたらすぐに証券会社や警察に連絡したか
3. セキュリティ対策:適切なセキュリティ対策を行っていたか

今すぐできる自己防衛策

これからの時代、自分の資産を守るためには、金融知識だけでなくネットセキュリティの知識も必要です。

1. 多要素認証の設定(最優先)

各証券会社のサイトで二段階認証やスマホアプリ認証を設定しましょう。これだけで不正アクセスのリスクを大幅に減らせます。

2. 強固なパスワード管理

– 各サイトで異なるパスワードを使用する
– パスワード管理ツールの利用を検討
– 定期的にパスワードを変更する

3. 定期的な口座確認

週に1回は必ず口座状況を確認し、不審な取引がないかチェックしましょう。

4. フィッシング詐欺に注意

– 証券会社からのメールと思われるものでもURLをむやみにクリックしない
– 公式アプリや直接URLを入力してアクセスする習慣をつける
– 不審なメールは証券会社に確認する

5. デバイスのセキュリティ対策

– OSやブラウザを最新の状態に保つ
– 不審なサイトへのアクセスを避ける

被害が急増している現状

証券口座乗っ取り被害は急増しています。金融庁の報告によると
– 2025年2月:33件
– 2025年3月:685件
– 2025年4月(前半のみ):736件

被害総額は954億円、被害件数は1,454件(4月16日時点)に達しています。著名投資家のテスタ氏も被害に遭いました。

安心して投資を続けるために

今回の補償制度の確立は、「貯蓄から投資へ」という流れを止めないための重要な一歩です。しかし、最終的に自分の資産を守るのは自分自身です。証券会社による補償は安心材料ですが、自己防衛策をしっかり実践することが最も重要です。

金融リテラシーとデジタルリテラシーを高め、安全に資産形成を続けていきましょう。補償があるから安心というだけでなく、「自分の資産は自分で守る」という意識を持ちましょう。

詳細な補償制度については、5月2日午後に日本証券業協会から発表される予定です。最新情報をチェックしてください。

 

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