「1株から株が買える」と聞いて投資を始めたものの、いざ買おうとすると「リアルタイム」や「寄り付き」といった言葉が出てきて迷ったことはありませんか?実は、この選択一つで「実質的な手数料」が変わってきます。今回は、投資初心者の方が必ず知っておきたい**「コストの正体」**について、分かりやすく解説します。
1. 寄り付き(よりつき)とは?
「みんなが決めた、朝一番の公的な値段」です。
- 仕組み: 証券取引所(東証)が朝9時に開いた瞬間に、世界中の投資家の注文が合致して決まる「最初の価格」のことです。
- コスト: 楽天証券はこの価格に何も上乗せしません。市場で決まったそのままの価格で取引されるため、スプレッド(実質的な手数料)は0円になります。
- デメリット: 前の日の夜に予約しても、翌朝9時にならないといくらで買えるか正確には分かりません。
2. スプレッド(Spread)とは?
「今すぐ取引するための、証券会社への特急料金」です。
- 仕組み: 「リアルタイム取引」をする際に、市場の価格に楽天証券が0.22%分をこっそり上乗せした価格のことです。あなたが買う時は少し高く、売る時は少し安くなります。
- コスト: 例えば株価5,000円なら11円、5万円なら110円が、取引のたびに「見えないコスト」として引かれます。
- メリット: 画面に映っている「今の値段」で、その瞬間に取引を成立させることができます。
どっちがいいの?
結論から言うと、あなたの投資スタイルによって使い分けるのが正解です。
- 「少しでも安く、コストを0にしたい」 なら → 寄り付き
- 「数円の差より、今この瞬間のチャンスを逃したくない」 なら → スプレッド(リアルタイム)
最後に:資産形成の本質とは
ここで最も大切なのは、**「0.22%の差(スプレッド)を気にして投資を先延ばしにするくらいなら、スプレッドを払ってでも今すぐ優良企業の株主になるべき」**という考え方です。
11円や110円のコストを気にして数日悩み、その間に株価が数%上がってしまうことの方が、長期的な資産形成には大きな痛手となります。
大切なのは「手数料の安さ」よりも、「信頼できる素晴らしい企業のオーナーになること」。この本質を忘れずに、賢く投資を続けていきましょう!

コメント