※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
結論から書きます。偽サイトを「見て」見分けようとするのは、もうやめました。私がいまやっているのは、自分でブックマークした入口と公式アプリからしか入らない、という1点です。この記事はもともと2025年3月に、URLの文字列や鍵マークの見方を書いたものでした。その後に公表された手口を読んで、当時の書き方では足りないと分かったので、直したところをはっきり書き残しておきます。見た目で見分ける方法は、相手が本物の画面をそのまま見せてくる手口には効きません。
筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の金融商品、特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。本記事は2026年10月時点のものです。画面やアドレスの表記、認証の仕組みは変わりますので、最新の内容は必ず楽天証券の公式サイトでご確認ください。
2025年3月に私が書いた見分け方と、いま直したいところ
1年半前のこの記事で、私は5つの見分け方を書いていました。URLの末尾を確認する、鍵マークを確認する、ブックマークから入る、ログイン画面のデザインを確認する、メールの差出人を確認する。
このうち、いま読み返して「これは危ない書き方だった」と思うのが3つあります。
1つめは鍵マークです。当時は「鍵マークがあれば安心」と読める書き方をしていました。これは違います。偽サイトも鍵マークを出せます。
2つめはログイン画面のデザインです。「いつもと違う見た目なら怪しい」と書きましたが、本物の画面をそのまま横流しして見せてくる手口では、見た目はいつもどおりになります。
3つめはメールの差出人です。差出人のアドレスは偽装できます。差出人を見て判断するという書き方はやめました。
残った2つ、つまりブックマークから入ることと公式アプリから入ることが、いちばん効きます。これは手口が新しくなっても変わりません。
鍵マークがあっても、偽サイトのことがあります
ブラウザのアドレス欄に出る鍵マークは、「通信が暗号化されている」ことを示すものです。「このサイトの運営者が本物である」ことを示すものではありません。無料で証明書を取れるようになったので、詐欺のためのサイトでも鍵マークは普通に表示されます。
楽天証券の公式サイトには、証明書の中身を確かめる手順が載っています。鍵マークやブラウザのアイコンをクリックして証明書を開き、発行先が楽天証券株式会社になっているかを見る、という手順です。これは意味のある確認です。ただ私は、自分がログインしようとしている場面で毎回これをやり切れるかというと、正直に言って怪しいと思いました。だから確認手順として覚えるより、入口を固定するほうを選びました。
公式サイトのアドレスの考え方(2026年10月時点)
楽天証券の公式サイトには、アドレス欄の確認について次のように書かれています。公式のページは rakuten-sec.co.jp の形、取引ツールのマーケットスピードと iSPEED はそれぞれ marketspeed.jp と ispeed.jp の形、そして楽天グループのほかのサービスにつながるページでは rakuten.co.jp や rakuten-bank.co.jp が使われることもある、という説明です。
私がここで言いたいのは、覚えるべきアドレスが1つではないということです。だから「このアドレスなら本物」という覚え方は、そもそも難しい。似た文字を混ぜた偽のアドレスは、焦っているときに見分けられる自信がありません。
加えて、アドレスの表記は会社の都合で変わります。この記事に書いた形も2026年10月時点のものです。ですから私は、アドレスを暗記するのではなく、前に自分で確かめて登録したブックマークと公式アプリを入口にしています。これなら、相手がどんなアドレスを使ってきても関係ありません。
多要素認証を入れていても突破される手口があります
当時の記事では「二段階認証を設定しておけば不正ログインを防げる」と書いていました。ここも直します。
楽天証券は2026年10月時点で、リアルタイムフィッシングという手口への注意喚起を出しています。同社の説明では、利用者が入力した認証情報をその場で盗み取り、すぐに本物のサイトへ不正にログインすることで多要素認証を突破する手口です。偽のページが本物とのあいだに入り、本物から出てきた追加認証をそのまま利用者に見せ、入力された答えを本物へ流します。
つまり、ワンタイムパスワードでも追加認証でも、偽のページに入力してしまえばその場で使われます。多要素認証は入れるべきものですが、「入れたから大丈夫」ではありませんでした。
そのうえで、日本証券業協会と金融庁は、フィッシングに強い認証方式であるパスキーが提供されたら速やかに切り替えるよう呼びかけています。パスキーは、そのサイトでしか使えない鍵を端末の中に持つ仕組みなので、偽サイトに入力させるという手口が成り立ちにくくなります。楽天証券の公式サイトにもパスキーでログインする案内が出ています。私は使える口座から順に切り替えました。
楽天証券の公式案内で確認できた「本物はこうしない」
見た目で判断するのは難しいと書きましたが、公式が「自社はこうしない」と明言している動作は、判断の材料になります。2026年10月時点で楽天証券の公式サイトから確認できたのは次の2つです。
1つめ。楽天証券が顧客にメールでパスワードや暗証番号、個人情報を尋ねて入力を求めることはない、と明記されています。
2つめ。ログインIDとパスワードを入れた直後に取引暗証番号の入力を求めることはない、と明記されています。取引暗証番号を聞かれるのは注文や変更のときだ、という説明です。ログイン直後に暗証番号を求められたら、そこで手を止める。これは覚えやすいので、私は夫にもこれだけ伝えました。
もうひとつ、知っておくと落ち着ける仕組みがあります。パソコンのウェブからログインすると、直近2週間に楽天証券から送られたメールの送信履歴を確認できます。手元に届いたメールが本物かどうか迷ったときは、リンクを踏まずに、ブックマークから入って履歴を見ればよい、ということです。ただし問い合わせへの返信や入金エラーの通知はこの履歴に含まれないとされています。
私が実際にやっている入り方
難しいことはしていません。手口が変わっても影響を受けないものだけを残しました。
| やっていること | なぜそうしているか |
|---|---|
| 公式サイトをブックマークして、そこからだけ入る | 日本証券業協会も、公式サイトをあらかじめブックマークし、メールやSMSのリンクからはログインしないよう求めています |
| スマートフォンは公式アプリからだけ入る | アプリは入口が固定されているので、偽のページに連れていかれません |
| お知らせや注意喚起も、ブックマークか公式アプリで読む | 偽のお知らせが送られてくるため、通知の内容そのものを公式の場所で確かめるよう案内されています |
| パスキーが使えるなら切り替える | 偽サイトに入力させる手口が成り立ちにくくなります |
| 入出金と約定の通知を入れる | 金融庁が通知サービスの有効化を案内しています。早く気づければ止められる範囲が広がります |
| パスワードを口座ごとに変える | 使い回さないよう両方の注意喚起が求めています |
私は50代で投資を始めて、ウォーレン・バフェットのやり方を真似しています。良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない。口座の入り方も同じでした。わからない入口からは入らない。それだけです。
情報を入れてしまったと気づいたときの手順
ここは落ち着いて動けるように、2026年10月時点で確認できたものだけ書きます。
楽天証券の案内では、まず取引やサービスの一時的な利用停止を行い、そのうえでパスワードと取引暗証番号を変更するよう書かれています。取引・ログイン・出金の制限については、自動音声の電話で24時間受け付けられるという説明も出ています。あわせてログイン追加認証サービスの設定も案内されています。電話番号と受付の方法は変わりますので、ブックマークから公式サイトに入って確認するのが確実です。
警察にも相談できます。警察庁のサイトには、緊急ではない相談の窓口として警察相談専用電話の#9110が載っています。事件や事故の緊急の通報は110番です。日本証券業協会も、見慣れないログインや取引、出金に気づいたら、証券会社への確認とあわせて警察へ相談するよう書いています。
金融庁の金融サービス利用者相談室も公表されています。金融庁のページには0570-016811、平日10時から17時までと記載されています。
最後に。不安を大きくしたくないので書いておきます。1年半前よりも、各社の認証ははっきり強くなりました。私はいま、自分の口座について過度に心配はしていません。入口を固定して、通知を入れて、あとは会社を見ることに時間を使っています。
あわせて読みたい関連記事
- 暴落の翌日に私が売買しない理由|信用取引と追証の仕組みを50代が整理しました
- 金利が上がると株は下がる?株高・円安・金利高が続くと50代の私が見ている理由
- 新NISAのお手本|イギリスISAとアメリカ401kの公式統計を私が調べ直した記録
偽サイトに入らないために私が最初にしたこと【PR】
※このセクションには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。当ブログ経由でお申し込みいただいても、あなたの費用が増えることはありません。
私が最初にしたのは、使っている口座の公式サイトをブックマークし直して、そこからしか入らないと決めることでした。参考までに、私が実際に使っているのは次の2社です。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る
・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
▶ 楽天証券のNISAページを見る
※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru
無料でお配りしているもの
高配当株で資産づくりを始めるなら、この4つが近道です。
- 【完全無料公開】高配当株・銘柄選びチェックリスト ― 会社選びの基準を1枚に整理しました。
- 【無料配布】高配当株ポートフォリオ管理シート ― 保有株と配当金を「見える化」して、続けられるようにするシートです。
- 【無料】高配当株 配当管理シート(CSV対応) ― SBI証券のCSVを読み込んで、配当金をまとめられるシートです。
- 私の保有している会社の一覧 ― 私が実際に持っている会社と、取得単価・評価損益を公開しています。
それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


コメント