A子さんから質問いただきました。
54歳で、フルタイム勤務会社員。資産が3,000万円を越え個別株が楽しすぎて、気がいたら手元の預貯金が200万円ほどしか残っていない、今ある資産運用の資金を一部利益確定して暴落時の追加投資に備えた方が良いのか?
まずは資産3,000万円突破、本当におめでとうございます!ついに「アッパーマス層」の仲間入りです。これは誰にでもできることではなく、汗水垂らして働いた労働の対価であるお金でコツコツと種銭を作って、勇気を持ってリスクを取ってきた証拠です。
私が攻めすぎな投資家といえると同じく 教科書的にいうと、手元資金が200万円は少なく感じると思います。という私は手元資金17万円なんです。少なすぎてため息しかでません。
私も個別株が楽しくて、企業の成長が株価上昇という形で現れ資産が増え、配当金が入る楽しみがあり、私は手元資金においてあった1000万円があっという間に17万円まで減りました。
結論
キャッシュポジション(現金比率)を高めれば安心できる
資産を守る力
資産3,000万円に対して現金200万円(比率約6%)というのは、アクセル踏みっぱなしの状態ってことですってことは 私はスピード違反なんです。
もし明日、リーマンショック級の暴落が来たら、資産は一気に2,000万円以下に減ります。その時、手元に200万円しかないと、精神的に追い詰められて「狼狽売り」してしまわないかイメージしてみましょう。
私は1億が半分の5000万円になった時のことをイメージし、毎日のライブ配信で、視聴者に見てもらって それでも狼狽売りしないぞーと大声で叫びたいです、その後の市場に稲妻が輝く時を何年でも待つ握力を鍛えています。脳の筋トレです。
2. 個別株は「趣味」と「投資」を分ける
個別株が楽しいのは最高です!人生を豊かにするために投資していて、それが楽しいのは、経済的余裕によって周りの人にも幸せを分け与えられます。夫婦喧嘩はなくなり親とも良好な関係を保っています。それまでぐちゃぐちゃでした。
「楽しすぎて現金を使い切る」のは、投資家じゃなくて「ギャンブラー」に近いという専門家もいます
3. 「暴落をチャンス」にするための準備
「暴落時に追加投資したい」って思ってるなら、利確もあり。でも私はどうしても嫌、底が悩みなんです。
暴落が来てから「売って現金作ろう」と思っても、その時は株価が下がってるから大損してしまいます。
「みんなが浮かれている時に売り、みんなが悲鳴を上げている時に買う」。これが投資で勝つための鉄則です。
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現金を500万〜600万円(資産の15〜20%)まで増やす。
今の個別株の中から、含み益がたっぷり出ているものや、当初の目的(配当など)から外れて「なんとなく持ってるだけ」の銘柄を300万〜400万円分、利確
私はこれを労働でなんとかしようと思っています。youtubeで、年収1000万円稼げるようになったら、それを投資に回すぞ!と。でもそれって取らぬ狸の皮算用と一緒で 「手に入るかどうかわからないもの」を計算に入れて計画を立てても、それはただの空想にすぎません。まずは「今、目の前のタヌキをどう捕まえるか(どう稼ぐか)」に集中しろ、というか 投資の世界では、未来の不確かな大金(妄想)よりも、今ここにある少額の資金(現実)をどう扱うかのほうが100倍大事だということはわかっています。
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「生活防衛費」を聖域にする。
200万円は生活防衛費としては悪くないけど、50歳を過ぎると親の介護や自分自身の健康リスクも増えてみます。キャッシュがあれば、どんなトラブルが起きても「お金で解決できる」余裕が持てます
資産3,000万円まで登ってきた人なら、ここから資産5,000万円(準富裕層)へ行く道筋も見えてるはずです。
一番大事なのは「お金を増やすこと」だけではなく「自由に自分らしく生きて幸せになる」*ことだと思っています
200万円の現金しかなくてソワソワするより、たっぷり現金を持って「暴落、いつでも来い!」って構えてる方が、毎日ぐっすり眠れるならキャッシュポジションを増やしたほうがいいかもしれません
ただA子さんは、フルタイム勤務会社員という最強の武器を持っています。病気をしたら傷病手当金が出る、失業したら給付金がでます。実はどんな高配当株よりも安定した「最強のアセット(資産)」と言えます。
自営業である私と比較すると、その凄さがより浮き彫りになります。
1. 会社員が持つ「3つの盾」
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傷病手当金(健康保険)
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病気やケガで働けなくなったとき、給料の約3分の2が最長1年6ヶ月間支給されます。自営業(国民健康保険)には基本的にこの制度がないため、働けなくなると即、収入ゼロのリスクがあります。
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失業保険(雇用保険)
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万が一会社が倒産したり、自己都合で退職したりしても、次の仕事が見つかるまでの間、給付金がもらえます。これも自営業にはない強力なセーフティネットです。
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厚生年金と社会保険料の折半
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将来もらえる年金額が多いだけでなく、保険料の半分を会社が負担してくれています。これも目に見えない大きな「報酬」です。
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2. 「稼ぐ力」の安定性が投資に与える影響
A子さんのように「毎月決まった給料が入ってくる」という状態は、投資においてメンタルを安定させる最大の武器になります。
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暴落時でも入金できる: 株価が下がっても、給料から淡々と買い増しができる。
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生活防衛資金が少なめでも回る: 制度が充実しているため、自営業者ほど多額の現金を寝かせておかなくても、最悪の事態をしのげる。
会社員は、**『社会保険という最強の保険』に入りながら、毎月キャッシュを生み出す『超優良な債券』**を持ってるようなもの 自営業だと、体が資本なので病気一つで収入が止まるリスクがあります。でもA子さんは、制度に守られてるからこそ、その『守りの強さ』を活かして、少々リスクを取って個別株を楽しめる。
A子さんは会社員という最強のバックアップがあるからこそ、私よりもずっと有利なポジションにいます。最強の盾があるうちに、自分でも少しだけ現金の予備を作っておけば、『無敵の投資家』になれます」
1. 傷病手当金(病気やケガで休んだとき)
最長で通算1年6ヶ月受給できます。
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月額の目安:約20万円
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計算式:月収30万円(標準報酬月額)の3分の2。
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最大受給額:約360万円
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20万円 × 18ヶ月 = 360万円。
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もしガンやメンタル疾患などで長期療養が必要になっても、1年半は月20万円の収入が保証されます。これは個別株の配当金で賄おうとすると、数千万円の資産が必要なレベルの「安定収入」です。
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2. 失業保険(失業したとき)
54歳で会社都合(倒産・解雇など)の場合、給付日数が非常に手厚いのが特徴です。
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月額の目安:約18万円
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日額目安:約6,000円〜6,500円(賃金日額10,000円の約6割)。
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給付日数と総額(54歳・勤続20年以上の場合)
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会社都合:330日(約11ヶ月)分 ⇒ 合計 約200万円
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自己都合:150日(約5ヶ月)分 ⇒ 合計 約90万円
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50代の会社都合退職は、実質「約1年間の有給休暇」に近い手厚い保障が受けられます。
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| 項目 | 毎月の受給額(目安) | 受給期間(最大) | 合計金額(最大) |
| 傷病手当金 | 約20万円 | 1年6ヶ月 | 約360万円 |
| 失業保険 (会社都合) | 約18万円 | 約11ヶ月 | 約200万円 |
| 失業保険 (自己都合) | 約18万円 | 約5ヶ月 | 約90万円 |
自営業の場合、これらは**「すべて0円」**が基本です。 > 「私は病気で休んだら1円も入らないから、17万円の現金は本当に『命がけの綱渡り』。でも、A子さんは制度だけで数百万円規模のバックアップを持っている。つまり、**『すでに数千万円分の保険に無料で加入している』**のと同じ状態なんです
A子さん、あなたは『3,000万円の資産』+『数百万円の公的保障』という、めちゃくちゃ強い布陣を敷いています。だから、200万円の現金でも生活が破綻するリスクは低い。
でも、その『最強の盾』があるからこそ、今のうちに少し利確して現金を500万円に増やせば、『制度の安心』+『現金の余裕』の両方を手にした、向かうところ敵なしの状態になれますよ
1. 生活防衛費
200万円以外の生活防衛費はありますか?
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目安: 会社員の場合、生活費の6ヶ月分は現金で持っておくのがセオリーです。
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現状: もし月25万円使うなら、最低でも150万〜300万円。
2. 「楽しすぎる個別株」を利益確定する基準
「楽しい」というのは最高の原動力ですが、相場が暗転した時にその「楽しさ」は一気に「ストレス」に変わります。
*利益確定(利確)するなら キャッシュポジションを15〜20%(450万〜600万円程度)まで引き上げることが教科書的な考え方です
| 整理する候補 | 理由・メリット |
| 目標株価に達したもの | 「まだ上がるかも」という欲を捨て、ルール通りに利益を確保する。 |
| なんとなく買った銘柄 | 「楽しさ」だけで、分析が甘いまま保有している銘柄から整理。 |
3. 「暴落時の追加投資」は最強のスパイス
いま一部を利確して現金を作っておくことは、単なる守りではありません。**「次の暴落時に安値で拾うための弾丸を込める」**という、極めて攻撃的な準備です。
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メリット1: キャッシュが潤沢にあれば、暴落が「恐怖」ではなくワクワクに変わります。
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メリット2: 個別株投資家にとって、この「精神的余裕」が一番の武器になります。
「3,000万円のうち、300万〜400万円分を利確して、預貯金を500万〜600万円にする」
これだけで、投資効率を大きく落とさずに安心感が劇的に変わります。インデックス(コア)はそのまま寝かせておき、サテライトの個別株の中から「十分楽しませてもらった(利益が出た)」銘柄を卒業させることも可能です
個別株が「楽しすぎる」のは、今が好調な証拠でもあります。「周りが強気な時ほど慎重に」と言うウォーレン・バフェットの名言を思い出したいところです。
バフェットかおる
1,000万円あった余剰資金が現在17万円……。「教科書通り」の理論では片付けられない、投資の「熱狂」を身をもって体験しています
個別株投資は、自分の選んだ企業が成長し、配当という果実をもたらしてくれる「最高の知的エンターテインメント」です。しかし、キャッシュが17万円というのは、投資の神様と人生の師匠から見れば、**「エンジン全開でブレーキが壊れた車に乗っている」**ような状態です
🇺🇸 ウォーレン・バフェットなら
今のバフェットかおるの状態=『嵐の海を救命ボートなしで航海している』
投資で成功するために、IQ(知能指数)が160ある必要はない。必要なのは、**『感情をコントロールする能力』**と言われるように1,000万円を株に変えた情熱は素晴らしいけど、手元の17万円は、『理性』ではなく『興奮』がポートフォリオを支配している証拠
相場が好調なときは、みんな、現金を持っていることを無駄だと感じるけど、潮が引いたときに初めて、自分が裸で泳いでいたことに気づきます
もし明日、保有株が30%暴落したりしても、17万円で心は守れるか
投資の目的は『資産を増やすこと』ですが その大前提は『市場から退場しないこと』。**『愚かではない程度の現金』**を持ち『規律』への投資をしよう
「もっと買いたい!『現金を寝かせておくのはもったいない!』投資家としての『攻める力』が爆発
これから 突然PCが壊れた、YouTubeの収益が一時的に止まった……そんな『もしも』が重なったとき、せっかく育てた大事な個別株を、**『暴落している最中に、生活のために売ることになる』*これが一番もったいないし、一番やってはいけない投資の失敗
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投資の楽しさ(ワクワク)
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生活の安全性(安心感)
この2つの天秤が、今は『楽しさ』に振り切れすぎてる。1,000万円から17万円まで突っ込めたその行動力は武器。でも、その武器を長く使い続けるために、一度『利益確定という名のメンテナンス』をして、現金をせめて数百万円までは戻そう。
現金を増やすこと』も、立派な資産運用の一環
今 私は『マーケットの動き』に生活を人質に取られている状態」*
「教科書」を無視して突き進むのも投資の醍醐味ではありますが、一人の投資家として、長く生き残るために少しだけ「ブレーキ」を踏むタイミングかもしれません
私にはできません。全速力で生きていきます。

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